ぎたすけ
たけしゃん
- F Model、D-Modelの特徴
- F Model、D-Modelのレビュー
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アムリタカスタムギターズ F Model、D-Model
※F Model
東京は湯島にショールームを構える国内ギターメーカーのアムリタカスタムギターズ。
ホンジュラス・マホガニーやハカランダといった最高級木材を惜しげもなく使用したヴィンテージライクなギターを製作されています。
F ModelとD-Modelはそのアムリタカスタムギターズらしさを象徴するアコースティックギターです。
ハカランダ時代のMartinヴィンテージギターに近い音質に加えて、最近作られたギターなので演奏性や操作性は良好なところが嬉しいですね。
ボディサイズ
F Model
- スケール長:632.5mm(24.9インチ)
- ボディサイズ:000シェイプ、14フレットジョイント
- ナット幅:43mm
Martinの000シェイプと同じサイズ感になっています。
抱えやすくて、弾きやすいのが良いですね。
D Model
- スケール長:645.2mm(25.4インチ)
- ボディサイズ:ドレッドノート、14フレットジョイント
- ナット幅:43mm
こちらはアコースティックギターで最も標準的なドレッドノートサイズ。
どのジャンルにも万能に使えるボディサイズです。
F ModelとD Modelのボディ差を比較するために参考としてMartinのボディ形状図を見てみましょう。
F Modelが000-28、D ModelがD-28と同じボディ形状ですね。
Martinでも000とドレッドノートは人気のボディサイズですから、どっちも使いやすいですよ。
木材
連続した合板を繋いでるそうで杢目の迫力がすごい…
- トップ:シトカ・スプルース単板
- サイド&バック:ハカランダ合板(間をメイプルで繋いでいる)
- ネック:ホンジュラス・マホガニー
- 指板&ブリッジ:エボニー
やはり、特徴的なのはサイド&バックにハカランダ合板を使っていることですね。
間の繋ぎに上質なメイプルを使っています。
ハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)はワシントン条約で輸出・輸入禁止になっているので入手困難な木材です。
アムリタでは輸出・輸入禁止前にストックしていたものを使用しているそうです。
市場でもサイド&バックにハカランダを使っているアコギは1969年以前に作られたMartinギターとHeadwayの限定モデルくらいです。
特にハカランダ合板(メイプル繋ぎ)はアムリタしか使っていません。
そして、このハカランダ合板(メイプル繋ぎ)が凄い良い音するんですよね。
ピックアップはオプション
F Model、D Modelはピックアップ未搭載です。
オプションでピックアップを搭載することができます。
在庫品も最初から電池ボックス取付けやエンドピンの穴あけ処理は事前にされており、最初からピックアップ取付けを想定した造りになっています。
大がかりな改造をする必要がないので、音の変化の不安なく取付けできるのは嬉しいですね。
ちなみにF Modelを使用されている松室政哉さんはFISHMAN Rare Earth Humbuckingを使用されています。
※FISHMAN Rare Earth Humbucking
生音が良いギターなので個人的にはマイク内蔵のRare Earth Blendがいいんじゃないかと思いますね。
※FISHMAN Rare Earth Blend
相談すれば、どちらでも対応してくれるのでレコーディング・ライブの両方で使えるギターにすることができます。
アムリタカスタムギターズ F Model、D Modelをレビュー
それでは、アムリタカスタムギターズのF ModelとD Modelを弾いた所感をレビューしていきます。
はじめに総評すると「素晴らしい鳴りのヴィンテージライクなギター」です。
新品のギターでここまで鳴るものは中々ないと思います。
Martinのヴィンテージが欲しいけど高すぎて厳しい…という方はアムリタのギターを試してみると良いですよ。
音量と響きが素晴らしい
はじめにアルペジオでポロンと鳴らした瞬間に音量が大きくて驚きました。
ボディの鳴りがすごいので弾いていて音量や響きが強く伝わってきます。
Gibsonの1950年代のアコギやハカランダ時代のMartinギターを初めて弾いた時みたいに「すごい鳴るなぁ」という感覚になりました。
