ぎたすけ
たけしゃん
ライブでも繊細な音を出せるから、使ってる人増えてるよね
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audio technica AT2010
![audio technica AT2010](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_1.webp)
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 40Hz – 20kHz |
最大SPL | 136dB S.P.L. |
SN比(1kHz at 1Pa) | 71dB以上 |
重量 | 233g |
audio technicaのコンデンサーマイク ATシリーズの下位モデルAT2010。
AT20シリーズで唯一のハンドヘルド型のコンデンサーマイクです。
ハンドヘルド型コンデンサーマイクはステージでも使えるようにハンドリングノイズやハウリング対策を施したマイクのこと。
ライブステージではダイナミックマイクが一般的ですが、繊細な音を拾うにはコンデンサーマイクを使いたいところ。
その間を取ったマイクがハンドヘルド型コンデンサーマイクです。
![マイクの使いわけ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2018/11/mic-use-min-1.webp)
最近はスタジオライブとかで、プロが使っているのよく見ますね。
AT2010はハンドヘルド型コンデンサーマイクの中でも安価な部類で1.1万円くらいで買えます。
ちなみにボーカル用のハンドヘルド型コンデンサーマイクとしてはオーテクではAE3300とAE5400があります。
![AE5400とAE3300](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/09/AE5400_AE3300.webp)
上の2機種は価格帯が上がりますが、ボーカルマイクの中でも昔から有名な機種ですね。
対して、AT2010は価格を抑えた万能に使えるマイクという位置づけです。
AT2010の実力のほどはいかほどか…まずは製品の仕様・付属品などから解説を進めていきます。
製品の仕様は飛ばして、レビューを読みたい方は<AT2010のレビュー>を参照ください。
AT2010の仕様の目次
AT2010の基本スペック
![audio technica AT2010を横から撮った写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_8.webp)
- 単一指向性
- 周波数特性:40~20,000Hz
- S/N比:71dB
- 最大入力音圧レベル 136dB
- 重量 233g
数値的な性能は至って普通ですね。
ハンドヘルド型コンデンサーマイクだと、大体どこもこんなものという印象です。
逆に言えば、安いですがスペックは他のマイクと同等ということですね。
マイクの端子は標準的なXLR端子です。
![audio technica AT2010のマイク端子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_2.webp)
コンデンサーマイクなので、ファンタム電源対応の音響機器に繋げないと使えないので注意しましょう。
ライブハウスなどのミキサーは基本的にファンタム電源対応しています。
なので、気を付けるポイントとしてはカフェなどを使って、簡易設備でライブする時ですね。
事前にコンデンサーマイクを使うことは言っておきましょう。
大きさ・重量
![audio technica AT2010](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_1.webp)
大きさは一般的なマイクサイズ。重量は233gと軽めです。
このサイズ・重量なら特に注意すべきことはありません。
僕の自宅にあるマイクスタンドは、どれでも大丈夫でした。
- ブームスタンド(TAMA)…〇
- ブームスタンド(KC)…〇
- ブームスタンド(ノーブランド)…〇
- Roycel マイクアーム…〇
- ブーム型卓上スタンド…〇
これくらいの軽さなら、スタンド側によほど問題ない限りは大丈夫でしょう。
使いやすい重量・サイズ感ですね。
AT2010の付属品
マイクポーチ
![AT2010のマイクポーチ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_4.webp)
マイクホルダーと変換ネジ
![AT2010のマイクホルダーと変換アダプタ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_6.webp)
AT2010にはマイクポーチとマイクホルダー&変換ネジが付属します。
マイクポーチはやや厚手の使い勝手がいい造りです。
![AT2010のマイクポーチ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_4.webp)
オーディオテクニカのマイクポーチは良質で良いんですよね。
マイクホルダーと変換ネジはマイクスタンドに取付するために使用します。
![audio technica AT2010を横から撮った写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_8.webp)
ネジ周りとかしっかりしていて、海外メーカーの安いマイクに付属するものとは一味違います。
オーディオテクニカの製品は色々借りて使ってますが、どれも付属品の質が良いですね。
海外メーカーの安い製品は音質面は割とよくできているんですが、ネジ周りとかヤバくて外れなくなったりしますからね。
その点、オーディオテクニカの製品はエントリーモデルでも付属品含めて品質良好で信頼できます。
audio technica AT2010をレビュー
![audio technica AT2010](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_3.webp)
それでは、AT2010をレビューしていきます。
