評価:2.5
ぎたすけ
たけしゃん
安くて使えるのもあるけど安かろう悪かろうも多いメーカーだから注意は必要だよ
- BEHRINGER(ベリンガー) C-1の機能
- BEHRINGER(ベリンガー) C-1の使用感レビュー
- 競合マイクとの比較
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BEHRINGER(ベリンガー) C-1
低価格製品に定評がある、BEHRINGER(ベリンガー)のコンデンサーマイク BEHRINGER C-1。
5,000円程度(2019年10月現在)で買えるため、コンデンサーマイクの中でも最安の部類に入る製品です。
低価格コンデンサーマイクというと最近、急激に増えた印象ですがBEHRINGER C-1は割と昔から存在する製品です。
昔から存在する割に定着していないということはお察し…とも考えられますが、本記事では実際に使ってみた結果をレビューしていきます。
BEHRINGER(ベリンガー) C-1 基本スペック
- 単一指向性
- 周波数特性:40~20,000Hz
- 最大入力音圧レベル 136dB
- 重量 450g
周波数特性が40Hz~というのが珍しいかな…くらい。
コンデンサーマイクは20Hz~が多いんですけど、正直なところ使っていても違いがわかりません。
指向性
指向性は単一指向性のみ対応。
ボーカルや配信でのトークであれば、単一指向性しか使用しないので特に問題はありません。
正面しか音を拾わないので、複数人で喋りながら配信する場合は複数マイクを立てるか、配置を工夫しましょう。
寸法・重量
- 幅 × 長さ:54 mm x 169 mm
- 重量:450g
コンデンサーマイクの中ではやや大きめ、やや重めくらいです。
450gですが、僕が使っているマイクスタンドではどれも使えました。
- マイクブームスタンド(TAMA)…〇
- ブームマイクスタンド(ノーブランド)…〇
- Roycel マイクスタンド…〇
- ブーム型卓上スタンド…〇
一番貧弱なブーム型卓上スタンドでも割と安定するので、重さは合格ですね。
最大入力音圧レベル
136dbとコンデンサーマイクの中では平均の範囲内。
ボーカルやアコギ録りするには全く困りません。
マイクケース付き
プラスチック製のマイクケースが付属されています。
中にはマイク本体、マイクホルダー、変換ネジ(5/8→3/8インチ)が入るようになっています。
取っ手が付いているため、単独での持ち運びには便利。
…ですがマイクを単独で持ち運ぶことはほぼないので、鞄に入れるには大きすぎて逆にマイナスです。
ちなみに最初から乾燥剤が2つ入っています。
保管にあたっては定期的に乾燥剤を変えたほうが良いでしょう。
乾燥材
スタンドマウント付き
※付属のスタンドマウントと変換ネジ
マイクスタンドとの接続にはスタンドマウントが付属しています。
レビューで詳しく書きますが、このスタンドマウントが角度調節不能の超絶使い辛い仕様です。
マイキングにこだわらない人は良いですが、マイクの角度や位置を細かく調節したい人は別売りのものを用意したほうが良いでしょう。
また、変換ネジ(5/8→3/8インチ)も付属しています。
マイクスタンドのネジサイズが2パターンあるので、その調節用に使うものですが意外と付属していないものも多いので親切です。
USBタイプもある
BEHRINGER C-1は音楽用途で一般的なXLRタイプですが、USBタイプのBEHRINGER C-1Uも存在します。
USBタイプはオーディオインターフェイス無しで使えるため、ゲーム機と接続してゲーム実況する…といった用途には便利です。
逆に音楽用途だとオーディオインターフェイスを使わないとレイテンシーや音質面で不利なことが多いので、通常のXLRタイプを選ぶべき。
自身の使用用途に合わせて選択しましょう。
C-1(XLR)
C-1U(USB)
BEHRINGER(ベリンガー) C-1 レビュー
それでは、BEHRINGER C-1をレビューしていきます。
総評すると「安いけど、やっぱりダメなところが多い」です。
BEHRINGER C-1はコンデンサーマイクとして機能はするのですが、使い辛い点が多々あります。
価格を最優先するなら検討の価値はありますが、品質とのバランスを考えるとおすすめできる製品ではありません。
音質はハイが強めで耳に刺さる
音質はハイが強めでキンキンした音です。
