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ASIOドライバとは
![オーディオインターフェイスとPCを繋ぐときの説明図](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/asio.webp)
ASIOとはPC内で動作するオーディオドライバの規格です。
主にオーディオインターフェイスをPC内で動かすために用いられるソフトウェアですね。
まず、この記事の要点として押さえてほしいことは下記の3点になります。
- Windowsの音楽制作ではASIOはほぼ必須
- ASIOはOS標準ドライバではないため、メーカーが制作・提供している
- MacはOS標準ドライバがASIOとほぼ同等なので繋げば使える
つまりは基本的にはWindowsの方向けの話です。
昨今ではガジェットなどを中心に接続しただけで使える、プラグアンドプレイ製品が主流です。
![PCにUSB機器を接続している写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/PC-usb.webp)
これは接続した機器がOS標準ドライバで動くことで実現しています。
しかし、WindowsのOS標準ドライバは音楽制作において音の遅延が発生したり、DAWが製品を認識しなかったりします。
![WindowsでのOS標準ドライバだとDAWが認識しないことがある](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/asio3.webp)
そこでオーディオメーカーはASIOという規格を用いて、自社製品専用のドライバを開発・提供しています。
大半のオーディオインターフェイスは専用のASIOドライバを介して動くようになっています。
![オーディオインターフェイスとPCを繋ぐときの説明図](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/asio.webp)
Windowsでいきなり、オーディオインターフェイスをPCに繋げると正常に動作しないのはこのためです。
必ず、メーカー公式サイトから専用のASIOドライバをダウンロード・インストールして、機器を接続しましょう。
MacはOS標準ドライバで動く
![iMac](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/imac.webp)
MacはOS標準ドライバのCore Audioが優秀で、ASIOとほぼ同等の技術が用いられています。
そのため、Macに関しては大半のオーディオインターフェイスがプラグアンドプレイで動きます。
なので、Windowsだとまともに使えない製品でも、Macだと優秀というパターンはよくあります。
しかも、DTMerやガジェット系のレビュアーは圧倒的にMacユーザーが多いです。
よって、WindowsユーザーはあまりECサイトのレビューは信用しないほうが良いですね。
Windowsで使うのは厳しい製品が、高評価になっていることはかなり多いです。
たけしゃん
ASIO対応の安いオーディオインターフェイス
実売価格が1万円近辺の製品でASIOドライバが用意されている製品は上記の3製品です。
大手メーカーは基本、ASIOドライバが用意されています。
ただし、大手の中でもbehringerはASIOがない製品もあるので気を付けてください。
![ベリンガー UM2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/12/UM2.webp)
なお、ASIOドライバが用意されていて、最も安いのはM-Audio M-Track Soloです。
![M-Audio M-Track solo](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/04/M-audio-solo1.webp)
5,000円程度でASIOドライバがあるので、発売当初から人気の機種です。
ちなみにコンボジャックが2つになったM-Track DUOも人気ですね。
ASIOドライバの細かい話
![DAWで音楽制作している人 2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/movie-create21.webp)
ここからはASIOドライバについて、もう少し細かい話をしていきます。
お題は以下の2点です。
ASIO 4 ALLはASIOドライバで機器を動作させるフリーソフトです。
メーカーから専用のASIOドライバが提供されていない製品で使えます。
USBマイクとASIOの関係
![AKG Ara-Y3](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/akg-ara6.webp)
USBマイクはUSB接続できるマイクのことですね。
ザックリ言うと、マイクとオーディオインターフェイスが一体化した製品です。
![USBマイクの中にはオーディオインターフェイスが内蔵されている](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2020USB_12.webp)
USBマイクはほとんどの製品がASIOドライバは用意されていません。
そのため、Windowsでの音楽制作で使うのは厳しいです。
その代わり、Windowsでもプラグアンドプレイで動作します。
また、ゲーム機などに直接接続して使えるというメリットもあります。
一方で最近はUSBマイクの需要が上がったことで選択肢が増えています。
例えば、PreSonus RevelatorはUSBマイクですが、ASIOドライバが用意されています。
また、SHURE MV7のようにUSBマイク・XLRマイクを兼用できる製品も登場しました。
![SHURE MV7のXLR端子とUSB端子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/05/MV7-17.webp)
このようにUSBマイクは2019年くらいから、多様な用途に対応できるよう年々進化しています。
ただ、ほとんどの製品でASIOドライバは用意されていないため、基本的にはWindowsでの音楽制作には不向きです。
ASIO4 ALL
![ASIO4ALLの設定画面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/ASIO4all_8.webp)
最後はASIO4 ALLについてです。
ASIO4 ALLはオーディオ機器をASIOドライバで動かすことができるフリーソフトです。
専用のASIOドライバがない機種でも、ASIO4 ALLを使うことでASIOで動作させることが可能です。
僕もUSBマイクのレビューで演奏動画を録るときは、ASIO4 ALLで動かしてWindowsのDAWに認識させてます。
ASIO4 ALLを使って録った動画
ASIO4 ALLを使うことで、ASIOドライバがなくても割と何とかなります。
ただ、フリーソフトなのでPCや製品との相性が結構出ます。
たけしゃん
なので、最初からASIO4 ALLありきで製品選定することはおすすめしません。
基本的にメーカー側で専用のASIOドライバを用意している製品を選びましょう。
低価格でASIOが用意されている製品
ASIO まとめ
![オーディオインターフェイスとPCを繋ぐときの説明図](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/asio.webp)
- ASIOは音響機器をOSで動かすためのドライバ
- Windowsでの音楽制作ではASIOドライバは必須に近い
- MacはOS標準ドライバがASIOとほぼ同等なので必要ない
ぎたすけ
たけしゃん
ASIOについての解説でした!
最近は大手メーカーはどこもASIOドライバを提供しているので、昔ほど苦労することはなくなりましたね。
一方で格安製品、無名メーカーの製品を購入する際は気を付けたほうが良いです。
Windowsで音楽制作をやる人は必ず、ASIOドライバが用意されている製品を買いましょう。
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