ぎたすけ
たけしゃん
男性シンガーソングライター 解説シリーズ 福山雅治さん編です!
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福山雅治
- 1969年生まれ
- 1990年3月にデビュー
- アミューズ所属
俳優・ミュージシャンともに国民的な人気を誇るシンガーソングライター 福山雅治さん。
低音が効いた魅力的な歌声で優しく歌い上げるボーカルはアコギとの相性ばっちりです。
アミューズのオーディションに受かって、俳優としてデビューしたのは1988年。
ミュージシャンとしてメジャーデビューするのは、その2年後の1990年です。
元々、ミュージシャン志望で芸能界に入ったものの音楽タレントとしてはほとんど期待されていなかった。
最初から曲も歌詞も全部用意されていたけど、それが嫌で自分で書くとワガママを言った。
実際は曲を書いたことがなかったから、全然上手くいかなかった。
…とインタビューでお話されていました。
インタビュー記事を呼んでいると、正直で自然体でほんとに魅力的な人なんだなぁと感じますね。
影響を受けたアーティスト
中学生のころからギターにはまりだしたそうで、80年代当時のめんたいロックをルーツとして挙げています。
そこから派生したシーナ&ザ・ロケッツのギタリスト 鮎川誠さんが自分のギターヒーローだったと語っています。
当時は声が低いこともあり、自分にはボーカルは不向きと思っており、もっぱらエレキギターを弾いていたそうです。
ただ、浜田省吾さん、長渕剛さん、松山千春さんなどの楽曲をアコギで弾くことはあったと語っています。
代表的な楽曲
ヒット曲がたくさんある福山雅治さんですが、代表曲は「桜坂」です。
未来日記のテーマソングとして、自身最大のヒット曲となりました。
しっとりした曲が多い印象ですが、アルバム曲ではギターロックな楽曲も多く、楽曲制作がギターリフから始まってそうな曲も多いです。
ライブでも自身でギターソロやリードを取っていることが割と多く、やっぱりギターが好きなんだなぁと感じます。
インタビューでは歌とギターは単に楽器の違いでしかなくて、同じと語っています。
ちなみに福山雅治さんはライブのダブルアンコールでギター弾き語りをやるのが定番ですが、その弾き語りをまとめたアルバムが2019年2月にリリースされています。
全編弾き語りで聴きごたえのあるアルバムなので、ぜひチェックしていただきたいですね。
福山雅治の使用ギター、使用アイテム
福山雅治さんはギターマニアとして有名でコレクションは60本ほどあるそうです(2011年談)。
その中でも中心的なギターをピックアップして解説していきます。
アコースティックギター
※ライブメイン機 Taylor 814ce
- Martin OM-45(1930年代製)
- Martin 000-42
- Martin D-28
- Martin D-45
- Gibson J-45(1956年製)
- Gibson ハミングバード
- Taylor 814ce(ライブのメインギター)
- Taylor 816ce
- YAMAHA LLX36C
テレビでよく見るのはMartin OM-45(1930年代)ですね。
ギター弾き語りカバーアルバム 「魂リク」はMartin OM-45でレコーディングされています。
その他にもMartin D-28やD-45もテレビで使用されているのをたまに見ますね。
最近だと、2016年のドラマ「ラブソング」で使われていた、Gibson J-45(1956年製)のイメージが強いです。
なお、Gibson ハミングバードは近年ではほとんど見ませんが「桜坂」のPVで使われており、その関係で福山雅治さん=ハミングバードというイメージがあります。
そんな感じでレコーディングやテレビでの使用ギターは時期によって、色んなものがあります。
逆にライブのメインギターはTaylor 814ceで長年固定されています。
福山雅治さんの814ceはTaylor製ピックアップ ES1が内蔵されている時代のものです。
ナチュラルなピックアップな出力が気に入っているとコメントされています。
また、曲によって814ceよりボディサイズを少し大きくてローが強いTaylor 816ceとYAMAHA LLX36Cを使っています。
YAMAHA LLX36CはYAMAHA製のピックアップに加えて胴鳴りを拾うためのマイクが3つ追加されており、合わせてプリアンプも2つ増設されています。
う~ん、すごいこだわり。
ライブメイン機であるTaylor 814ceは僕もメインで長年使っているのですが、ほんとに素晴らしいエレアコですよ。
エレキギター
※James Tyler Studio Elite Burning Water
- James Tyler Studio Elite Burning Water
- James Tyler Studio Elite
- Gibson ES-335
- Gibson Les Paul
- ポール・リード・スミス CUSTOM24(プライベートストック)
エレキギターも色んなものを使用されています。
James Tyler Studio Eliteが最も印象的かなと僕個人のイメージはあります。
「ガリレオ vs. ~知覚と快楽の螺旋~」の演奏がJames Tyler Studio Eliteであることが多いからなのもありますね。
エフェクター(エレキ用)
※LINE6 M13
定番のエフェクター類が多いですね。
