ぎたすけ
たけしゃん
高級なアコギは色々あるけど、814ceの音は抜群に良いと思うよ
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Taylor(テイラー) 814ceについて
たけしゃん
Taylor(テイラー) 814ceはTaylor(テイラー)ギターのフラグシップモデル。
メーカーを代表するギターです。
Gibson(ギブソン)やMartin(マーチン)のヴィンテージギターにも引けを取らない、高音質を誇る高性能エレアコです。
Taylor(テイラー) 814ceの魅力を知るためにまずはギターのスペックを確認していきましょう。
ボディの形状
Taylor(テイラー)のレギュラーモデルには6種類のボディ形状があります
Taylor 814ceはGA(グランドオーディトリウム)というボディ形状を採用しています。
GA(グランドオーディトリウム)はドレッドノートより、ボディ上部を細めにしてくびれを作ったTaylor独自のボディです。
音量やパワーを極力キープしつつ、音のレスポンスを向上させ、ドレッドノートとスモールギターの良いとこ取りしたギターボディです。
なお、800シリーズには2種類のボディ形状と12フレットジョイントバージョンが用意されています。
500シリーズ
- 812ce…GC(グランドコンサート)
- 812ce 12Flet…12フレットジョイントのギター
- 814ce…GA(グランドオーディトリウム)
- 816ce…GS(グランドシンフォニー)
- 818e…GO(グランドオーケストラ)
800シリーズはTaylorのフラッグシップモデルとなっているため、バリエーションも豊富ですね。
福山雅治さんはライブギターとして814ceをメインで使っていますが、816ceもサブで使っています。
V-Class
※出典:Taylor公式HP
814ceはV-Classブレイシングという工法を取りいれています。
アコースティックギターのブレーシングといえば「Xブレーシング」ですが…
V-Classは本体内部でXブレーシングとは異なる振動パターンを作り出して、音量をキープしつつ高音のサスティーンを持続させる…というアイデアです。
確かに音量を大きくさせると高音の伸びが犠牲になり、逆もしかり。
そんなわけでドレッドノートのほかにスモールギターの存在価値もあるわけで両立できるギターがあれば理想的ではあります。
V-Classはその理想を追い求めた…ということですね。
木材
- トップ木材:シトカスプルース
- サイド&バック:インディアン・ローズウッド
- 指板 :エボニー
- ネック:トロピカル・マホガニー
高級ギターによくある組み合わせですね。
代表的な例だと、Martin(マーチン) D-28がこの組み合わせです。
上質なローズウッドが生み出す、煌びやかで温かいサウンドはジャンルを問わず歌モノと相性が良いです。
ストロークで鳴らした時の箱鳴り感。アルペジオで伸びるサスティーン。
さすが、昔から高級ギターの代名詞となってきた組み合わせ…といったところ。
ピックアップ
814ceにはTaylor独自のピックアップ ES2が搭載されています。
内部に3つのピエゾセンサーが取付けされており、しっかりとした出力かつナチュラルな音質を実現しています。
コントローラーはボディ上部に3つのツマミ(Volume/Treble/Bass)が用意されています。
また、ボディ内部にはフェイズスイッチが付いており、位相を逆転できるようになっています。
他のピエゾタイプとは一線を画した音質なので、さすがエレアコに定評があるTaylor(テイラー)といったところです。
生音も素晴らしく、エレアコの音も良質で使いやすいのが814ceの強みですね。
Taylor 814ceの相場価格
Taylor 814ceのザックリな市場価格です。
新品と中古で大凡、下記の金額で取引されているものが多いです。
- 新品…45~50万円程度
- 中古…30~35万円程度
新品で税込 50万円あたりが多いですね。
ちょい傷特別価格で税込45万円くらいのイメージです。
中古だと30万円切るものは何かしら理由があるものがほとんどで、良品は30万前半くらいが相場ですね。
814ce 買取 相場価格
- 良品(ちょい傷程度)…15万円程度
- 並品(汚れ・傷あり)…10万円程度
814ceはTaylorギターの中でも人気が高い上に新品だと厳しいけど、中古なら手が出せる…という人が多いので買取価格も高めです。
お店の在庫状況によってはプラス査定で買い取ってくれることも割とよくあるギターです。
なので、814ceを弾き倒して他のギターに買い替える場合も高値で買い取りしてもらいやすいのは強いですね。
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Taylor(テイラー)814ceをレビューする
