ぎたすけ
たけしゃん
- スタジオでアコギ弾き語りを練習するメリット
- スタジオでアコギ弾き語りを練習するデメリット
- スタジオとカラオケの使い分け
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スタジオでアコギ弾き語りを練習するメリット
アコギ弾き語りは騒音問題さえなければ、比較的どこでも練習できるのが強み。
それなのにスタジオに行って練習するメリットとは何か?それは…
ライブのときと同じ環境を作れることです。
家やカラオケなどで一生懸命練習しているだけだと、気づかない点が結構多いんですよ。
演奏が上手くても、細かい点で不慣れ感が出ちゃうとお客さんにはライブが一気に安っぽく感じてしまいます。
その不慣れ感を消す練習にはスタジオの活用とライブハウスでの場慣れの2つを重ねるのがベスト。
本番でやりがちなミスをまとめると、このあたり。
本番でやりがちなミス
- 口がマイクから外れる
- マイクが徐々に下がってくる
- マイクスタンドにギターをぶつける
- マイクケーブルがギターの弦に当たる
- 歌詞をみる目線が合わない
- エレアコの音量やEQの設定が変
事前にスタジオでリハーサルをやっておけば防げるものばかりですよね。
1つずつ、掘り下げて解説していきます!
口とマイクの位置を確認する
ライブ経験がない人がやりがちなミス、No.1が口がマイクから外れることです。
ギター弾き語りだと、左手のポジションを見ることが多いので目線と一緒に顔が動いてマイクから外れてしまうわけです。
口がマイクから外れると音量が一気にダウンするので、リスナーからはミスしたようにしか聴こえません。
非常にもったいないです。
ライブ慣れしている人は口がマイクから外れないように左手を見ています。
参考動画を見てみましょう。
目線を見ていると、ハイポジションに大きく移動する時に左手を見ていますね。
しかし、顔の動かし方や動かすタイミングを調節して歌う時に口がマイクから外れないようにしています。
口とマイク位置の確認はライブする時と同じ環境を作らないとできません。
しかも、アンプから音量を出していないと微妙なマイク外れに気づけないのでスタジオで確認するのがベストです。
マイクスタンドの調節
ライブハウスでのマイクスタンド調節はスタッフさんがやってくれることもありますが、自分でやれるようにしておきましょう。
なぜなら、自分好みの細かい調節は自分しかできないからです。
…でそのときに気を付けることが3点。
- マイクが徐々に下がってこないようにする
- マイクスタンドとギターがぶつからないようにする
- マイクスタンドを活用してマイクケーブルが邪魔にならないようにする
どれも配慮が足りていないとライブ中の事故要素になってしまいます。
1点ずつ解説していくので、実際にスタジオにいったときに確認しましょう。
マイクが徐々に下がってこないようにする
※マイクスタンドのブーム部分
マイクスタンドのブーム部分のネジ調節が甘くて、歌っているとマイクが下がってくることがあります。
これは2つ要因があります。
- ネジの絞め具合が甘い
- ブームを伸ばしすぎ
…でギター弾き語りの人で多いのが②のブームを伸ばしすぎることです。
マイクもそれなりに重いので、ブームを伸ばしすぎるとネジをかなり固くしめないと支えられません。
しかも、ライブハウスやスタジオでは毎日のように使い倒されているマイクスタンドばかりでネジの固定力が弱くなっています。
中にはいくら締めても、ブームを伸ばしすぎると落ちてくるようなマイクスタンドもあります。
なので、ほどほどにブームを伸ばすくらいで大丈夫なポジションは確認しておきましょう。
マイクスタンドとギターがぶつからないようにする
座りで演奏する際にマイクスタンドとギターのが接触してゴツ!という音を出しちゃうのもありがちなミス。
理想のマイクスタンドの位置は正面設置です。
この角度ならマイクスタンドとギターがぶつかることは基本考えられません。
なので、この正面角度で設置できるステージなら迷わずこれ。
マイクスタンドを横から設置せざるを得ないときはギターを振っても当たらない位置に設置しましょう。
ただし、ブームを伸ばしすぎるとマイクが落ちてくるリスクが上がります。
真横設置でなく、縦の角度も付けてブームの長さをできるだけ抑えたほうが良いです。
マイクスタンドを活用してマイクケーブルが邪魔にならないようにする
マイクケーブルをそのまんま垂らすと、マイクに近づくとケーブルがギターの弦に触れることがあります。
なので、マイクケーブルはマイクスタンドに引っ掛けて回避するのが常套手段です。
立って弾く場合はmiwaさんのマイクスタンドとケーブルの引っ掛け方を参考に。
座って弾く人はピアノの方が0:22に映るので、そのマイクスタンドとケーブルの引っ掛け方を参考にしましょう。
歌詞をみる目線が合わない
自宅やカラオケだけで練習していると、歌詞カードを机の上に置いてみることが多いですよね。
