audio technica ATH-M60xをレビュー。非常に高音質で軽量なオンイヤーヘッドホン

audio technica ATH-M60x

評価:4.5

ぎたすけ

ATH-M60xってハイエンドモデルなのに見た目はさっぱりしている感じなんだな

たけしゃん

これが軽量で付けやすくて、めちゃくちゃ楽なんだよね。まさにシンプルイズベストってやつだよ
補足

レビューのためにメーカー様よりデモ機をお借りしました

ATH-M60xの評価
音質
 (4.5)
付け心地
 (5)
コスパ(23,000円程度)
 (4)
総合評価
 (4.5)
メリット
デメリット
  • 音の解像度が非常に高い
  • 軽量で付け心地が非常に良い
  • イヤーパッドが小さめ
  • やや音漏れする
用途 項目

普段使い
音の解像度が高い
付けていて楽
マイクを設置しているスタジオ
DTM
フラットで使いやすい
音漏れが若干気になる
ライブ配信している人のイラスト
ライブ配信
フラットなので
モニターしやすい
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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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audio technica ATH-M60x

audio technica ATH-M60x
型式密閉ダイナミック型
ドライバー径φ45mmデュアル
CCAWボイスコイル
プラグ3.5mm
※6.3mm変換アダプタ付属
インピーダンス38Ω
重量220g
公式サイト

audio technicaのモニターヘッドホン ATH-M60x

シンプルなデザインで、軽量かつコンパクトの使い勝手の良いヘッドホンです。

audio technicaのモニターヘッドホン

製品audio technica ATH-M20x
ATH-M20x
audio technica ATH-M30x
ATH-M30x
audio technica ATH-M40x
ATH-M40x
audio technica ATH-M50x
ATH-M50x
audio technica ATH-M60x
ATH-M60x
audio technica ATH-M70x
ATH-M70x
audio technica ATH-R70x
ATH-R70x
タイプ密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型オープンバック
ダイナミック型
ドライバー径φ40mmφ40mmφ40mmφ45mmφ45mmφ45mmφ45mm
インピーダンス47Ω47Ω35Ω38Ω38Ω35Ω470Ω
重量190g220g240g285g220g280g210g
実売価格約5,800円 約8,800円 約11,500円 約19,000円約23,000円約32,000円約35,000円

「軽量かつコンパクトなサイズ感がスタジオでも有用と考え、製品開発に至った」という製品コンセプトです。

audio technica ATH-M60x 正面から撮った

使ってみると、装着時の負担が少なくて良いですね。

小さいので自宅での取り回しも楽ですし、音も良いので使い勝手は抜群に良いです。

それでは、ATH-M60xの製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<ATH-M60xをレビュー>を参照ください。

製品仕様の目次

φ45mmCCAWボイスコイル

audio technica ATH-M60x

ATH-M60xはドライバー径 φ45mmのCCAWボイスコイルを採用しています。

audio technica Mシリーズの上位モデルで採用されているドライバーですね。

コンパクトなボディですが、音の迫力や深みはしっかり出ています。

音響スペースを最大限に活かす内部構造となっており、明瞭で解像度の高い音が聴けます。

密閉ダイナミック型

audio technica ATH-M60x 正面から撮った

ATH-M60xは密閉ダイナミック型のヘッドホンです。

遮音性が高く、低音に重みがあります。

なお、audio technicaでは珍しくオンイヤーヘッドホンになっています。

(参考)イヤータイプ

種類特徴
audio technica ATH-M60x
オンイヤー
耳に載せる感覚で
耳にフィットするタイプ
audio technica ATH-M50x
オーバーイヤー
耳を覆うタイプ
遮音性が高い
Senheiser IE 40 PRO
インイヤー
耳に差し込むタイプ
主にカナル型イヤホン

オンイヤータイプはコンパクトで持ち運びやすいヘッドホンです。

オーバーイヤーに比べると、遮音性はやはり低いですね。

RECで使う場合はモニターの音量を上げすぎないように気を付けましょう。

なお、イヤーパッドは多少横にずらせる程度で回転はしません。

audio technica ATH-M60x 下から撮った

片耳聴きしたい人などはATH-M50xを選びましょう。

3種類のケーブルが付属

ATH-M60x付属のカールケーブル
audio technica ATH-M50x付属のケーブル2
ストレートコード 3m
audio technica ATH-M50x付属の1mストレートケーブル
ストレートコード 1.2m

ATH-M60xは3種類のケーブルが付属しています。

レコーディングではストレートケーブル、デスク作業時はカールケーブルを使うと良いですね。

また、専用ポーチも付属しています。

audio technica ATH-M60x 付属のケース

ヘッドホン本体はATH-M50xのように折りたたむことはできないですが、もともとコンパクトなので携帯は楽ですね。

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audio technica ATH-M60xをレビュー

audio technica ATH-M60x
ATH-M60xの評価
音質
 (4.5)
付け心地
 (5)
コスパ(23,000円程度)
 (4)
総合評価
 (4.5)