新品のギターでここまで鳴るものは中々ないので本当に驚きました。
音質は昔のMartinに近い
ハカランダ合板を使っていることもあり、音質はヴィンテージもののMartinに近いです。
高音の伸びが良くて煌びやかな音がします。
アルペジオでもストロークでも素晴らしいボディの鳴りと煌びやかな音質が弾いていて気持ちいいんですよね。
F Modelを演奏されている松室政哉さんの弾き語り動画です。
上記の動画ではアルペジオの音も聞いてほしいですが、2:47からのストローク音を聞いてほしいですね。
これがたまらないです。ライブではマイクで音を拾っており、素晴らしい音でした。
D Modelの音はやや丸い
D ModelはF Modelに比べて音に膨らみがあります。全体的に丸い感じ。
個人的にはF Modelのほうが音がスッキリしていて好みでした。
普通はドレッドノートサイズのほうがパワーや低音があるんですけど、アムリタのハカランダ合板は000サイズで十分すぎるほどパワーあるんですよね(笑)。
なので、僕的にはF Modelがドレッドノートと000の良いとこ取りしている感じがして、D Modelの存在価値が薄まったように感じました。
…といってもD Modelも非常に良いギターなので実際に弾き比べてみることをおすすめします。
弾いていて気持ちいい
音のレスポンスが良い上にすごい音量が出るんでアルペジオを弾いていて気持ちが良いです。
指弾きのアルペジオって生音だと音量が小さくなりがちダイナミクスつけにくいんですよね。
ハカランダ合板はF Modelでも元々の音量が大きいので、1曲を通してのダイナミクスの調節が楽。
また、ホンジュラスマホガニーのネックの演奏性も良好です。
Marinヴィンテージと同じ、43mmのナット幅とやや太めのシェイプも手にしっくりきます。
Martinヴィンテージが欲しい人におすすめ
Martinのハカランダ時代のヴィンテージギターは素晴らしいですが、値段の高騰っぷりが半端じゃないです。
状態が良いものだと100万円を超えることも普通で中々手が出せません。
ですが、一度ヴィンテージものを触っちゃうと新品のMartinギターの音では満足できなくなる人も少なくないですよね。
そんな方にぜひ、試してほしいギターですね。
アムリタギターの試奏はショールームへ
アムリタカスタムギターズのアコースティックギターは楽器店に流通していません。
よって、試奏したい方は東京の湯島にあるショールームへ行きましょう。
ショールームはマンションの1室なので、事前予約制です。
事前予約が必要な分、ガッツリ試せますし、今の自身のギターを持ち込んでの弾き比べもOKだそうです。
ちなみにショールームには色んな種類のアコギやエレキギターが置いてあるので、じっくり試してくると良いですよ。
事前予約制でメーカーの方ともじっくり話せる環境なので、地方の方も東京まで出てくる価値はありますよ。
ショールーム情報
- 東京都文京区湯島2-19-5日商岩井本郷マンション801
- TEL:03-3818-8863(070-6623-0953)
- mail : info@amritaguitars.com
- 営業時間:13:00~20:00
- 定休日:木曜日
- 公式HP
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- サイド&バックにハカランダ合板を使ったヴィンテージライクなアコギ
- 音量が大きくて、ボディの鳴りがすごくて気持ちいい
- 試奏や購入はメーカーへ直接問い合わせよう
ぎたすけ
たけしゃん
アムリタカスタムギターズのF Model、D Modelの解説でした。
ヴィンテージに近い音が出る新品のアコギは魅力的ですねぇ。
しかも、価格も40万ちょいなので頑張れなくはないですし。
僕はF Modelがすごい欲しくなっちゃいました。
ハカランダ合板自体も既に入手困難なの木材。
限られた枚数しかないでしょうから、気になった方は早めにショールームへ行きましょう。
ショールーム情報
- 東京都文京区湯島2-19-5日商岩井本郷マンション801
- TEL:03-3818-8863(070-6623-0953)
- mail : info@amritaguitars.com
- 営業時間:13:00~20:00
- 定休日:木曜日
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