音自体はまともではありますが、高音が耳に刺さりやすいのでハイトーンのボーカルさんはEQ調節必須です。
ちなみに僕のミックスの腕ではEQ調節を頑張っても自分のボーカルが耳に刺さっていたのですが、Neutron先生にお任せしたら高音をピンポイントでバッサリ切って耳に刺さらなくなりました。
つまりはミックスの腕次第で何とか使えるマイクではあるということです。
Neutron先生は曲によって、バッチリなときと使わないほうが良いと感じるときがあって難しいのですが、今回は脱帽でした(笑)。
ホワイトノイズがきつい
マイクのゲイン自体が低くて、他のマイクと比べて音量を上げないといけません。
しかし、音量を上げるとサーというホワイトノイズがかなり載ります。
上記に載せた参考動画もホワイトノイズがかなり載ってます。
S/N比は公式にも載ってないので数値上はわかりませんが、他のコンデンサーマイクと比べてノイズはかなり載ります。
大きさ・重量は合格点
※一般的なマイクであるAT2020(右)と並べてみた
ライブ配信者に人気のオーソドックスなマイクであるaudio technica AT2020(1万円)と並べても大きさは同等程度。
重さはBEHRINGER C-1のほうが100gほど重く、450gありますが卓上マイクスタンドでも普通に使えます。
自宅で使うマイクとしては大きさ・重さともに合格です。
スタンドマウントが角度調節できない
※斜めに設置しようとしてひっくり返っている状態
付属のスタンドマウントは角度調節できる機能がありません。
最初は初期不良なのかと思ったのですが、構造を見る限りは仕様っぽいです(汗)。
C-1のスタンドマウントは角度を固定するためのネジが存在しません。
プラスドライバーで回せるところはあるのですが、いくら回しても固定されませんでした。
マイクスタンドに真っ直ぐ設置するときは問題ありません。
※この角度なら問題なし
問題はブームスタンドなどを使って、角度を付けてマイキングするときです。
こんな風にマイクに角度を付けての設置は無理。固定できなくて、ひっくり返ります。
アコギ録りに使う場合はマイキングの角度はかなり重要なので、固定ネジがついている別売りのマイクホルダーを買ったほうが良いです。
対応している別売りショックマウントだとhana ショックマウントあたりが良さげです。
hanaショックマウント
BEHRINGER C-1
競合マイクとの比較
※マランツプロ MPM-1000
主に競合となるのは、同価格帯で買えるコンデンサーマイク マランツプロ MPM-1000。
BEHRINGER C-1は1,000~2,000円差程度です。
ですが、価格差以上に品質に差があるため、マランツプロ MPM-1000を選択することをおすすめします。
マランツプロ MPM-1000はショックマウント付属で、音質も値段の割には良いです。
何より、BEHRINGER C-1で一番難点のホワイトノイズが多く出る現象がありません。
1,000~2,000円差で不満な点をそこそこ解消できるため、マイクの購入費用はなるべく抑えたい…という人もマランツプロ MPM-1000までは頑張ったほうが賢明です。
MPM1000(XLR)
MPM1000U(USB)
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マランツプロ MPM-1000をレビュー。6,000円程度で十分に使えるコンデンサーマイクBEHRINGER(ベリンガー) C-1 まとめ
- コンデンサーマイクの中でも最も安い部類はいる製品
- 普通に使えはするが安いなりに悪いところも多い
- 費用を抑えたい人もマランツプロ MPM-1000まで頑張ったほうが良い
ぎたすけ
たけしゃん
BEHRINGER C-1のレビューでした。
以前なら、「この価格なら、少しくらい悪いところがあっても…」となってましたが、最近だと低価格で良い物が増えましたからねぇ…。
レビューもちょっと厳しい評価となりました。
僕的には音楽用途のコンデンサーマイクで予算を切り詰めていったとして、許容範囲はマランツプロ MPM-1000までかな…と感じてます。
それより下の価格となると、やっぱりそれなりに悪いところが目立ってくるなぁとBEHRINGER C-1で再認識しました。
BEHRINGER C-1
MPM1000(XLR)
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