ザックリとレビュー内容をまとめたものがこちら。
- 音質はさすがコンデンサーマイク
- 繊細なボーカル向き
- ハンドリングノイズは少ない
- 低価格でハンドヘルド型コンデンサーマイクが欲しい人におすすめ
音質はダイナミックマイクより繊細です。
ハンドマイクで歌ってもノイズも特になく、低価格のハンドヘルド型コンデンサーマイクとしてはかなり優秀ですね。
ライブ用マイクとレコーディング用マイクを、何とか1本で済ませたいという人にはおすすめの1本です。
レビューの目次
音質は良好で周囲の音を拾いにくい
![AT2010でレコーディング](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_7.webp)
実際にAT2010でレコーディングしてみましたが、なかなか良い感じです。
繊細な部分もしっかり拾ってくれますし、環境音を拾いにくいです。
ボーカルをAT2010で録ってみた動画がこちら。
僕の声は低音かすれ気味なので、コンデンサーマイクの方が繊細に音を捉えてくれていいんですよね。
レコーディング向けのコンデンサーマイクと比べると、音の感度はやや下がりますが環境音もそこまで拾いません。
防音も何もされていない部屋で使うなら、むしろAT2010のほうが良いかなと感じますね。
ダイナミックマイクより立体感がある
![AT2010とAE4100を並べてみた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_9.webp)
※左がAT2010、右はダイナミックマイクのAE4100
AT2010とダイナミックマイクのAE4100を比べると、AT2010のほうが音に立体感があります。
実際にボーカル録りした音を聞き比べてみてください。
AT2010
![audio technica AT2010](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_3.webp)
AE4100
![audio technica AE4100](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AE4100_1.webp)
聴き比べると、AT2010のほうが音の抜けが良くて立体的な聴こえ方してます。
僕はいつも聴いてる自分の声なのもあって、大分違うなぁと感じてます。
一方でAE4100はオンマイクでワーッと歌ってもポップノイズも載りづらかったです。
ゴリゴリのロックボーカルやシャウトする人はAE4100を選択したほうが良いです。
逆は僕のようにニュアンス付けや歌いまわしにこだわる方は、AT2010のほうがしっかりと表現できますね。
ハンドマイクでもノイズが入らない
![AT2010を手で持っているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_10.webp)
コンデンサーマイクなので、感度高すぎてハンドマイクは厳しいのではないか?
…と思いきや、全然大丈夫でした。
先ほどの音声ですが、実はギター別録りにしてハンドマイクでボーカル録りしてます。
AT2010
実験も兼ねて、ライブのときみたいに身振り手振りやってるんですけどキレイに録れてますよね。
これならライブでも心配なく使えますね。
とはいえ、丈夫さや耐久性ではダイナミックマイクに負けます。
更にAE4100はボディにくぼみがあって、握りやすく滑りづらいです。
![AE4100のくぼみ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_11.webp)
ダンスなど激しく動き回る人にはAE4100は良いですね。
逆に本格派ボーカリストはそこまで動き回ることはなく、繊細な歌いまわしをしっかり拾えるAT2010が良いですね。
雰囲気があるボーカル向け
![audio technica AT2010](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_1.webp)
AT2010はライブでも繊細な表現まで拾ってくれるマイクです。
ウィスパーボイスとかハスキーボイスとか繊細な雰囲気をまとうボーカルに適したマイクですね。
色々と実験で歌を録ってみると、やっぱりコンデンサーマイクなんだなぁと感じます。
僕はハスキーで繊細な声してるんで、ダイナミックマイクよりハンドヘルド型コンデンサーマイクが良いなと改めて思いました。
歌詞をしっかり伝えたいボーカリストは息遣いとか声の表現とか大事ですからね。
1.1万円とライトな価格で買えるAT2010でハンドヘルド型コンデンサーマイクの魅力を試していただきたいですね。
audio technica AT2010 まとめ
![窓際のノートPCとコーヒー](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2010_12.webp)
- ライブでも使えるようにチューニングされたコンデンサーマイク
- ハンドヘルド型コンデンサーマイクの中では安価で1.1万円程度
- 音質はダイナミックマイクより立体的でハンドマイクで使ってもノイズの心配なし
ぎたすけ
たけしゃん
声が強みと思ってる人にはぜひ、試してほしいね
audio technica AT2010のレビューでした。
AT2020がベストセラー製品として有名ですが、AT2020はライブで使えるマイクではないですからね。
![AT2020](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/05/AT2020_1-1024x683.webp)
ライブ・配信・歌ってみたの兼用マイクとしてAT2010を使うのはコスパ良いですよね。
まずはAT2010で一通りこなしてみて、レコーディングにはもっといいマイクが欲しいとなったらレコーディング向けマイクを買い足せばいいですしね。
買い足した後もライブや配信ではAT2010をバリバリ使っていけるので、なかなかいい選択肢です。
ライブでも自身の声質の強みを出したい人はぜひ、AT2010を試してみてください。
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