audio technica ATH-M40xをレビュー。フラットな特性で正確にモニタリングできるヘッドホン

audio technica ATH-M40x

評価:4

ぎたすけ

ATH-M40xか。見た目からして良さげなヘッドホンだな

たけしゃん

1.1万円くらいで買えるんだけど、音質・品質共に業務用でガンガン使えるクオリティだね
補足

レビューのためにメーカー様よりデモ機をお借りしました

ATH-M40xの評価
音質
 (4.5)
付け心地
 (3)
コスパ(11,500円程度)
 (4)
総合評価
 (4)
メリット
デメリット
  • フラットで音のバランスが良い
  • 低音~高音までクリアに出力
  • ケーブル着脱可能
  • イヤーパッドの可動域が広い
  • 側圧がかなり強い(使いこむと程々になる)
用途 項目

普段使い
低音から高音まで
非常にクリア
マイクを設置しているスタジオ
DTM
フラットで
モニター用途に最適
ライブ配信している人のイラスト
ライブ配信
フラットで
モニター用途に最適
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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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audio technica ATH-M40x

audio technica ATH-M40xの側面
型式密閉ダイナミック型
ドライバー径φ40mm
CCAWボイスコイル
プラグ3.5mm
※6.3mm変換アダプタ付属
インピーダンス35Ω
重量240g
公式サイト

audio technicaのモニターヘッドホン ATH-M40x

Mシリーズの中堅モデルですね。実売価格で11,500円程度と価格的にも手が出しやすい製品です。

audio technicaのモニターヘッドホン

製品audio technica ATH-M20x
ATH-M20x
audio technica ATH-M30x
ATH-M30x
audio technica ATH-M40x
ATH-M40x
audio technica ATH-M50x
ATH-M50x
audio technica ATH-M60x
ATH-M60x
audio technica ATH-M70x
ATH-M70x
audio technica ATH-R70x
ATH-R70x
タイプ密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型オープンバック
ダイナミック型
ドライバー径φ40mmφ40mmφ40mmφ45mmφ45mmφ45mmφ45mm
インピーダンス47Ω47Ω35Ω38Ω38Ω35Ω470Ω
重量190g220g240g285g220g280g210g
実売価格約5,800円 約8,800円 約11,500円 約19,000円約23,000円約32,000円約35,000円

1つ下のATH-M30xから、音質・機能面共にグッとグレードアップしています。

audio technica ATH-M40x

使ってみた所感としては音質はフラットでモニターヘッドホンとしては素晴らしいですね。

ただ、新品の時点では側圧がかなり強いので、使いこんで、程よい強さに調整されるまで長時間作業は辛いです。

それではATM-M40xの製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<ATM-M40xをレビュー>を参照ください。

製品仕様の目次

φ40mmCCAWボイスコイルドライバー

audio technica ATH-M40x

ATH-M40xはドライバー径 φ40mmのCCAWボイスコイルドライバーが採用されています。

高級ヘッドホンでよく見るドライバーです。

ATH-M20x、ATH-M30xも同じドライバーですが、ATH-M40xは下位モデルよりは出音に迫力があってバランスも非常に良いです。

なお、上位モデルのATH-M50xからはドライバ径がφ45mmになります。

audio technica ATH-M50x
ATH-M50x

やはり、ATH-M50xは情報量や解像度がワンランク上がります。

ただ、価格もATH-M40xが11,500円程度で、ATM-M50xは19,000円程度と差があります。

予算1万円で考えると、ATH-M40xの音質は非常に魅力的です。

密閉ダイナミック型

audio technica ATH-M40x 正面

ATH-M40xは密閉ダイナミック型のヘッドホンです。

遮音性の高い楕円形のイヤーパッドで音漏れもなく、レコーディングで使用するのに適しています。

イヤーパッドは90度に反転させることが可能です。

audio technica ATH-M40x付属のイヤーパッド

また、ATH-M40xからはイヤーパッドが前にも15度回転します。

ATH-M40xのイヤーパッドを横回転させた

ATH-M30xに比べると可動域が広く、自由度が高いです。

ケーブル着脱可能

audio technica ATH-M40xの側面

ATH-M40xはケーブルが着脱可能になっています。

付属のケーブルは1.2mのカールコードと3mストレートコードの2種類です。

audio technica ATH-M40x付属のケーブル
1.2mカールコード
audio technica ATH-M40x付属のケーブル2
3mのストレートコード

ケーブルはどちらも3.5mm端子で、6.3mm変換アダプタが付属しています。

また、ポーチも付属しています。

audio technica ATH-M40x付属のポーチ

ヘッドホン本体は小さく折りたためて、ケーブルも外せるので携帯も非常に楽です。

audio technica ATH-M40xを折りたたんだ

やはり、ケーブルを取り外せると何かと楽ですね。

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audio technica ATH-M40xをレビュー

audio technica ATH-M40xの上部
ATH-M40xの評価
音質
 (4.5)
付け心地
 (3)
コスパ(11,500円程度)
 (4)
総合評価
 (4)