しかし、本番は歌詞カードを譜面台に置くので、設置位置に気を付けないと歌詞が追えなくなります。
特に起こりやすい事故が、ギターの左手を見た後に歌詞カードを見ようとするも目線が合わずに事故るパターンです。
あらかじめ、本番環境と同じ配置で演奏して試しておくべきです。
もちろん、できるなら歌詞カードを見ないで歌う方がベターです。
演奏している姿が見れる
リハーサルスタジオは正面が鏡張りになっているのが一般的です。
なので、自身が弾いている姿を見ながら演奏することができます。
自分の弾いてる姿勢や表情の作り方は意識していないと、びっくりするくらいダサいんですよ(苦笑)。
ステージ上での立ち居振る舞いは本当に大事なので、鏡に映る姿を意識して演奏するようにしましょう。
スタジオでエレアコのつなぎ方を確認
スタジオにはPA設備が設置されているので、エレアコの接続や音質調節を確認できます。
なお、僕の自宅のミキサーを基に簡単にミキサーを解説します。
ミキサーは各トラック(①②③)とマスターボリュームに分かれます。
マスターボリュームは上げ下げするだけなので、トラック(①②③)を解説していきます。
まずは接続関連ですね。
弾き語りだと低音カットはあまり使いません。
GAINはスタジオにもよりますが、11時くらいに設定するとちょうど良いことが多いですね。
続いてエフェクト関連。
真ん中はエフェクトなどの音作り関係。
AUXはリバーブやエコーをかけるときに使うものです。
AUXトラックが右側に用意されているのでフェーダーをあげて、あとは上記画像のAUXのツマミを上げると歌声やギターにエフェクトがかかります。
EQは各音域の調節ですが、違和感がなければいじる必要はありません。
低音がボワボワしたらLOWを少し低くすると良いでしょう。
PANはステレオスピーカーのどちらから音を出力するか選べる機能です。
例えばボーカルのチャンネルのPANを左側に振れば、左スピーカーのボーカルが大きくなり、右スピーカーが小さくなっていきます。
最後はボリューム関連。
ボリュームのフェーダーを上げ下げするくらいなんで、あまり説明はありません。
ただ、音が出ない関連のトラブルはMUTE、SOLOのボタンが押されているだけなことが多いので確認するようにしましょう。
音量ですが、フェーダーをUまで上げても音が小さいなら、GAINを上げましょう。
GAINで基準となる音量を作って、フェーダーで調節するというやり方が一般的ですね。
ライブハウスでは音響担当の方がミキサーの設定をやってくれます。
ただ、リハーサルで音響さんとコミュニケーションを取りながら音量・音質調節を行うのでミキサーの基本的な使い方は理解しておいたほうが良いです。
たけしゃん
スタジオでアコギ弾き語りを練習するデメリット
スタジオで練習するデメリットはシンプルに1つ。
スタジオのレンタル代が高いことです。
カラオケとの価格を比較
- リハーサルスタジオ…600円/1h(スタジオNOAH 新宿店)
- カラオケ(平日昼)…360円/1h(まねきねこ 新宿歌舞伎町店)
- カラオケ(週末昼)…440円/1h(まねきねこ 新宿歌舞伎町店)
店舗によって異なりますが、東京だと大体こんなもんです。
カラオケはフリータイムのコースがあったり、割引券があるので実質の費用差はもっとあるイメージですね。
また、カラオケは最寄り駅にあることは多いですが、スタジオはそこそこ大きい駅にしかないことが多いです。
電車移動が発生すると交通費もプラスで発生します。
頻繁に練習で使うことを考えると、年間トータルでは数万円の差が出るので大きいですねぇ…。
スタジオとカラオケの使い分け
- 日頃の練習…カラオケを利用
- ライブ前のリハーサル…スタジオを利用
シンプルに上記の使い分けがベストです。
演奏の練習は費用も安いカラオケを活用するのが良いでしょう。
逆にステージ上での立ち居振る舞いや本番さながらの通し練習を行う時はスタジオを活用しましょう。
スタジオの練習では録画機材などを持ち込んで、演奏している姿や演奏内容を録って後で見直すのも大事です。
1回1回の練習にちゃんと目標や目的を定めると「何をするべきか」「どこで練習すべきか」も明確になってくるので考えてみましょう。
スタジオでアコギ弾き語りを練習するメリット・デメリット まとめ
- スタジオでは本番さながらの環境で練習(リハーサル)ができる
- スタジオはカラオケに比べて使用料が高い
- 日頃の練習はカラオケ、本番さながらのリハーサルはスタジオと使い分けよう
スタジオでアコギ弾き語り練習することについての解説でした。
毎回スタジオで練習していると、お金が厳しいもののスタジオでしか効率的に練習できない内容があるということですね。
ライブを重ねることで自然と経験できることもありますが、ライブはお客さんにお金を払って見にきてもらっていますからね。
自己練で確認できることはちゃんと事前に確認しましょう。
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