ぎたすけ
たけしゃん
男性シンガーソングライター 解説シリーズ ハナレグミさん編です!
男性アーティスト解説 まとめ記事
男性シンガーソングライター おすすめアコギアーティストの楽曲と弾き語りスタイルを解説飛ばし読みガイド
ハナレグミ
- 1974年生まれ
- 2002年10月デビュー
- SUPER BUTTER DOG(2008年解散)のボーカル
アコースティックサウンドに調和した楽曲を自然体で歌うシンガーソングライター。
元々、音楽専門学校在学時に結成されたバンド「SUPER BUTTER DOG」のボーカルとして1997年にデビュー。
コミュニケーション・ブレイクダンス/SUPER BUTTER DOG(YouTube)
SUPER BUTTER DOGはファンクバンド。元メンバーにはレキシの池田さん(キーボード)がいます。
グルーブ感があって、最高にカッコイイ。僕の周りのバンドマンでも好きな人多かったですね。
バンド活動を休止し、2002年からはハナレグミ名義でソロ活動を開始。
バンド時代からのファンクな楽曲もありつつ、ゆったりとしたアコースティックサウンドな作品が中心となる。
1~2年に一度、コンスタントにアルバムを出しています。
色んなアーティストと共作したり、カバーアルバムを出したりと取り組みも多種多様で面白いです。
キリンジやRAD WIMPSなど、誰かと共作している楽曲を永積さんが歌うと、共作者の色と永積さんの温かいボーカルが混ざって何とも味のある色が出る。
同様にカバーも独特の味が出ていた絶品。
カバーアルバム「だれそかれそ」は選曲もよく、おすすめの名盤。
影響を受けたアーティストはMichael Jacksonやフィッシュマンズなどが挙げられます。
他にもピチカート・ファイヴ やフリッパーズギターなど、いわゆる渋谷系を通ってきたとインタビューで答えていました。
アルバム「What are you looking」を発売するくらいの時期(2014~2015年)はシカゴブルースを聴き漁っていたそうで、多様なジャンルをインプットに楽曲を制作していることがわかります。
楽曲
サヨナラCOLOR/SUPER BUTTER DOG(YouTube)
代表曲はSUPER BUTTER DOG時代ですが「サヨナラCOLOR」。
ハナレグミ時代だと「家族の風景」「光と影」あたり。
素朴な日常を描いた楽曲を永積さんの温かいボーカルが包むように歌う。楽曲と歌が一体化して魅力を生み出しています。
バラードが多いイメージですが、アルバムを聴くとバンド時代を思い出すファンキーな楽曲など様々なものがあります。
そんなわけでアルバムはランダム再生ではなく通しで聴くのがおすすめ。
色んな曲調の楽曲を配置してあり、曲順や曲調を一枚通して俯瞰して見ると勉強になります。
アルバム
ハナレグミの使用ギター、使用アイテム
使用ギター
- K.Yairi WY-1
- K.Yairi DY-200E
いそうでいないK.Yairiユーザー。他にもK.Yairi製のガットギターも使用されています。
「WY-1はネックが細く、手が小さい自分にはちょうどよい」と本人談。
また、「家族の風景(7カポ)」をはじめ高めのカポ設定が多いので、カッタウェイは重要とのことでWY-1をメインとしているようです。
DY-200Eはドレッドノート型でパワフルなのがウリ。
WY-1はレギュラーチューニング、DY-200Eはオープンチューニングでダンサブルナンバーをかき鳴らす…という使い分けをされているそうです。
エレキギター
- Fender ストラトキャスター
- Mark Lacey IMPERIA
- Gibson L5
他にもGUILD SAVOY 1954sやGibson レスポールなど、たくさんのエレキギター所有されています。
ダンスナンバーでのカッティングギターだったり、セミアコだったり。
アルバムを聴いているとライブでもアコギよりエレキの方が登場シーン多そうな気がします。
カポタスト
目視で頑張って確認した感じはこの2本っぽいように見えます。
Kyserはガットギター用みたいですね。
アコギはPaigeっぽいカポを使用されています。
ちなみに秦基博さんもPaigeっぽいカポを使用されています。意外と人気なカポタスト。
Paige PC-6
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ライブ映像より、マイクスタンドに挿してあるのはティアドロップ型のピック。厚さ不明。
ティアドロップ型だとMED当たりの厚さを使っているんじゃないかなぁ。
チューナー
遠くに白くて大きめのクリップ型チューナーをつけているギターが見えた…。
白くて大きめのクリップ型チューナと言えば…ということで tc electronic PolyTuneと予想。
高橋優さんも使っており、全弦一気にチューニング確認できるのが特徴。
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弾き語り難易度は歌もギターも普通。
ダンサブル・ファンクナンバーはやや難しいものの、代表曲は歌・ギター共にシンプルそのもの。
初心者でもチャレンジしやすい難易度です。
といっても、本人同様のクオリティを目指すとなると途端に難しい。
永積さんの演奏も雰囲気やオーラが重要になるタイプなので、シンプルがゆえに難しいパターンです。
また、永積さんはライブの雰囲気に合わせて歌とギターをセットで溜めたり、クイ気味な演奏をしたり同じ人間が歌って弾いているメリットを最大限に活かしています。
弾き語りでやる意味を考える時に非常に参考になるプレイをしてくれます。
ギター
歌の雰囲気づくりに徹するギター伴奏。
シンプルで難易度は高くありません。
楽曲全体の流れを理解して、歌の雰囲気を際立たせるように丁寧なプレイを心がけましょう。
楽しい曲はギターも楽しく伸び伸びとストロークしてかき鳴らす。
しっとりとしたバラード曲は優しくなでるようにアルペジオを鳴らす。
ハナレグミをカバーする際は丸い音でのアルペジオが合います。
爪より指の肉で弾いたほうが良いです。ベースラインはくっきりしてても良いので親指だけ爪を伸ばすのはあり。
親指の爪だけ伸ばすのがギター弾き語りに最適。メリットや爪を伸ばすポイントを解説ボーカル
最高音はF~G。大半の曲が高くてもE~Fで収まりますのでキーの心配はなし。
ダンサブル・ファンクの楽曲はグルーブ感を出すのにリズムや強拍・弱拍のメリハリなど気を付けることが多いので難しめ。
しっとり系の楽曲はメロディもシンプルで難しいところはない。
しかし、ノッペリして聴き手が飽きてしまいがち。
1曲通したストーリー展開を作って、飽きないような工夫をしましょう。
表現力アップ!曲のストーリーを意識すると感動させられる弾き語りになる本人演奏のようにあえてリズムをもたつかせたり、前のめりにしてみたり。
思い切ってブレイクさせてみたり…と変化をつけて聴き手を惹きつけるのも有効。
ただし、変化をつける前段階で演者の世界観に聴き手を引き込んでないと効果が薄いのでストーリーをちゃんと作り込んだ上で実行しましょう。
おすすめのギタースコア
おすすめのギタースコアは「ハナレグミ BEST SELECTION」です。
代表曲である「サヨナラCOLOR」「家族の風景」「音タイム」などが全18曲が掲載されています。
また、全曲に対してご本人からの一言アドバイスがあります。
終わりに
ぎたすけ
たけしゃん
ハナレグミの解説記事でした!
この方はライブが素晴らしい。
音源も良いけど、ライブを生で見てほしいですね。
ちょこちょこ色んな地域を周っているみたいなので、近くに来るタイミングを見逃さないようにしましょう。
参考 Live infoハナレグミ Official website歌とギターの融合する強みを知りたい人は是非、ハナレグミの弾き語りをたくさん聴いてみましょう!
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