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K.Yairi Nocturne（ヤイリ ノクターン）
岐阜県で30人程度の職人が手作業中心でギターを作り上げている、K.Yairi（ヤイリギター）。
そのK.Yairi（ヤイリギター）が贈る、本格派ミニギターがNocturne（ノクターン）です。
ミニギターらしい低音が薄めな軽い鳴りですが、中高音はしっかりと響き、伸びのある音になっています。
ソロギターで使用される方が多いのですが、シンガーソングライターでも山崎ハコさん、森山直太朗さん、藤井フミヤさんが使用されています。
Nocturne（ノクターン）のボディサイズ
- 全長 900mm
- スケール長 570mm
- ボディ幅 300mm
- ナット幅 43mm
正にミニギターサイズですね。
通常のギターより一回り小さくなっています。
ナット幅は43mmなので、ネックの太さは通常のギターと同じです。
握った感触も普通のギターと変わらなかったので、違和感なくプレイできます。
また、0フレットが付いています。
0フレットをつけると弦高を低くしやすく、音のチューニングが狂いにくくなる効果があると言われています。
弦高を低くしやすいのはソロギターをやる方などには嬉しい点ですね。
Nocturne（ノクターン）の木材
- トップ：ソリッド・スプルース単板
- サイド&バック：ソリッド・マホガニー単板
- ネック：マホガニー
- 指板・ブリッジ：ローズウッド
オール単板で高級ギターと同じ仕様ですね。
K.Yairiなので、使っている木材の質も良いです。
ミニギターでオール単板ってなかなかないんですよね。
定番のリトルマーチンもベイビーテイラーもサイド＆バックは合板ですし、圧縮材やラミネーターとかですからね。
材質的には他のミニギターと比べて、Nocturne（ノクターン）はワンランク上ですね。
ただ、ミニギターでそこまでのクオリティ求める層がどれだけいるのか…？ってところもあります。
今後、ライブ配信が更に普及してギターに携帯性を求める時代になれば需要は上がるかもしれません。
Nocturne（ノクターン）のカラーバリエーション
レギュラーラインナップはナチュラルカラーとアンバーナチュラルカラーの2種類。
アンバーナチュラルは少し茶色が強くなった色み。
ちなみにレギュラーラインナップではないものの、色んなカラーやデザインの限定版のNocturne（ノクターン）が存在するようです。
K.Yairiの工場に併設されている、ショールームに行ったらカラフルなNocturne（ノクターン）が複数本ありました。
もし、少し変わったカラーや形状のNocturne（ノクターン）が欲しい方は新宿ロックインなど、K.Yairiの品揃えが良い店を回ると置いてあるかもしれません。
僕はナチュラルカラーが良いですね。
変わったホール位置がすでに目を引くので、カラーは大人しいほうがバランスよく感じます。
K.Yairiは永久保証
K.Yairiの販売したギターの保証については永久保証が採用されています。
永久保証といっても、製品の不良以外は有償なのですが有償修理も良心的なことで有名なメーカーです。
Nocturne（ノクターン）はミニギターにしては造りが非常にしっかりしており、その分も価格も高め（8万円程度）。
買ったからには長い期間、使うギターになるのでサポートがしっかりしているのはうれしいですね。
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K.Yairi Nocturne（ヤイリ ノクターン）の相場価格
- 新品…8万円程度
- 中古…6万円程度
Nocturne（ノクターン）は中古でも、あまり値段が下がりません。
更に中古だと永久保証対象外になるので、新品で買うことを強くおすすめします。
2万円で永久保証を捨てるのはデメリットが大きすぎますね。
Nocturne（ヤイリ ノクターン）買取 相場価格
- 良品（ちょい傷程度）…1.5万円程度
- 並品（汚れ・傷あり）…1.2万円程度
Nocturne（ノクターン）は販売価格に対して、買取価格はかなり安めです。
永久保証の件もあって、需要があまりないのが正直なところでしょう。
Nocturne（ノクターン）はサブギターで重宝することもあって、買替時も役に立つのが強みでもありますしね。
…といっても家で眠らせている人は、1万円ちょいは見込めるので無料買取査定に出してみてはいかがでしょうか。
