ぎたすけ
たけしゃん
- イヤホンだと歌が上手く聴こえる理由
- スピーカーだと歌が下手に聴こえる原因
- スピーカーでも歌が下手に聴こえない方法
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イヤホンだと歌が上手く聴こえる理由
イヤホンだと歌が上手く聴こえる理由はズバリ「音量の大きさによる錯覚」です。
人は音量が小さいものより、大きい音の方が上手く聴こえてしまうもの。
だからこそ、最近のプロアーティストの音源は音圧を限界まで上げているわけです。
そして、スピーカーに比べて周りに迷惑が掛からないイヤホンの方が音量を上げやすいため、大きな音量で聴きますよね。
結果的にイヤホンのほうが音量が大きくなり、上手く聴こえるように錯覚するわけです。
実際はスピーカーで小さい音量で流した音の方が、あなたの本来の声です。
次章からは問題を改善できるように、スピーカーだと歌が下手に聴こえる原因を掘り下げて解説していきます。
スピーカーだと歌が下手に聴こえる原因
たけしゃん
スピーカーだと歌が下手に聴こえる原因は色々ありますが…
多いのはズバリ、この3つ。
- 音程(ピッチ)とリズムが悪い
- ミックスが上手くできていない
- スピーカーの音が悪い
それぞれを解説していきましょう。
音程(ピッチ)とリズムが悪い
スピーカーだと下手に聴こえる原因の大半は、そもそもボーカルの音程(ピッチ)とリズムが悪いためです。
実際にイヤホンでも音量を下げて聴くと、音程やリズムが悪いと下手に聴こえます。
スピーカーだと周囲への音漏れも配慮して音量は適度にするため、正しくボーカルの音を聴くことができます。
すると、音程(ピッチ)やリズムが不安定なところも聞き取れてしまうわけです。
ミックスが上手くできていない
各楽器とボーカルの音量調節、エフェクトをかけた音質の調整などミックスが上手く行ってない場合もスピーカーで聴くと変に聴こえます。
ただ、ミックスが上手くできていない場合は全体のバランスやエフェクトのかかり具合が変に聴こえることが大半です。
スピーカーだと歌が下手に聴こえる…という現象はミックスが原因でないことが多いです。
また、歌ってみた動画だと
- 音程(ピッチ)とリズムが悪い
- ミックスが上手くできていない
上記の両方を満たしている動画が圧倒的に多いです。
そのため、問題を丸めて「ミックスが上手くできていない」という理解をしがちです。
感覚的には違和感がある場合はミックスの問題の可能性が高く、下手に聴こえる場合は歌い手の問題であることが多いです。
ミックスが上手くできても、音程(ピッチ)やリズムが悪いのは別問題なので切り分けて考えましょう。
スピーカーの音が悪い
スマホのスピーカーなどはイヤホンに比べて、音質自体よくありません。
なので、イヤホンで聴くよりはもちろん安っぽく聴こえます。
ただ、歌が下手に聴こえる原因にはなりません。
市販の音源を聴くと、安っぽく聴こえるものの歌が下手には聴こえないはずです。
スピーカーの音が悪い場合は、あくまで音の解像度が下がるだけの話で下手に聴こえたりはしません。
…というわけでスピーカーだと歌が下手に聴こえる原因は「音程(ピッチ)とリズムが悪い」ためです。
次章からは対策について解説していきます。
スピーカーでも歌が下手に聴こえない方法
スピーカーでも歌が下手に聴こない方法はもちろん、音程(ピッチ)とリズムを正確にすることです。
音程(ピッチ)とリズムを正確にするための方法をいくつか解説していきます。
正確にモニターできる環境を作ろう
スピーカーだと歌が下手に聴こえるということはイヤホンやヘッドフォンで正確に歌をモニターできていないということです。
正確にモニターする力はライブでもレコーディングでも非常に重要です。
- 音量を適度に下げる
- エフェクトをかけすぎない
- 休憩してから音源を聴く
まずは上記の3点から始めてみましょう。
音量をガンガン上げると、歌がボヤけて音程(ピッチ)やリズムを感じなくなってきます。
しかし、リスナーはほどほどの音量で聴く人が大半です。
リスナーと近い環境で音源を聴いてみて、どうか?という判断基準は必ず設けましょう。
また、根を詰めすぎると音程(ピッチ)やリズムが悪くてもわからなくなってきます。
ちゃんと休憩を挟んで、リフレッシュして録った音源を聴きましょう。
モニターするヘッドフォンでおすすめはSONY MDR-CD900STです。
原音に忠実で、どこのレコーディングスタジオにも置いてある超定番のモニターヘッドフォンです。
ピッチ補正ソフトを使ってみよう
※Celemony MELODYNE 4
ボーカルをやっていると、あんまり使いたくない…と思ってしまうピッチ補正ソフト。
ピッチ補正ソフトがないと困る…までいくのは考えものですが、使いようによっては役立ちます。
ピッチ補正ソフトの良いところ
- 視覚的にピッチやリズムが狂っている部分がわかる
- 補正しているとピッチやリズムに敏感になる
- 補正前と補正後の違いがわかる
特に補正前と補正後の違いがわかるのは便利です。
いかに自分の音程(ピッチ)やリズムの狂いが悪影響を及ぼしているかを知ることができます。
ピッチ補正ソフトに頼って、レコーディング時点で精度が甘くなるのは本末転倒ですが、徐々に補正回数を減らしていければ効果的です。
最近だと、ボイトレで生徒さんの歌をピッチ補正ソフトの波形で見せて視覚的に歌を分析する…という手法もあるそうです。
確かに知人の作編曲家さんも、歌が上手い人はピッチ補正ソフトで表示される波形が綺麗と言ってましたね。
おすすめのピッチ補正ソフトはMELODYNEです。
波形を見る時の画面が見やすくて、わかりやすいので分析に使うならMELODYNEがベストです。
逆にケロケロボイスとか音作りで積極的に活用したい人は定番のAuto-Tuneが良いですね。
Auto-Tune
MELODYNE
メロディーラインは楽器で確認
感覚でメロディーラインを覚えただけだと音程(ピッチ)がグラグラしやすいので、ちゃんと楽器で確認するようにしましょう。
ギターやピアノを弾く人は自分が弾く楽器で…
楽器を持っていない人はスマホの鍵盤アプリなどを使って、確認すると良いでしょう。
音と音の距離を楽器のフレットや鍵盤を通して、ちゃんと確認すると相対音感も強くなります。
相対音感はボーカルにはもちろん、コーラスや楽器演奏にも役立ちます。
スピーカーだと歌が下手に聴こえる原因 まとめ
- スピーカーだと下手に聴こえるのは音程(ピッチ)やリズムが悪いから
- モニターや録音を聴くときはイヤホンやヘッドフォンの音量を気持ち下げよう
- 音程(ピッチ)やリズムの改善は悪い部分を正しく特定するところから
スピーカーだと歌が下手に聴こえる原因についての解説でした!
僕の経験談でいくと、スピーカーで下手に聴こえるのはほぼ確実に音程(ピッチ)やリズムが原因です。
音程(ピッチ)やリズムが悪い…だけだと問題がぼやけて改善しづらいので、どこの部分が悪いのか?まで掘り下げるようにしましょう。
リスナーの方がどのような環境で聴いていても、良い感じに聴こえるのが理想ですよね。
歌声が安定すると環境に依存しにくくなるので、日頃から自身の音源を色んな環境で聴きながら研究してみましょう。
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