それでは、ATH-M60xを細かくレビューしていきます。

はじめにメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 音の解像度が非常に高い
  • 軽量で付け心地が非常に良い
  • イヤーパッドが小さめ
  • やや音漏れする

音質、付け心地は申し分ないですね。

軽量で側圧も緩めなので、長時間付けていても全然苦にならないです。

一方でオーバーイヤータイプに比べると、やや音漏れします。

RECのモニターヘッドホンとして使うことが多い人はATH-M50xを選んだほうが無難です。

レビューの目次

音質はフラットで解像度も高い

audio technica ATH-M60x

ATH-M60xで色んなサウンドを聴き比べました。

フラットな特性で、低音から高音まで高い解像度で出力してくれます。

特に低音はハッキリ聴きとれて、それでいて出すぎることもない絶妙のバランスです。

コンパクトなルックスから想像できないほど、迫力のある音が聴けます。

audio technica ATH-M60x 下から撮った

高音域も明瞭な音で全体のバランスも良いです。

モニターから普段のリスニングまで万能に使えるヘッドホンですね。

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遮音性はオーバーイヤーより劣る

audio technica ATH-M60xとATH-M50x
左がATH-M60x、右がATH-M50x

ATH-M60xはオンイヤーでイヤーパッドも小型なこともあり、オーバーイヤーより遮音性は劣ります。

とはいえ、モニターの音量を上げすぎなければ、レコーディングでも支障はありませんでした。

モニターの音量をガッツリあげて録りたい人はオーバーイヤーのATH-M50xにしたほうが無難です。

audio technica ATH-M50x
audio technica ATH-M50x

レコーディング中心なら、ATH-M50xのほうが間違いないと感じました。

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付け心地良好で長時間作業でも楽

audio technica ATH-M60x

ATH-M60xは付け心地が非常に良いです。

軽くて、側圧も緩めなのにフィット感はしっかりとあります。

audio tehcniaのオーバーイヤーは比較的側圧も強めなので、そこがネックに感じてる人にはATH-M60xをぜひおすすめしたいですね。

audio technica ATH-M60x 斜め上から撮った

ATH-M60xだとミックスやボーカルエディットで長時間作業していても、疲労感が大分少ないです。

編集作業やリスニング中心の方にはとてもいいヘッドホンです。

競合製品との比較

製品audio technica ATH-M60x
ATH-M60x
audio technica ATH-M50x
ATH-M50x
SONY MDR-CD900ST
MDR-CD900ST
メーカーaudio technicaaudio technicaSONY
ドライバ径φ45mmφ45mmφ40mm
インピーダンス38Ω38Ω63Ω
特性フラットフラット音にややクセがある
実売価格約23,000円約19,000円約15,000円
ECサイト公式サイト
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
公式サイト
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス

ATH-M60xの競合製品として、ATH-M50xSONY MDR-CD900STの2機種と比較してみました。

まずはSONY MDR-CD900STですが、MDR-CD900STはレコーディングのモニター向けヘッドホンです。

SONY MDR-CD900ST

高音域中心に独特な音になっており、レコーディングでは自身の音をモニターしやすいです。

一方でミックスやリスニング用途ではクセが出ます。

そのため、ミックス、リスニングなど1台で万能に対応したいならフラットな特性のATH-M60xのほうが向いてます。

続いて、同じaudio technica ATH-M50xとの比較です。

どちらもフラットな特性で万能に使えますが、レコーディング用途では遮音性が高いATH-M50xが適してます。

audio technica ATH-M50x

対して、ATH-M60xの強みは付け心地の良さです。

軽量で耳や頭への負担が少ないので、長時間作業に適しています。

audio technica ATH-M60x 正面から撮った

予算があれば、レコーディング用でATH-M50x、編集など作業用でATH-M60xを買えるのがベストです。

どちらか1台で全行程対応するなら、ATH-M50xのほうが良いかなと感じました。

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audio technica ATH-M60x まとめ

audio technica ATH-M60x
  • 軽量で付け心地の良いインイヤータイプの高級ヘッドホン
  • 高音域から低音域まで解像度が高く、バランスの良い出音
  • 遮音性は少し弱いので、RECメインならATH-M50xが安定

ぎたすけ

ヘッドホンの付け心地ってすごく大事な要素だよな。耳痛いと辛いし

たけしゃん

そうだね。ボーカルエディットやってると数時間経つことも多いし、付け心地って大事だよね

ATH-M60xのレビューでした!

すごく付け心地が良くて、楽なヘッドホンです。

ミックスとかボーカルエディットやっていると、どうしても長時間なるのでATH-M60xみたいなヘッドホンはすごく良いですね。

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