評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
用途 | 項目 |
---|---|
ライブ配信 | |
DTM | |
テレワーク |
サンプル(ボイス)
サンプル(ボーカル)
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HyperX QuadCast S
マイクタイプ | USBコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド 双指向性 無指向性 ステレオ |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
サンプリング周波数 | 48kHz / 16bit |
対応OS | Windows、Mac OS PS4、PS5 |
重量 | マイク:254g スタンド:364g |
ゲーミングデバイス中心に人気のあるメーカーHyperXのUSBマイク、QuadCast S。
音質が良く、デザイン性にも優れた製品です。
HyperXのUSBマイクは4製品あり、QuadCast Sは最上位モデルになっています。
QuadCast Sは上位モデルにあたり、さまざまな機能が搭載されています。
また、専用ソフトでLEDライトの色を変更できるので、部屋に合わせたライティングにできます。
まずはQuadCast Sの製品仕様から細かく解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<HyperX QuadCast Sをレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
4つの指向性に対応
指向性 | 特徴 |
カーディオイド | 正面の音のみを拾う 1人で使う場合に最適 |
双指向性 | 前後の音を拾う 対談などで便利 |
無指向性 | 360度の音を拾う 会議室などで便利 |
ステレオ | 正面・左右の音を拾う ワイドな収録などで使う |
QuadCast Sは4つの指向性に対応しています。
基本的にはカーディオイドを使いますが、対談や会議などでは他の指向性も便利ですね。
指向性の切り替えは本体背面にあるスイッチで行います。
位置的に誤って切り替える可能性は低いですが、配信前には指向性が変わっていないかチェックしておくと確実です。
イヤホン端子と音量
QuadCast S背面にはUSB端子とイヤホン端子があります。
イヤホン端子は3.5mmです。
また、イヤホンの音量はOSのオーディオ機能もしくは専用ソフトウェアで調整できます。
マイク本体下部の音量つまみはマイクの入力音量になっています。
このつまみを左に回すとマイクの音が大きくなります。
相手の声や端末から流している音楽などは大きくなりませんので、気を付けてください。
また、専用ソフトを使うことでダイレクトモニターの音量も調整可能です。
ダイレクトモニターの音量を個別調整できるUSBマイクって、かなり少ないんですよね。
歌配信やる場合はダイレクトモニターの音量は結構大事なので、嬉しいですね。
ミュートスイッチあり
QuadCast Sは本体上部がミュートスイッチになっています。
通常動作時はマイクのLEDが点灯していますが、ミュート時は消灯します。
ミュートスイッチは押し込むタイプではなく、触ると切り替わる形式です。
パッとミュートにできるので、オンライン会議や配信時に便利ですね。
LEDライトはカラー選択可能
QuadCast SはPCで動作する専用ソフトでLEDライトのカラーを自由に変更できます。
カラーバリエーションはものすごく豊富で、自由自在に変えられます。
これはほんの一部です。
カラーパレットから好きなように色を調整できるのはすごいですね。
付属品
- マイクスタンド
- USBケーブル
- マイクアダプタ
付属品は上記の3種類です。
基本的には付属のマイクスタンドを使って、机の上に置いて使用します。
口元にマイクを持ってくる人は付属のマイクアダプタを利用して、マイクアームなどに取り付けましょう。
マイク本体はかなり軽いので、マイクアームは割となんでもいけます。
また、マイクアームを利用する場合もショックマウントは付属のものをそのまま利用できます。
マイクアームでの利用でもLEDカラーのおしゃれ感は生かせるのでいいですね。
一方でマイクアームだと、USBケーブルやイヤホンケーブルが端子の位置的に挿しづらいです。
HyperX QuadCast Sをレビュー
それでは、HyperX QuadCast Sを細かくレビューしていきます。
初めにメリット、デメリットをまとめると以下の通りです。
