評価:3.5
ぎたすけ
たけしゃん
- MOTU 828mk3 Hybridの機能
- Windowsで使ったときのMOTU 828mk3 Hybridレビュー
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MOTU 828mk3 Hybrid
DAWでは昔から知られているDigital Performerを販売しているオーディオメーカーMOTU。
そのMOTUが販売している、定番のオーディオインターフェースがMOTU 828mk3 Hybrid。
ヒャダインさんなどプロアーティストの使用者も多く、特にMACユーザーには昔から愛されているオーディオインターフェイスです。
僕も高音質のオーディオインターフェイスを探している時に当時、音楽を習っていた先生に薦められて買いまして、長年使ってます。
基本仕様
- 28イン / 30アウトの多チャンネル仕様
- Hi-Z 1/4” ギター入力 、TRS フォーン端子のアナログ入力、または Low-Z XLR マイク入力
- ステレオ 24bit 96kHz 対応の S/PDIF 入出力
- ワードクロック(Word clock)入出力
- SMPTE 入出力
- CueMix FX – 内蔵 DSP エフェクト搭載
- V-Limit /Soft Clip機能
- CueMix FX クロスプラットフォーム・ミキシングソフトウェア
- 前面パネルからコントロール:ミックス/エフェクト等全てを前面パネルからコントロール可能。
- CueMix FX で多彩なミックス
- Sample-accurate MIDI
- 独立ヘッドフォンアウトプット
- AudioDesk 同梱
入出力は数も種類も多く、DSPエフェクトが使えてスタンドアロン、ヘッドフォンアウトが2系統ある…など完全に本格的なレコーディング対応を想定したプロユースな仕様です。
ぶっちゃけ、僕は今でも持て余してます(苦笑)。
ライブ配信にしろ、DTMをやるにしろ、機能面が充実していて何でもできちゃうので困ることはないですね。
サイズは1Uサイズなので、他の機材と一緒に収納ケースへ入れられるので楽です。
前面にはXLR/ライン入力 両対応のコンボ端子が2つ。ヘッドフォン端子が2つとコントローラー・ディスプレイという構成。
ヘッドフォン端子が2つが独立していて、それぞれに違う音を割り振ったりできます。
続いて、背面は入出力端子がずらっと並びます。
- 8イン、8アウトのライン接続端子
- D.I入力(2系統)
- 独立したメインアウト(XLR)
- センド出力(2系統)
- ADAT入出力(2系統)
- S/PDIF入出力
- ワードクロック入出力
- MIDI入出力
かなりの入出力端子が備えられています。
ハードの外部音源など使う方もこれだけあれば、困ることは少ないでしょう。
動作環境
- Windows/MAC 両対応
- USB2.0もしくはFireWire
発売されたのが2011年なので、FireWire端子が存在しています。
ずっと、MAC対応のみだったMOTUがWindowsにも初めて対応させたのが828mk3 Hybridだったので、OSはWindowsとMAC両対応となっています。
MOTU 828mk3 Hybridのレビュー
たけしゃん
それでは、MOTU 828mk3 Hybridをレビューしていきます。
総評すると「機能、音質は最高。ただ、Windowsでは動作が不安定」です。
動作不安定の部分は828mk3を再起動すれば直るので、大して困りはしないのですが面倒です。
音質は原音に忠実でクリア
以前はROLAND UA-101を使用していましたが、比較しても音質は828mk3 Hybridのほうが断然良いです。
※ROLAND UA-101
828mk3 Hybridは変な色付けはされずに原音に忠実な音をキレイに出力してくれます。
マイクの録り音も癖がなくクリアでクッキリとした音で録れます。
PC経由でオーディオを聴いていても、低音から高音までクリアになってくれるので耳が疲れません。
僕の買った目的も録り音をもっと良くしたい…だったので目的は見事に達成されました。
DSPの内蔵エフェクトは微妙
828mk3 HybridはDAW側のエフェクトを使わずに内蔵エフェクトをかけられます。
…ですが質はあんまり高くなく、結局使ってません。
リバーブとかライブ配信時とか使いたいんですけど、なんか安っぽい響きなんですよね。
結局、Wavesプラグインのエフェクト使って配信しています。
オマケでついてくる程度に思っていたほうが良いです。
Windowsのドライバーと相性が悪い
828mk3 Hybridを買って、失敗したなぁと思う点がWindowsと相性が悪いことです。
Macでは抜群の安定性を誇るそうなので、残念です。
実際に僕の家で良く起こる症状は…
- ブラウザ経由で動画など見るとブツブツ音が入る(1日1回頻度)
- 突然、ブラウザ経由の音だけ鳴らなくなる(1か月に1回頻度)
- ハードウェアをWindowsが認識しない(月1頻度)
こんな症状で6~7年使ってますが、今も普通に発生します。
毎日のように起こるブラウザ経由の音に雑音が入る現象は828mk3だけ再起動で直ります。
残りの音が鳴らなくなる2つは発生都度、ドライバー再インストールをしないと直らないことが多いので、結構面倒です。
ちなみにPCのOS再インストール、使用ブラウザの変更、828mk3本体交換(初期不良対応)も行いましたが、現象は直りませんでした。
僕の家のPCの仕様で828mk3に異常がないので返品不可と言われてしまったので、そのまんま使ってます。
まあ、音質はすごく気に入っているのでPCを入れ替え時に直ればいいな…くらいな感覚です。
Macの人にはおすすめですが、Windowsの方はRMEなどを選んだほうが良いかもしれません。
たけしゃん
MOTU 828mk3 Hybrid まとめ
- 機能面は本格レコーディングに対応したプロユースな仕様
- 音質は原音に忠実でクリア。5万円前後のオーディオインターフェイスとはワンランク違う
- Windowsとの相性が悪くて不安定
ぎたすけ
たけしゃん
MOTU 828mk3 Hybridのレビューでした!
買ってよかった…と言える部分と言えない部分が両方あるので難しいところ。
音楽制作面ではそこまで困ってないので悪くはないんですけどねぇ。
しかし、以前は良い感じのオーディオインターフェイスがMACのみ対応…という製品が多かったですが、Windowsと両対応にもなってきて有難いです。
両対応が標準になってくれば、ドライバの問題も発生しにくくなるだろうし、今後に期待ですね。
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