ぎたすけ
たけしゃん
ヴィンテージギターとは
![アコースティックギターと白い背景](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/old-guitar.webp)
ヴィンテージギターは一般的に1960年代までに製造されたギターを指します。
中古楽器店を見てまわると、1960年代以前と1970年代以降で価格が大きく違うのでわかりやすいです。
![アコースティックギターを壁にかけかけている画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/06/acoustic-guitar8.webp)
1960年代までのギターにプレミアが付く理由は主に木材ですね。
ハカランダなど、現在では入手が難しい貴重な木材を使ったギターが多いです。
例えば、Martin D-28は1960年代までサイド&バックにハカランダを使ったギターが主流でした。
![アコースティックギターのパーツ名称](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/FG820-guitarparts.webp)
しかし、1970年代になるとハカランダ以外のローズウッドに変わります。
そのため、1960年代までのハカランダを使ったMartin D-28はプレミアがついて100万円を超えるものばかりです。
ちなみにGibson J-45の場合は1960年代前半以前のものがプレミア価格になることが多いです。
![Gibson J-45](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/04/J-45-5.webp)
1960年代後半からは製品仕様が変わることもあり、ここで大きく価格差が付きます。
なお、Gibson J-45はサイド&バックはマホガニーで、ハカランダは指板とブリッジにしか使っていません。
シンプルに市場に出回る数が少ないことで価格が高騰するのかと思います。
たけしゃん
ヴィンテージギターの魅力
![アコギが壁に立てかけられている画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/12/guitar23.webp)
ヴィンテージギターの魅力は人それぞれですが、一般的によく言われるのは下記の3点です。
それぞれの項目を掘り下げて解説していきます。
新品にはない鳴りの良さ
![C414XLSでギターのレコーディングしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/C414-XLS15-1024x576.webp)
ヴィンテージギターの魅力は何と言っても鳴りの良さです。
弾いてみるとわかりますが、新品のギターとは音量が全然違います。
ボディの振動や鳴り方もすごいので、弾いてみると違いがすぐにわかるレベルです。
これは経年による木材の成長、現在では入手困難な希少な木材を使っている点が大きいかと思います。
![アコースティックギターでアルペジオを弾いているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-26.webp)
ただ、このへんは好みにもよるかなと思います。
僕も爆鳴りのジャパンビンテージを借りている時期がありました。
最初は「鳴る!」と喜んでましたが、音がデカすぎて歌い辛いため、結局弾かなくなったことがあります…。
弾き語りだと鳴れば鳴るほど良いわけでもなく、判断が結構難しいんですよね。
ちなみにアコギのレコーディングで使う分にはすごく良かったです。
今では手に入らない製品仕様
![YAMAHAの古いギター](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/YAMAHA-guitar.webp)
ヴィンテージギターの魅力2つめは今では入手が難しい希少な仕様です。
わかりやすいのは使用されている木材ですね。
ハカランダをはじめ、希少な高級木材で作られたギターが多いです。
![アコースティックギターを床に置いている写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/06/guitar26.webp)
また、ネック・サドル・ブレイシングなどの細かい仕様も今とは異なるものが多いです。
昔は今ほど音響機器が普及していなかったため、音量を重視した設計のギターも多いんですよね。
![アコースティックギターを弾いてる右手](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-30.webp)
なお、MartinもGibsonも当時の仕様を再現した復刻版モデルを製造・販売しています。
![Gibson J-45](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/04/J-45-5.webp)
ただ、希少で経年した木材まで再現はできないので、音は本物のヴィンテージギターとは違いますね。
ちなみに当時の希少な木材を使った復刻版モデルもありますが、車が買える値段です…(苦笑)。
経年による渋いルックス
![アコースティックギターのイラスト](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/guitar-illa.webp)
ヴィンテージギターの魅力3つめは経年で作られる渋いルックスです。
経年した色焼け、塗装のひび割れ(ウェザーチェック)など、年代もの特有の渋さがあります。
この渋いルックスはステージ映えもするんですよね。
秦基博さんの愛用しているGibson J-45もヴィンテージですが、ステージ映えするルックスです。
鱗(THE FIRST TAKE)/秦基博(YouTube)
経年変化でギター自身に風格が出ます。
この渋みも新品のギターでは出せないので、ヴィンテージギターの大きな魅力ですね。
ヴィンテージギター まとめ
![アコースティックギターとモダンな部屋](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/guitar-old2.webp)
- ヴィンテージギターは1960年代までに作られたギターが中心
- プレミアがつく年代は製品によって微妙に異なる
- アコギのヴィンテージは鳴りがすごいものが多い
ぎたすけ
たけしゃん
ヴィンテージギターについての解説でした!
10年前くらいは年代ものでも50万くらいが多かったですが、最近は100万円を余裕で越すようになりましたね…。
今後も価値が上がりそうな気はするので、今のうちに掘り出し物を探してみるのも良いかもしれませんね。
![アコースティックギターと白い背景](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/old-guitar-160x160.webp)
![ギターショップのアコギコーナー](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/acoustic-guitar3-160x160.webp)
![アコースティックギターを椅子に立てかけている写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/06/acoustic-guitar10-160x160.webp)
![アコギが壁に立てかけられている画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/12/guitar23-160x160.webp)
![アコースティックギターを床に置いている写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/06/guitar26-160x160.webp)
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