音質はかなり良いです。有名マイクメーカーの同価格帯と比べてそん色ないレベルです。
デザインも良く、LEDライトを活用することでマイクだけでも絵になります。
一方で音楽用途だと6.3mmヘッドホンが使えない点がやや不便です。
また、Macだと専用ソフトが使えないので、基本的にWindowsユーザー推奨の製品です。
レビューの目次
マイクの音質は良好
HyperX QuadCast Sでトーク、ボーカル、アコギを録ってみました。
音はかなり良いですね。クリアでクッキリしてますし、解像度も高いです。
サンプル音を聴き比べてみましょう。
iPhone 13 Pro、QuadCast S、Blue Yetiの3種類用意しました。
iPhone 13 Pro
QuadCast S
Blue Yeti X
QuadCast SもYeti Xも音が良いですね。
QuadCast Sはクッキリした感じの音質、Yeti Xは立体感ある音質になっています。
Blueは昔からプロユースのマイクメーカーとして有名ですが、HyperXのマイクもそん色ないレベルです。
ライブ配信などで使うには申し分ないですね。
LEDライトの選択肢が豊富
QuadCast Sは専用ソフトでLEDライトの色を変更できます。
変更できる色の種類が非常に豊富で、自由自在に色を設定できます。
複数の色を組み合わせたり、色が変化するスピードを調整することもできます。
配信でマイクだけ映した状態でも、色の変化を動的に見せられるので顔出ししない人にもおすすめですね。
マイクだけでも絵になるのはQuadCast Sの非常に大きな強みです。
ショックマウント付きで振動ノイズにも強い
QuadCast Sはショックマウントが初めから付属しています。
そのため、机に置いて使ってもタイピングなどの振動音はかなり軽減されます。
SoloCastとQuadCast Sの2本のマイクでMacbook Proのタイピング音を拾ってみました。
SoloCast
QuadCast S
聴き比べてみると、SoloCastはタイピング音の中に「ドンドン」という低音が入っています。
QuadCast Sはタイピングの音だけですね。
こうやって聴き比べてみると、ショックマウントの効果ってすごいですね…(笑)。
ちなみにQuadCast Sはポップガードも内蔵されているので、息によるポップノイズも抑制してくれます。
競合製品との比較
QuadCast S | Yeti X | MV7 | |
指向性 | 4種類 | 4種類 | 単一指向性 |
ビットレート | 48kHz / 16bit | 48kHz / 24bit | 48kHz / 24bit |
イヤホン端子 | 〇 | 〇 | 〇 |
ゲインつまみ | 〇 | 〇 | 〇 |
モニターMIX | 〇 | 〇 | 〇 |
エフェクト | × | 〇 | 〇 |
実売価格 | 約21,300円 | 約24,860円 | 約31,680円 |
比較用の競合製品として、Blue Yeti XとSHURE MV7を選出しました。
まずはワンフレーズの音源で聴き比べてみましょう。
QuadCast S
Blue Yeti X
SHURE MV7
僕的には音質はBlue Yeti Xが一番良いと感じます。
とはいえ、他の2本のマイクも十分に音良いですね。どれ選んでも音質的には全く問題ないレベルです。
Yeti XとMV7は音を調整できるエフェクトが搭載されており、アプリで調整可能です。
QuadCast Sにはエフェクト機能はないので、音に関して言うとYeti XとMV7のほうが強いですね。
対して、QuadCast Sの強みはデザインですね。
特にLEDライティングによる存在感は他のマイクにはない独自の強みです。
音だけではなく、配信時の映像含めたブランディングを考えると、QuadCast Sは非常に有用なマイクです。
また、高音質のUSBマイクでは珍しく、公式にPS4・PS5対応と明記されています。
PS4・PS5で使う予定であれば、QuadCast Sにしておくのが間違いないです。
HyperX QuadCast S
- 高音質でおしゃれなUSBマイク
- LEDライトのカラーを細かく設定できる
- 音楽用途よりはライブ配信やポッドキャストなど向き
ぎたすけ
たけしゃん
HyperX QuadCastのレビューでした。
ゲーミングデバイス中心のメーカーですが、音は有名なマイクメーカーとそん色ないレベルで驚きました。
一方で作りを見ると音楽用途よりはライブ配信などに適しています。
特に配信環境をおしゃれにしたい人にはうってつけのマイクだと思いました。
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