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AKG C7
プロユースのマイクを多く販売している老舗メーカーAKG。
そのAKGのライブで使えるハンドヘルド型コンデンサーマイク C7。
2万円前半で買える手頃な価格帯でありながら、非常に高音質な優れたマイクです。
昔からプロユースのマイクメーカーとして有名なAKGの製品がこの価格帯で買えるのは嬉しいですね。
なお、XLR接続のコンデンサーマイクなのでファンタム電源が必要です。
最近のオーディオインターフェイスは大抵がファンタム電源対応ですが、対応しているか確認はしておきましょう。
では早速、AKG C7の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<AKG C7をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
スーパーカーディオイド
※ヒビノ商品ページより引用
AKG C7は正面からの音のみを拾うスーパーカーディオイド(超単一指向性)です。
周囲の音を拾わないように大分絞られています。
スーパーカーディオイドは周りの音を拾いにくいので、ハウリングに強く、音像もクッキリします。
一方でマイクから口が外れると音量もガクンと下がるため、使用する側もマイクポジションを意識することが重要です。
周波数特性
※ヒビノ商品ページより引用
周波数特性は20Hz~20kHz。
結構変わった形…という印象ですね。
中高音域にかけてグッと上がるマイクが多いですが、C7の場合は若干下がってから10kHzあたりだけグッと上がってます。
使ってみた感じは色付けなくフラットな感じの音でした。
詳しくは<AKG C7をレビュー>で解説します。
大きさ・重量
- 大きさ(φ×H):51mm × 185mm
- 重量:346g
AKG C7はハンドマイクの中では標準的なサイズ・重量です。
自宅にあるマイクスタンドに取り付けた結果がこちら。
- ブームスタンド(TAMA)…〇
- ブームスタンド(KC)…〇
- ブームスタンド(ノーブランド)…〇
- Roycel マイクアーム…〇
- ブーム型卓上スタンド…〇
どのマイクスタンドでも問題ありませんでした。
自宅で使う分にはマイクアームにつけて使うのが便利ですね。
付属品
付属品はマイクホルダー、専用マイクポーチ、交換用内部ウインドスクリーンの3点です。
マイクホルダーには3/8変換ネジも付属しています。
ちなみにマイクポーチにはマイク本体しか入らないため、マイクホルダーは別で持ち歩く必要があります。
とはいえ、他メーカーのマイクホルダーでも普通に入るため、スタジオやライブハウスならマイクホルダーは持ち歩く必要はありません。
AKGは付属品の質も良好で良いですね。
AKG C7をレビュー
それでは、AKG C7をレビューしていきます。
レビュー内容を箇条書きにまとめると、下記の通り。
- 全体的にフラットな音質
- スーパーカーディオイドでハウリングに強い
- クセのないクリアなマイクが欲しい人に最適
とまあ、こんな感じです。
フラットでクセのない音質なので、ボーカルはもちろん楽器も一通りなんでもいけそうですね。
指向性を絞っている上に、周波数特性も10KHzあたりが持ち上がってるだけなのでハウリングがおこりにくいところも強みですね。
レビュー目次
フラットでクリアな音質
AKG C7で歌とアコギを録ってみると、フラットな音質だなと感じました。
同メーカーのAKG C5が中高音域が煌びやかだったので、結構違う感じだったのが印象的でした。
AKG C7でボーカルとアコギをそれぞれ別で録った動画がこちら。
クリアで鮮明に録れてますね。
中高音域が目立つ感じもなく、各音域のバランスがよく取れてます。
AKG C7はどのボーカルに使っても万能そうな感じを受けますね。
一方でボーカルマイクだと、中高音域がブーストされてるものが多いのもあって若干物足りない感じも受けます。
AKG C5がまさに中高音域がブーストされているマイクなので、ボーカルのワンフレーズで比較してみましょう。
AKG C7
AKG C5
AKG C7は落ち着いたバランスの取れた音って感じですね。
AKG C5は5KHz~9KHzが持ち上がってるのもあって、高音にキレみたいなのを感じます。
まあ、このへんは好みの問題ですが、僕は中高音域が上がってるタイプのマイクが好みなのでボーカルマイクとしてはAKG C5のほうが好きですね。
アコギ録りならAKG C7のほうがいいかなーと感じたりもするので、なかなかに選ぶのが難しいところです。
ぎたすけ
たけしゃん
スーパーカーディオイドでハウリングに強い
AKG C7は音を拾う範囲を絞ったスーパーカーディオイドマイクです。
周囲の音の回り込みを防いでくれます。
更に周波数特性も10KHzが上がってますが、中高音はブーストされていないので一層ハウリングに強いマイクになってます。
コンデンサーマイクは帯域が広くて、繊細な音も拾うのでライブで使うとハウリングしやすいのですが、そのあたりの弱点をうまくカバーしているマイクです。
逆に指向性が狭いので、マイキングをアバウトにしていると音をあまり拾いません。
ハンドマイクで使う場合は特にですが、マイク位置には気を付けて、急激な音量の上がり下がりがないようにしましょう。
フラットな特性で万能に使えるマイク
音質はフラットで、最大音圧レベルは150dBとかなりの大音圧にも耐えられるスペックです。
そのため、色んな場面で使えるマイクです。
音的にもクリアでクセがないので、相性の問題があまりなさそうな万能さが強みです。
マイクって、なかなか購入前に試すのが難しいので、万能な製品買っとくと失敗するリスクがグンとさがります。
コンデンサーマイクの中では、ハウリングに強い仕様なのも色んな場所で使うのに適してます。
そのため、AKG C7はライブ用のコンデンサーマイクを探している方には安定の1本となりそうな良質なマイクです。
実売価格も2.1万円程度とハンドヘルド型コンデンサーマイクの中では手が出しやすい価格帯なのも良いですね。
AKG C7 まとめ
- スーパーカーディオイドのハンドヘルド型コンデンサーマイク
- 音質はフラットでハウリングにも比較的強く、色んな場面で使いやすい
- 音質的にも、スペック的にも万能な強さを持ってるので、1本持っておくと便利
ぎたすけ
たけしゃん
AKG C7のレビューでした。
AKGというとレコーディング用のコンデンサーマイクのイメージが強いですが、ライブ向けのマイクもやっぱり性能良いですね。
AKGのハンドヘルド型コンデンサーマイクは音の質感がレコーディング用のコンデンサーマイクに近いので、ライブでも解像度の高い音を出せます。
スタジオやライブハウスからのライブ配信にもうってつけの製品ですね。
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