たけしゃん
本章では下記の3点についてレビューをしていきます。
- 音質
- 弾きやすさ
- 音楽活動での活用
僕は2008年頃から、814ceを使っています。
ライブハウス・小ホール・野外ライブ・路上・カフェ・レコーディングなどなど…一通りのことは814ceでこなしてきたので、その所感を綴っていきます。
音質
いうことありません。抜群です。
特に高音の伸びが素晴らしいです。
Gibson(ギブソン)やMartin(マーチン)のヴィンテージギターを弾いていても、ここまでサスティーンが伸びるギターはそう見つかりません。
キラキラした音質でストロークで鳴らせば分離よく、1つずつの音が立ちます。
アルペジオや単音弾きでは低音も程よくなり、高音は綺麗に伸びて心地よい音になります。
枯れたサウンドが欲しい方には不向きですが、明るい煌びやかなサウンドを求めているなら814ce程の良いギターはなかなかありません。
弾きやすさ
可もなく不可もなし。
特別弾きやすいわけでもなく、弾きにくくもないです。
ネック幅が44.5mmと太めですが、グリップがややスリムなので普通の42.9mmと比べて大差ありません。
ただ、違和感がある人もいるでしょうから買う前に一度グリップを握ってみましょう。
他にはカッタウェイタイプなので、ギターソロを弾く時に上のフレットを使いやすくて良いですが、それくらいです。
10年以上使っていて、特筆することはないですが困ったこともありません。
音楽活動での活用
僕はほぼ814ceのみで全局面対応できています。
エレアコとして非常に優秀なため、ライブは弾き語りもバンドライブもギター伴奏も814ce 1本で全部対応可能。
生音も素晴らしいため、レコーディングは814ceをマイク録りすればストローク・アルペジオ・リードギター・リズムギター全部対応可能。
好みでチープな音が欲しい時に他のギターを使うくらいで、基本は814ceのみで完結しています。
実際に1本で完結できるギターってそうそうありません。
高音がこれだけ鳴るのにストロークやアルペジオで鳴らしても全体のバランスが取れている…という絶妙な仕上がりによって、これだけの対応力が実現てきているわけですね。
Taylor(テイラー)814ceがおすすめの理由
たけしゃん
Taylor(テイラー)814ceをおすすめする理由。
それはズバリ「対応力」です!
とにかく、814ce 1本あれば何でもできる。
抜群に伸びる高音と全弦鳴らした時のバランスの良さ。
この2つが両立しているため、弾き語りでもバンドでもインストでも何でもこなせます。
下手に複数本ギターを買うより814ceを1本持っている方が万能に対応できます。
プロではレコーディング用とライブ用でギターを分けますが、アマチュアだと予算がそこまで作れないことがほとんど。
そうするとライブでの使い勝手に重きを置いて、レコーディングの音はイマイチになりがち…。
しかし、814ceなら1本でライブもレコーディングも高音質にこなすことができます。
2008年から使っていて、ほかのギターも弾いてみたい…という衝動はあるものの買い換えたいと未だに思ったことはありません。
10年以上使っていて買い換えたいと思わない…これが僕が814ceの魅力を語る一番強い言葉ですね。
Taylor(テイラー)814ceを使用しているアーティスト
福山雅治さんがTaylor(テイラー)814ceをライブのメインギターとして使用しています。
福山雅治さんはギターオタクで有名で相当な数のギターを所有しています。
その中で814ceをライブのメインギターに選んだ…というところが使い勝手の良さを証明しています。
上記の動画でも、時々入れるオブリガートで抜群のサスティーンを聞くことができます。
そのほか、メインではないですが斉藤和義さんも814ceを所有しており、ライブで使用されています。
プロアーティストではライブで使用される例が多く、エレアコとしての完成度の高さを評価されています。
Taylor(テイラー)814ceのまとめ
- 814ceは音質抜群で1本でいろんなジャンルに対応可能
- ネックがやや太めなので、買う前にグリップ感は確認しよう
- 10年使っていて買い換えたいと思ったことがない名器
ぎたすけ
たけしゃん
Taylor(テイラー)814ceのレビュー記事でした!
Gibson(ギブソン)、Martin(マーチン)のヴィンテージギターと同じくらいの価格帯ですが、決して引けを取らない名器です。
1本のギターをとことん弾きこみたい!…と考える人には是非おすすめしたいですね。
僕は10年以上弾いていて飽きてないです。
1本でここまで対応できる範囲が広いギターはそうないので、高いですが長い目で見れば良い買い物になるはずです。
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