それでは、ATH-M40xを細かくレビューしていきます。

はじめに箇条書きでメリット・デメリットをまとめたものがこちら。

メリット
デメリット
  • フラットで音のバランスが良い
  • 低音~高音までクリアに出力
  • ケーブル着脱可能
  • イヤーパッドの可動域が広い
  • 側圧がかなり強い(使いこむと程々になる)

側圧が強い以外はデメリットはないですね。

音質はモニターとしてはもちろん、普通にリスニング用として使っても良い感じです。

側圧は使ってれば、ある程度はほどよくなっていくので、それまでどうするかですね。

レビューの目次

フラットで音のバランスはすごくよい

audio technica ATH-M40x

ATH-M40xで色んな曲や音を聞いてみました。

フラットで音のバランスは非常に良いです。また、ATH-M30xと比べて音の迫力がありますね。

1万円未満のヘッドホンと比べても、音の解像度はグッと良くなります。

レコーディングで使っても、ドラム・ベースの音が聴きやすくて歌いやすいですね。

audio technica ATH-M40x

録音やミックスで使うモニターヘッドホンとしての完成度はかなり高いです。

フラットで音の味付けはないですが、リスニング用で使っても良い感じですね。

iPhone 13

各帯域のバランスが良いので、どのジャンルでも安心して聴けます。

ドンシャリ系に飽きてる人には非常に良いヘッドホンです。

新品時は側圧が強い

audio technica ATH-M40x 正面

ATH-M40xは側圧がかなり強いです。着けた時に両耳に圧迫感を感じます。

使っていく中で側圧は程よくなっていきますが、購入初期は長時間作業は辛いですね。

サブのヘッドホンを用意するとか、小まめに休憩するなどの工夫が必要です。

なお、サイズ自体は可変できる範囲が広めなので、頭が大きくても大丈夫です。

audio technica ATH-M40xのサイズ調整部分

僕は頭大きめですが、ATM-M40xは余裕がありました。

競合製品との比較

製品audio technica ATH-M30x
ATH-M40x
SONY MDR-7506
MDR-7506
AKG K-271MKII
K271 MKII
メーカーaudio technicaSONYAKG
ドライバ径φ40mmφ40mmφ40mm
インピーダンス35Ω63Ω55Ω
特性フラットフラットフラット
ケーブル着脱不可
実売価格約11,500円約10,980円 約14,600円
ECサイト公式サイト
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
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サウンドハウス

ATH-M40xと比較したのはSONY MDR-7506AKG K271 MKIIです。

どれもモニターヘッドホンとしては有名で定評のある製品ですね。

聴き比べてみると、どれもフラットで大きな違いはありません。

モニターヘッドホンとしては、どれ買っても間違いないです。

SONY MDR-7506
SONY MDR-7506
AKG K-271MKII
AKG K271 MKII

その中でATH-M40xが他2機種より低音が前に出てます。

モニターの音でベースやKickの聴きとりやすさを重視するなら、ATH-M40xが一番ですね。

また、機能面でやや違いがあります。

ATH-M40xとAKG K271 MKIIはケーブル着脱可能で、MDR-7506は着脱不可です。

audio technica ATH-M40xの側面

そして、イヤーパッドの回転角度が下記のように違います。

製品回転角度
ATH-M40x90度反転
前に15度回転
MDR-750690度反転
K271 MKII上に15度回転

ATH-M40xが自由度は一番高いです。

audio technica ATH-M40x付属のイヤーパッド
90度反転
ATH-M40xのイヤーパッドを横回転させた
前に15度回転

あとは側圧ですね。

ATH-M40xは強めで代わりにフィット感は一番あります。

対して、MDR-7506K271 MKIIはフィット感は劣りますが、その分側圧も弱めで負担は少ないです。

どれを買っても間違いない3機種ですが、ATH-M40xは低音の聴きとりを重視したい人が一番向いてますね。

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audio technica ATH-M40x まとめ

audio technica ATH-M40xの上部
  • 1万円前半で買えるaudio technicaの人気ヘッドホン
  • 低音に存在感がありつつ、フラットで音のバランスが良い
  • 側圧が強いので購入初期は長時間作業はやや辛いかも

ぎたすけ

1万円超えてくると、本格的なヘッドホンが増えるんだな

たけしゃん

そうだね。音の質感とかバランス面ではATH-M40xはすごく良いと思ったね

audio technica ATH-M40xのレビューでした。

音質はすごく良くて、使いやすいモニターヘッドホンだなと感じました。

モニターヘッドホンは1万円近辺の選択肢が多いですが、フラットでバランスの取れた製品を探している人にはおすすめです。

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