ぎたすけ
たけしゃん
音叉とは
音叉とは叩くと特定の音が鳴るアイテムです。
どこを叩いても同じ音が鳴ることが特徴で、主に楽器のチューニングなどに用いられます。
楽器のチューニングでは一般的に「440Hz=A(ラ)」の音叉が使用されます。
最近ではクリップチューナーが便利なため、音叉を使ってチューニングする人は少ないです。
ですが、耳でチューニングすることで音感を鍛えることができます。
また、チューナーを忘れてしまった時のためにも音叉でのチューニング方法も覚えておいて損はありません。
音叉の使い方
音叉を膝や机などに軽くぶつけて音を出します
音叉の丸部分を歯でくわえて音を聞きます
音叉の音と5弦5Fのハーモニクスを合わせる。5弦の開放弦でも良い
5弦の音を基準に他の弦のチューニングを合わせていきます
以上の手順で音叉を使ってチューニングを合わせていきます。
まず、音叉は以下のような音が鳴ります。
この音と5弦5Fのハーモニクスの音が同じになるように合わせていきます。
ハーモニクスは5弦5F直上に指で軽く触れて、右手で弦を弾くと同時に指を離すと鳴ります。
なお、5弦の開放弦を使って合わせても大丈夫ですが、ハーモニクスの方が音のズレを聞き取りやすいです。
5弦のチューニングを合わせたら、5弦を基準に他の弦も合わせていきます。
合わせ方はいろいろありますが、ハーモニクスチューニングが合わせやすいです。
ハーモニクスチューニングは以下の手順で合わせていきます。
6弦5Fと5弦7Fのハーモニクスが合うようにチューニングする
4弦7Fと5弦5Fのハーモニクスが合うようにチューニングする
3弦7Fと4弦5Fのハーモニクスが合うようにチューニング
2弦の開放弦と6弦7Fのハーモニクスが合うようにチューニングする
1弦の開放弦と6弦5Fのハーモニクスが合うようにチューニングする
変則的なので覚えるまで何回かやってみましょう。
その他には開放弦を使った合わせ方などもありますので、下記記事を参照ください。
音叉の周波数
音叉の音にも周波数という概念が存在します。
音は1秒間の振動回数で音の高さが決まります。
振動が多ければ高い音になり、振動が少なければ低い音になります。
一般的に基準として用いられるのは1秒間に440回振動する「440Hz=A」です。
ただ、クラシックでは「442Hz=A」を用いることが多く、同じAでも音が少しだけ高いのです。
そのため、音叉も「440Hz=A」だけでなく、「441Hz=A」や「442Hz=A」の製品も販売されています。
ポップスやロックなどやる方は「440Hz=A」で大丈夫なので、商品名をよく確認して買うようにしましょう。
音叉でよくある質問
- 音叉は歯でくわえないとダメですか?
- くわえなくても音が聞き取れれば大丈夫です。ギターのチューニングではギター側で両手を使うのでくわえた方が楽です
- 音叉で叩くものは何でもいいのですか?
- 音が鳴れば大丈夫です。音が小さいですが膝で叩いても鳴ります
- 415Hz(バロック)と書かれた音叉は何ですか?
- 昔のクラシック音楽で用いられていたバロックピッチに合わせた音叉です。440Hz=Aより半音低くなっています
音叉 まとめ
- 音叉は叩くと特定の音が鳴るアイテム
- 主に楽器のチューニングなどに使う
- 鳴る音は製品によって、色んな種類に分かれる
ぎたすけ
たけしゃん
音叉についての解説でした!
今はクリップチューナーで済んでしまいますが、たまには音叉を使ってチューニングしてみると良いですね。
音叉でのチューニングは手間ですが、音感のトレーニングになります。
音程に対する意識も鋭くなるので、音楽をやる上で色んな利点がありますね。
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