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TASCAM TM-80
低価格でコスパの良い製品を数多く販売するTASCAMの低価格コンデンサーマイク TM-80。
実売価格 6,000円程度で音質もそれなりによく、付属品も多いコスパ抜群の製品です。
実際にTM-80でカバー動画を制作してみましたが、全く問題ないクオリティ。
とりあえず、自宅でレコーディングや配信できるマイクが欲しい人にはちょうどいい製品になっています。
まずはTM-80の製品仕様から細かく解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<TM-80をレビュー>を参照ください。
TM-80の製品仕様
- 単一指向性
- 周波数特性:20Hz – 20,000Hz
- 最大SPL:136dB
- S/N比:77dB
- 外形寸法:48(W) × 165 (H) × 48 (D) mm
- 質量:300g(本体のみ)
至って、標準的なコンデンサーマイクですね。
使用において特に困ることはないです。
本体質量も300gなので自宅のマイクスタンドも、どれでもOKでした。
- ブームスタンド(TAMA)…〇
- ブームスタンド(KC)…〇
- ブームスタンド(ノーブランド)…○
- Roycel マイクアーム…〇
- ブーム型卓上スタンド…◯
付属でマイクスタンドが付いてはいますが、貧弱で不安定。かつ位置調整の自由度がありません。
雑談のライブ配信なら問題なさそうですが、演奏や録音で使うなら別途マイクスタンドは買いましょう。
机につけるならKTSOULマイクアーム、自立型ならKCのブームスタンドがおすすめです。
TM-80の付属品
- XLRマイクケーブル
- サスペンション(ネジ径:5/8インチ)
- 卓上マイクスタンド
付属品は豊富でマイクケーブル、サスペンション(ショックマウント)、卓上マイクスタンドが付属します。
まあ、正直どれも安くて質はイマイチです。6,000円だし、そりゃそうですよね。
マイクケーブルは長さもそこそこで自宅利用であれば問題なさそうですね。
レビューの章で実際にTM-80で録ったカバー動画を載せてますが、その際もこのケーブル使ってます。
特に問題なく録れました。
サスペンションはマイクスタンドとマイクを取り付けるためのものですね。
プラスチック製のものなので、雑に扱うと割と簡単に変形します。気をつけましょう。
こちらもカバー動画制作時に使用してますが、衝撃吸収の機能などは問題ありません。
ちなみにネジは5/8のみで3/8は付属しません。マイクスタンドによっては変換ネジが必要です。
最後は卓上マイクスタンドです。
付属の卓上マイクスタンドは簡易なもので角度に気をつけないと倒れます。
また、位置調整の自由度もないので雑談配信なら良いですが、音楽の録音用途ではさすがに厳しいです。
音楽用途の方はマイクスタンドは別で買いましょう。
付属品はどれも安いつくりではありますが、必要なものは最低限ついているのでコスパはいいですね。
とりあえず、付属品を使ってみてダメなものは買い足すスタンスでいいかなと思います。
TASCAM TM-80をレビュー
それでは、具体的にTM-80をレビューしていきます。
最初に箇条書きでレビュー内容をまとめると、以下の通り。
- 音質はまあまあ。価格を考えるとすごく良い
- 付属品の質はイマイチ。ついてるだけありがたいという感じ
- マランツプロ MPM-1000とほぼ一緒
とまあ、こんな感じ。
価格を考えるとかなりいい感じですね。
焦点は同価格帯のマランツプロ MPM-1000とどっちがいいか?ってところだと思うので、そのへんも比較していきます。
といったものの、結論を先に言うとほぼ一緒です…(笑)。どっちが後発か知りませんが、完全に寄せてんだろってレベル。
レビューの目次
音はまあまあ。価格からするとスゴイ
TM-80でボーカル、アコギを色々と録ってみました。
やや低音域が薄いかなーと言うレベルで、基本的にはフラットでクセもない音質。
S/N比も良好で6,000円程度と考えるとかなりいいです。
歌ってみた、nana、ライブ配信で使うには十分な性能です。
実際にボーカル、アコギそれぞれをTM-80で別録りして作った動画がこちら。
お値段以上の音質ですね。
1万円以上するマイクと比べると低・中音域が薄くてシャリっとした音感ですが、演奏次第で良い動画を作れるレベルには仕上がってます。
初期の機材購入においてはマイクよりはオーディオインターフェイスの購入に予算を割いた方が良いのでマイクはTM-80にしておくのは有効です。
付属品には過度に期待しない
付属品は豊富に付いてきますが、どれも安い造りです。
特にマイクスタンドはほんとに簡易なものなので、音楽用途では使い物になりません。
角度つけるとすぐに倒れるし、そもそも角度調整幅も狭い。
そのため、音楽用途の方は別でマイクスタンドを買うことは想定しておきましょう。
マイクケーブルやサスペンションは通常使用において、大きな問題はありません。
耐久性はどちらもやや不安はありますが、使っていて困ったら買い換えるくらいのスタンスでいいでしょう。
MPM -1000との比較
競合となるのは、同価格帯のコンデンサーマイク マランツプロのMPM-1000。
ただ、比較するとほとんど一緒なんですよね…。OEM製品で中身は同じ会社が作ってるんじゃないか?ってレベルです…(笑)。
付属品は見た目はやや異なりますが、質感はそっくり。付属品リストはこちら。
一応、MPM-1000にはポップガードが付いています。
まあ、MPM-1000付属のポップガードもないよりは良いレベルなので、ボーカル録りするなら別で買った方がいいですね。
なので、TM-80とMPM-1000のどっちがいいか?と聞かれるとどっちでもいいです(笑)。
在庫あって、現在価格で安い方を買っておけ!という結論。
どちらの製品もお値段以上の音質ではあるので、「低予算でそれなりに良い音が録れるマイク」と言う要望にはバッチリです。
TASCAM TM-80 まとめ
- 付属品も豊富で、6,000円程度で買える激安コンデンサーマイク
- 付属品は安っぽいが、音質はなかなか良い
- マランツプロ MPM-1000とほぼ一緒。現在価格で安い方を買っておけ
ぎたすけ
たけしゃん
TASCAM TM-80のレビューでした。
低価格コンデンサーマイクの選択肢も増えてきたものの、音楽用途で考えるとTM-80とMPM-1000の2機種が強いですね。
巣ごもり需要の時期によくわからんメーカーの激安マイク買って失敗してる人が多かったですからね。
安いのが欲しい人はTM-80かMPM-1000のどちらかにしておくことをおすすめします。
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