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K.Yairi Nocturne（ヤイリ ノクターン）のレビュー
たけしゃん
それでは、Nocturne（ノクターン）のレビューへいきましょう。
総括すると「ミニギターをメインにする人向けのギター」です。
もちろん、自宅作業用のギターなどでも活用できますが、素晴らしい品質なので作業用ギターとして買うのはもったいないレベルです。
また、鳴り自体は低音が薄いので軽い感じのアコギの音が欲しいときに使えます。
ギターの音質や造りの良さはミニギタートップレベルのクオリティであることは間違いないです。
ただ、8万円出してミニギターを買おうとするユーザー層は少ないだろうなぁ…とニッチなギターであることを感じます。
音質は低音薄めで軽い音
ボディが小さいため、音量や低音の迫力は薄くてシャカシャカと軽めな音です。
ストロークで鳴らすと、スッキリとした音質なのでドライブに合うような軽快な曲とは相性が良いです。
逆にかき鳴らして低音を響かせるようなプレイには向きません。
アルペジオや単音ピッキングは音の伸びや響きもクッキリと輪郭がでるので、普通のギターに負けない戦力になります。
なので、フィンガースタイル中心のプレイヤーの方が相性が良いです。
スリーフィンガーとかはばっちり合います。
音のレスポンスは良好
マホガニーボディなのもあり、音のレスポンスは良いです。
指で弾くと、すぐに音が返ってくる感じです。
細かいフレーズやアルペジオパターンでも反応よく、歯切れも良いので弾いていて気持ちいいです。
僕はサブギターとしてリトルマーチンを使っていますが、Nocturne（ノクターン）のほうがレスポンスの良さや高音の伸びはワンランク上ですね。
チューニングが安定している
全体的に造りがしっかりしています。さすがK.Yairi。
ヤイリショールームに置いてあるギターは初めからチューニングされた状態で置かれています。
その状態で何本かNocturne（ノクターン）を試してみましたが、チューニングが派手に狂ったギターはありませんでした。
オクターブチューニングもしっかり合っています。
チューニングが不安定なイメージがあるミニギターの中でも安心して使えるギターです。
弾きやすさは普通
僕が試した時に置いてあったNocturne（ノクターン）は弦高は全て平均的な高さでした。
ネックの太さも43mmと普通のギターと同じなので、弾きやすさについては普通のギターという感じでした。
ネックも握った時に感触も良く、フレットのどの位置でも押弦しやすいセッティングです。
普通サイズのギターと持ち替えても何も違和感ないですね。
弦高は低くできそうなので、低め希望の方は購入時に調節してもらうと良いかもしれませんね。
質は良いが価格も高いため、ニッチなギター
Nocturne（ノクターン）は実売価格で8万円程度します。
物は良いので、このくらいの価格でも納得なんですけど買う層があまりいなそうなのが残念です。
ミニギターってギターを軽くやってみたいライト層、もしくは自宅作業用や外出用のサブで使うヘビーユーザー層が多いです。
…となると8万円もする質の良いミニギターって需要ないんですよね。
…といっても、エド・シーランの影響でミニギターをメインにする人は確実に増えています。
YouTuberでも撮影するのに便利なサイズ感なので、ミニギターをメインにしている人は多いですしね。
ミニギターにしては価格高めですが、品質は素晴らしいので活用できる場面が多い方にはおすすめできるギターです。
K.Yairi Nocturne（ヤイリ ノクターン）まとめ
- ギターの音質・造りはミニギタートップレベルの高品質
- 8万円程度するが、質も良くメーカーサポートもしっかりしているため長い期間使えるギター
- ミニギターをメインギターと考えている人に合っている
ぎたすけ
たけしゃん
K.Yairi Nocturne（ノクターン）の解説でした！
レギュラーラインナップのカラーバリエーションを再掲します。
ノクターンのカラー
Nocturne（ノクターン）を何本も触って感じましたが、K.Yairiってやっぱり良いメーカーですねぇ。
どのギターも良品質で安定しています。
Nocturne（ノクターン）自体はニッチな需要になっていますが、ドンピシャで欲しいユーザーも少ないながらいるわけで…。
こういったギターを販売してくれることもありがたいですからね。
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