LINE6 M13は便利なのですが、4.5kgと重たいので持ち運びが辛いんですよねぇ。
アコギ弦
Martinの弦を使っているとラジオで回答されていました。
弦はスタッフの方に任せているそうで型番や太さは不明です。
Martin弦でおすすめはMSP4100です。
斉藤和義さんや植村花菜さんが使用されている弦でバランスも良く、値段も手ごろです。
ピック
オリジナルのトライアングル型のピックを使用されています。
硬さは不明です。
市販品でのおすすめはJim Dunlop トーテックス トライアングル ピック 0.6mm(オレンジ)です。
プロアーティストでも使っている人が多いアコギ弾き語りに最適なピックです。
ピックホルダー
ギターヘッドの弦部分に引っ掛けて使うタイプのピックホルダーをライブで使用されています。
主にアコギで使用されているため、両サイド共にトライアングル型のピックを挟んでいます。
指弾きからストロークへとっさに変えるときはマイクスタンドに挟んでおいたほうが早いですが、福山雅治さんはこのギターヘッドタイプを昔から使ってますね。
カポタスト
カポタストはSHUBBを使用されています。
僕も使用していますが、着脱も便利で音質も良好な使いやすいカポタストです。
チューナー(アコギ)
ラックチューナーである、KORG DTR-2000を使用されています。
ラックチューナーって、アマチュアでは使わないよなぁ。
そもそもライブ向けにラックまで組んだりしないし。
まあ、参考…ということで。
プリアンプ(アコギ)
D.I兼プリアンプとして、COUNTRYMAN TYPE85を使用されています。
いたってシンプルで調節するツマミなどもありません。
使用機器がピックアップかスピーカーを選択するスイッチがついているだけ。
アマチュアだと、あえて買う理由がない機器です。
プリアンプが欲しい方は素直にパラアコにしておきましょう。
パラアコ
福山雅治の弾き語り
たけしゃん
弾き語りの難易度は簡単です。
歌いやすい曲ばかりで、ギターもシンプルなものが多いです。
ただ、全体的に平坦な楽曲が多いので、歌もギターも精度を高くして余裕を持つことが大事です。
そう言った意味で難しくないものの、繰り返して練習する必要があります。
ギター
ストローク、アルペジオ共に基本に忠実な楽曲が多いです。
コードも珍しいものはあまりなく、王道でローコードが中心。
なので、初心者の課題曲にしやすいものが多いです。
その一方でしっとりした曲を中心に歌が平坦なので、ミストーンが出ると非常に目立ちます。
繰り返して練習して精度を高めましょう。
また、基本に忠実なコードプレイの中に美味しいフレーズが結構入ってきます。
こういったフレーズは1つで弾き語りの説得力が高まるので勉強になります。
そして、やっぱりミストーンが出るとカッコ悪いので練習しましょう。
福山雅治さんの弾き語りギターは難しくないものの、精度が大事なので一にも二にも練習です。
ご本人もミストーンは全然ないので、忙しい中で相当弾き込んでるんでしょうね。すごい
ボーカル
最高音はmid 2 F#の曲が多いです。
キーは全体的に低めで高音で苦しむ人は少なそう。逆に曲によって低音が出ない人はいそうです。
歌自体も平坦な楽曲が多く、歌いやすいものが多いです。
ギターもシンプルなので弾き語り練習曲としても、取り入れやすいですね。
ただ、歌いやすい一方で平坦なので飽きさせないためには工夫が必要です。
歌・ギターのアクセントや強弱、歌詞の伝え方…など考えることが多いですね。
ご本人の演奏を聴いても、歌声はかなり表情豊かです。
また、ピッチやリズムも正確。ギターと一緒でかなりの工夫と練習を感じます。
というわけで、歌も録音して改善して…という繰り返しの練習が大事です。
キー的にも楽曲的にも、苦労なく歌えますが一歩踏み込んで聴き手を感動させるには…?という点を考えて改善していきましょう。
おすすめのギタースコア
おすすめは「オフィシャルスコア 福山雅治 ギター弾き語り全曲集 Vol.2 1998-2010 」です。
全曲集はVol.1(1990年~1997年)とVol.2(1998年~2010年)に分かれています。
それぞれ、70曲以上掲載されています。
もちろん、両方買っても良いですが、片方だけ買うとしたらVol.2(1998年~2010年)のほうが知名度高い曲が多いのでおすすめです。
ただ、既に増刷されていない上にVol.2(1998年~2010年)は人気が高いので中古を高い値段で買うしかないのが難点です。
Vol.2(1998年~2010年)
Vol.1(1990年~1997年)
弾き語りアルバム
福山雅治さんの解説をして
ぎたすけ
たけしゃん
福山雅治さんの解説でした!
インタビューでも正直に音域が狭いのがコンプレックスであることをお話されていましたが、その誠実さと努力家である部分が演奏にも垣間見えます。
福山雅治さんの楽曲を魅力的に弾き語るには、弾けるようになってからの試行錯誤が何より大事と感じました。
音楽にしろ、スポーツにしろ、深みを目指す人にとってはできるようになることがスタートラインですからね。
できるようになってから、いかに洗練させられるか?を追求し続けるのが素晴らしいプレイヤーになるためへの道です。
そういった大事なことを気づかせてくれる、素晴らしいミュージシャンだなと解説していて感じました。
Vol.2(1998年~2010年)
Vol.1(1990年~1997年)
弾き語りアルバム
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