評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
用途 | 項目 |
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普段使い | |
DTM | |
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audio technica ATH-M30x
型式 | 密閉ダイナミック型 |
ドライバー径 | φ40mm CCAWボイスコイル |
プラグ | 3.5mm ※6.3mm変換アダプタ付属 |
インピーダンス | 47Ω |
重量 | 220g |
予算1万円以内で買えるaudio technicaのモニターヘッドホン、ATH-M30x。
audio technica Mシリーズの下から2番目にあたるモデルです。
実売価格で8,800円程度ですが、音質や品質は良好で優秀な製品です。
予算1万円以内でモニターヘッドホンを探すなら、かなり有効な選択肢ですね。
まずは製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<ATH-M30xをレビュー>を参照ください。
仕様の目次
φ40mmCCAWボイスコイルドライバー
ATH-M30xはφ40mmCCAWボイスコイルドライバーが採用されています。
これはアルミニウムを主体とした複合材料で振動レスポンスが良く、高級ヘッドホンにも良く使われています。
そのため、音はクリアで解像度が高いですね。
ATH-M20xも同じドライバーを採用していますが、ATH-M30xのほうが音の広がりが良いですね。
密閉ダイナミック型
ATH-M30xは密閉ダイナミック型です。
遮音性の高い楕円形状のイヤカップを採用しており、REC時も音漏れの心配がありません。
側圧もほどほどで長時間作業でも苦にならないですね。
イヤーパッドの付け心地も良好です。
なお、片耳リスニングしやすいようにイヤーパッドが90度反転します。
横方向には回転しません。
ATH-M40xからは横にも回転させられるようになります。
3.5mm端子で変換アダプタ付属
ATH-M30xは片出しコードになっており、先端は3.5mm端子です。
付属品に6.3mm変換アダプタがついているため、接続機器に合わせて着脱しましょう。
付属品としてポーチが付いています。
ATH-M30xはコンパクトに折りたためるので、収納・携帯も楽です。
ちなみにATH-M30xはケーブル取外しできませんが、ATH-M40xからは着脱可能になります。
audio technica ATH-M30xをレビュー
それでは、ATH-M30xを細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
全体的に非常に良くできています。
音はクリアで明瞭なので、楽器の音もモニターしやすいです。
付け心地も良好なので、非常にコスパが良いです。
レビューの目次
クリアで聴きとりやすい
ATH-M30xで色んな音源を聴いてみました。
感じた所感は以下の3点。
- 音がクリアで解像度が高い
- 中高音がやや引っ込んでる
- 低音がやや目立つ
全体的にはすごく聴きやすいので、②と③は若干というレベルです。
リスニング用ヘッドホンでいう「低音が強い」と比べると、全然小さいレベルの話ですね。
低音がやや目立つのは強いというよりは、中高音域がやや引っ込んでいて相対的に目立つという感じです。
また、目立つ低音はかなり下の帯域なので、アコギ弾き語りのモニターでは非常にバランス良いです。
ちなみに上位モデルのATH-M40xにすると、中高音域も前に出てバランス良く聴こえます。
ATH-M30xが8800円程度、ATH-M40xが11,500円程度なので、価格相応に差がある印象ですね。
ATH-M30xも十分優秀ですが、シビアにバランスを求めるならATH-M40xまで頑張ったほうが良いです。
側圧もほどほどで付け心地が良い
ATH-M30xは側圧もほどほどで、長時間作業で使っても苦になりませんでした。
付け心地はなかなか良好です。
イヤーパッドの耐久性も高そうで、付け心地も良いですね。
製品の作りは価格の割に非常に良くできています。
他製品との比較
ATH-M30xの比較対象とした選出したのはOneOdio MONITOR 60とATH-M40xです。
まず、OneOdio MONITOR 60と比較すると、ATH-M30xはしっかりモニターヘッドホン仕様ですね。
対して、MONITOR 60はリスニング用途に大分寄ってます。
なので、演奏のモニターやミックスで使うなら、普通にATH-M30xのほうが良いです。
モニター用途よりリスニングが多いのであれば、聴きやすく調整されたMONITOR 60で良いかなという感じですね。
続いて、同じauidio technicaのATH-M40xとの比較です。
ATH-M30xとのは価格差は3,000円程度ですが、結構差があります。
- 音のバランスはATH-M40xのほうが良い
- ATH-M40xはケーブル着脱可能
- ATH-M40xはイヤーパッドが横回転可能
- ATH-M40xは側圧がかなり強い
特にATH-M40xは音のバランスや質感がグッと良くなりますね。
ただ、ATH-M40xは側圧がかなり強くて、弱くなるまで馴らさらないと長時間作業がきついのが弱点です。
悩ましいところですが、予算的に頑張れるならATH-M40xがおすすめです。
一方で予算1万円以内なら、ATH-M30xは非常に良い選択肢ですね。
audio technica ATH-M30x まとめ
- 1万円未満で買える優秀なモニターヘッドホン
- 低音がやや目立つが、全体的にはモニターしやすい
- 予算的に頑張れるなら+3,000円のATH-M40xがおすすめ
ぎたすけ
たけしゃん
audio technica ATH-M30xのレビューでした。
1万円未満でよくできているなと思いました。さすが人気製品です。
低予算でDTM環境を作りたい人には、非常に良いヘッドホンです。
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