ぎたすけ
たけしゃん
- ナローとワイドの違い
- ナローとワイドが出てくるピックアップの種類
- 楽器メーカー別の選び方
関係するピックアップ
アコースティックギター用のピックアップでナローとワイドの話が出てくるのはピエゾタイプのピックアップです。
ピエゾタイプはギター本体のサドル下のブリッジ内部にピックアップを取り付けます。
いわゆる、インブリッジピエゾと呼ばれるものです。
参考記事
アコギ用ピックアップの選び方。サンプル音源付きで種類による音の違いを解説インブリッジへのピックアップ取り付けではサドルの幅が関係してきます。
サドルとは下記画像の赤枠内にある白い棒のようなもの。
サドルの幅はギターメーカーによって異なり、それぞれに対応するためにナローとワイドの2種類が存在するわけです。
アコギ用ピックアップの大手メーカーだとFISHMANがナローとワイドの両方を販売しています。
L.R.Baggsは1種類しかなく、ハマらない場合はサドル側を調整します。
ナローとワイドの違い
- ナロー…サドル幅2.3mm
- ワイド…サドル幅3.2mm
約1mm程度の差です。
サドル幅…というと長さと思ってしまいますが、厚みです。
メーカーや制作会社によって0.1mm単位の違いはありますが、その程度であれば問題ありません。
1mmも違うと、さすがに影響が出るので注意しましょう。
メーカー別のサドル幅
このナローとワイドですが、やはりアコースティックギターの2大メーカーであるGibsonとMartinを基に作られています。
ナローはMartin。ワイドがGibsonです。
その他のメーカーも基本は二大メーカーに合わせています。
…が各メーカー毎に若干異なりますので、一般的なサドル幅を見てみましょう。
- Martin 2.3mm
- Gibson 3.3mm
- Taylor 3.15mm
- YAMAHA 3.0mm
とこんなところ。
つまりはMartinだけナローで他のメーカーは大抵ワイド。
しかし、実際はそんな単純ではなく…。
メーカー内でも製造年月や機種によってサドル幅が変わるので確認は必要。
例えば、Martinについてはオールドタイプは2.3mmですが近年のものは2.7〜2.8mmに仕様変更されています。
メーカーだけでサドル幅を断定するのは危険なので気をつけましょう。
サドル幅の確認
サドル幅の確認方法は単純です。
定規でサドルの厚みを計るだけ。
ただし、学校や会社で使うような定規では正確に測れません。
端が0メモリから始まっているものを使用します。
専門家に確認するのが確実
本記事では細かくナローとワイドの違いを解説しました。
…が誤った製品を買わないようにギター工房や楽器店の方に見てもらうのが確実。
また、インブリッジピエゾ取付時は弦高が高くなるので、サドルの微調整も行います。
素人が下手に手を出すと失敗する可能性が非常に高いです。
今回の知識はあくまで豆知識。
自身で取付ける人はそれなりに専門的な技術が必要なことを認識しておきましょう。
まとめ
- ナロー、ワイドはサドル幅を指している
- インブリッジタイプのピックアップ取付で関係する
- サドル幅は長さじゃなくて厚みのこと
ぎたすけ
たけしゃん
インブリッジピエゾに関するナローとワイドの違いについて解説しました!
僕自身も長年、二種類あるのは知ってたけど違いがわかりませんでした。
そのくらい、知らなくても影響ない豆知識です(笑)。
繰り返しですが、インブリッジピエゾの取付けは加工や微調整が多く難しいです。
気軽な気持ちでチャレンジするのはやめておきましょう。
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