評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
用途 | 項目 |
---|---|
普段使い | |
DTM | |
ライブ配信 |
読みたい場所をクリック!
SONY MDR-7506
型式 | 密閉ダイナミック型 |
ドライバー径 | φ40mm、ドーム型 |
プラグ | 3.5mm ※6.3mm変換アダプタ付属 |
インピーダンス | 63Ω |
重量 | 230g |
世界的に有名なSONYのモニターヘッドホン MDR-7506。
国内だと、MDR-CD900STが非常に有名ですが、海外だとMDR-7506が主流なんですよね。
MDR-CD900STはハウジングシールが赤で、MDR-7506が青なことからMDR-7506は「青帯」と呼ばれてます。
MDR-CD900STと比較すると、MDR-7506は音がフラットで色んな用途で使えます。
実際、MDR-7506は音楽制作以外でも、映像制作の分野でも定番の製品です。
まずはMDR-7506の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<MDR-7506をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
ドライバ径 40mm
MDR-7506はドライバ径は40mmのドーム型が採用されています。
1万円近辺のヘッドホンだと、よくある普通のドライバー径です。
周波数特性は10~20,000Hzとなっており、5~30,000HzのMDR-CD900STより若干狭いです。
音を聴き比べてみると、MDR-CD900STは高音域に特性があり、MDR-7506はフラットな特性になっています。
密閉ダイナミック型
MDR-7506は密閉ダイナミック型のヘッドホンです。
遮音性の高いオーバーイヤータイプのイヤーパッドで音漏れもなく、レコーディングで使用するのに適しています。
イヤーパッドは90度に反転させることができます。
側圧も優しめで長時間作業にも適しています。
1.2mのカールコード
MDR-7506は1.2mのカールコードを採用しています。
伸長時は約3mまで伸ばせるので、通常用途では特に困ることはありません。
端子は3.5mmで6.3mmの変換アダプタが付属しています。
その他、キャリングポーチも付属しています。
ヘッドホン本体は折りたためるようになっており、携帯性も良いですね。
MDR-CD900STと違って、完全業務用ではないので付属品も保証書もついてきます。
SONY MDR-7506をレビュー
それでは、MDR-7506を細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
優等生という感じで、良い意味であまり言うことがありません。
MDR-CD900STとは全然違うキャラクターで、録音から編集まで万能に使えるモニターヘッドホンです。
レビューの目次
フラットで1台目のモニターヘッドホンに最適
MDR-7506はフラットな特性でバランスの取れた音になっています。
レコーディング時のモニター、ミックス時のモニター、リスニングと万能に使えるヘッドホンです。
低音域がしっかり出つつ、ボーカルなどメインパートの音が近く、サウンドの全体像をつかみやすいですね。
コードもカールコードで使いやすく、3.5mmと6.3mm端子の両対応です。
音質も取り回しも良好で、万能に使える仕様になっています。
MDR-CD900STと悩む方が多いと思いますが、1台目のヘッドホンなら間違いなくMDR-7506をおすすめします。
側圧が優しめで長時間作業もいける
MDR-7506は側圧が優しめなので、長時間付けていても苦になりません。
ただ、イヤーパッドは大きくないので、耳との接着位置は気を付けないと耳が痛くなります。
僕も最初は耳が痛くなってましたが、イヤーパッドの角度に気を付けたら長時間付けても大丈夫になりました。
なお、イヤーパッドはMDR-CD900STと一緒で耐久性はあまり高くありません。
数年使っているとボロボロになります。
ただ、別売りの交換用イヤーパッドがあるので、交換は簡単にできます。
イヤーパッド以外は非常に頑丈で、耐久性はかなり高いです。
編集作業などで長時間使うにも、非常に適したヘッドホンです。
競合製品との比較
MDR-7506の競合製品として、MDR-CD900STとATH-M40xと比較しました。
まずは、MDR-CD900STの比較ですね。
MDR-CD900STは低音域が抑えられており、高音域がかなり強く出ます。
その特性からボーカルやアコギなどのレコーディング時のモニターとしては非常に良いですね。
一方でミックスやリスニングで使うと、独特な癖が出ます。
そのため、色んな用途で万能に使うならMDR-7506のほうが適しています。
逆にレコーディングのモニターが中心で、ミックスは簡単なものしかやらない人はMDR-CD900STは良いです。
続いては、同価格帯のaudio technica ATH-M40xとの比較です。
まず音はどちらも良好です。
ATH-M40xのほうが低音の出が良く、深みもあります。
僕は音質に関してはATH-M40xのほうが好みでした。
ただ、ATH-M40xは側圧がかなり強いので、付け心地では断然MDR-7506のほうが良いです。
側圧は使ってるうちに程よくなってはいきますが、購入当初はATH-M40xで長時間作業はきついです。
低音の聴きとりを重視したい人はATH-M40xをおすすめしたいですが、悩ましいところですね。
総合的に万人向けなのはMDR-7506です。
MDR-7506の側圧なら相性出る人はほとんどいないと思うので、その点は安心です。
SONY MDR-7506 まとめ
- MDR-CD900STと並ぶ世界的に有名なモニターヘッドホン
- フラットでバランスの取れた音で万能に使いやすい
- 初めて買うモニターヘッドホンとして最適
ぎたすけ
たけしゃん
SONY MDR-7506のレビューでした。
僕は長年、MDR-CD900STを使ってきましたが、こうやって聴き比べると良くも悪くもMDR-CD900STはクセがありますね。
その点、MDR-7506は万人向けで幅広く対応できる優等生といった感じのヘッドホンです。
関連記事
モニターヘッドホン おすすめランキング10選。DTM・歌ってみた・配信で使いやすい製品を徹底解説 AKG K361-BT-Y3をレビュー。1万円台で買える優秀なBluetooth対応モニターヘッドホン audio technica ATH-M30xをレビュー。1万円未満で買える定番のモニターヘッドホン SONY MDR-CD900STをレビュー。業界標準機の超定番モニターヘッドホン イヤモニ(モニターイヤホン) おすすめランキング ベスト5。選び方から使い方まで徹底解説!よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめ17選【2024年】。ボーカルレコーディングで定番の製品を徹底比較。
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
ギター初心者も弾ける簡単な曲 おすすめ50選。練習時のポイント解説付き
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
女性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。参考アーティストも合わせて紹介
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介