評価:4.5
ぎたすけ
たけしゃん
読みたい場所をクリック!
LEWITT LCT 240 PRO ValuePack
![LEWITT LCT240 PRO 付属のショックマウントを取付て正面からアップで撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-14.webp)
マイクタイプ | XLRコンデンサーマイク |
指向性 | カーディオイド |
感度 | 16.7 mV / Pa (-35.5 dBV) |
ノイズレベル | 19 dB (A) |
重量 | 310g |
オーストリアのオーディオメーカーLEWITTのエントリーモデル LCT 240 PRO ValuePack。
1万円台ながら、明るく抜けの良い音質が魅力的なコンデンサーマイクです。
LCT 240 PROには通常版とValuePackがあり、本記事はValuePackのレビューです。
![LEWITT LCT240 PRO ValuePackのパッケージ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-3.webp)
通常版との付属品の違いはショックマウントかスタンドマウントかです。
![LEWITT LCT240 PRO ValuePack付属のショックマウント側面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-12.webp)
価格的にも2,000~3,000円の違いなので、ValuePackを買ったほうが良いと思います。
まずはLCT 240 PRO ValuePackの製品仕様から解説していきます。
飛ばしてレビューを読みたい方は<LCT 240 PRO ValuePackをレビュー>を参照ください。
カーディオイドマイク
![単一指向性の図解](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/Cardioid.webp)
LCT 240 PROは正面の音を中心に拾うカーディオイドマイクです。
左右の音はあまり拾わないため、声・歌・楽器の収録などに適しています。
歌ってみたのレコーディングから、配信、動画制作まで自宅レコーディング全般で使いやすい仕様です。
ハイ上がりのマイク
![LEWITT LCT240 PRO 周波数特性](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-22.webp)
LCT 240 PROの周波数特性をみると、高音域がグッと上がっています。
この特性は音を録ってみても、わかりやすく感じますね。
他のマイクと聴き比べても、高音域の抜けが良く、非常に明るい音です。
![LEWITT LCT240 PRO 付属のショックマウントを取付て右斜めから撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-16.webp)
そのため、基本的にはボーカル向けのマイクと感じました。
この抜けの良い特性は1万円台だと意外とないので、低価格帯にも違ったキャラクターのマイクが出たなと感じました。
付属品
![LEWITT LCT240 PRO ValuePackのパッケージ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-3.webp)
![LEWITT LCT240 PRO ValuePack付属のマイクポーチ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-1.webp)
- ショックマウント
- ウィンドスクリーン
- マイク・バッグ
- リストバンド
- ケーブルタイ
LCT 240 PRO ValuePackの付属品は上記の5種類です。
まず、ValuePackの特徴は付属品がショックマウントになることです。
![LEWITT LCT240 PRO ValuePack付属のショックマウント](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-13.webp)
通常版のLCT 240 PROはスタンドマウントタイプのマイクホルダーになっています。
![](https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/l/le_lct240bkfff_2.jpg)
ショックマウントに比べると、振動ノイズには弱くなります。
価格差は2,000~3,000円程度なので、歌録りや配信で使う方はValuePackを選択したほうが良いと思います。
あと、リストバンドとケーブルタイっぽいものが付属していました。
![LEWITT LCT240 PRO ValuePack付属のリストバンドとケーブルタイ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-11.webp)
公式の付属品には記載がないため、期間限定品なのかもしれないです。
なお、上位モデルのLCT 440 PUREにはポップガードが付属しますが、LCT 240 PRO ValuePackにはありません。
![LEWITT LCT440 PURE 付属のポップガード](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT440-PURE-17.webp)
一応、LCT 240 PRO ValuePackにもウィンドスクリーンは付属しています。
![LEWITT LCT240 PRO ValuePack付属のウィンドスクリーン](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-9.webp)
![LEWITT LCT240 PRO 付属のウィンドスクリーンとショックマウントを取付て右斜め上から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-21.webp)
ウィンドスクリーンでもポップノイズはそれなりに防いでくれます。
LCT 440 PURE付属のポップガードは別売で買えるので、歌録りで使う方は別途購入するのが良いかと思います。
LEWITT LCT 240 PRO ValuePackをレビュー
![LEWITT LCT240 PRO 付属のショックマウントを取付て左側面から撮影2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-18.webp)
それでは、LCT 240 PRO ValuePackを細かくレビューしていきます。
はじめにメリット、デメリットをまとめると以下の通りです。
抜けが良くて明るい音というのがポイントですね。
3万円近くのマイクだと、割とよくある感じの特性ですが、1万円台だとあんまりないタイプです。
フラットなaudio technica AT2035とは真逆な特性なので、好みで選ぶマイクを変えましょう。
抜けが良くて明るい音
![LEWITT LCT240 PRO 付属のショックマウントを取付て右側面から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-17.webp)
LCT 240 PROでボーカル、アコギを録ってみました。
抜けの良い明るい音が特徴的ですね。
Bluebird SLやC214にやや近い感じの特性だなと感じました。
上記2本は価格帯が大分上なので、1万円台で買えるLCT 240 PROはすごく良いですね。
1万円台では間違いなくトップレベルの音質です。
なお、同価格帯にはフラットでナチュラルに録れるaudio technica AT2035があるので好みによって選択を変えられます。
![audio technica AT2035](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/08/AT2035-15.webp)
個人的にはボーカル録りでは音の抜けが良い、LCT 240 PROの方が好みですね。
自宅で扱いやすいサイズ感
![LEWITT LCT240 PRO 斜め下から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-8.webp)
LCT 240 PROはコンパクトで軽いコンデンサーマイクです。
そのため、自宅での取り回しが楽でレコーディング・配信のどちらでも扱いやすいです。
![LEWITT LCT240 PRO 付属のショックマウントを取付て右斜めから撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-16.webp)
また、LCT 240 PRO ValuePackは付属品が充実しています。
また、付属品自体も質が良いので扱いやすい点も良いですね。
![LEWITT LCT240 PRO ValuePackのパッケージ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-3.webp)
別売りですが、専用のポップフィルターを購入するとショックマウントに磁石で取付可能です。
![LEWITT LCT440 PURE ショックマウントとポップガードを取り付けた状態。右側面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT440-PURE-28.webp)
磁石で付いているため、逆さにしても落ちません。
僕も最近は上位モデルのLCT 440 PUREを自宅でよく使っていますが、LEWITTのマイクは取り回しが楽で良いです。
![LEWITT LCT240 PROとLCT440 PURE](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT440-PURE-11.webp)
レコーディング・配信で毎日使っていると、自宅での使い勝手はかなり重要です。
その点でも、LCT 240 PROはとても良いですね。
audio technica AT2035との比較
最後は同価格帯のaudio technica AT2035との比較です。
まず音質面ですが、LCT 240 PROは明るくて抜けの良い音で、AT2035はフラット寄りで原音に忠実という印象です。
なので、キャラクターは結構違います。
僕は歌録りならLCT 240 PROのように明るい音が好みです。逆にアコギ録りだとAT2035のほうが好みですね。
![audio technica AT2035](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/AT2035-30.webp)
本体機能に関しては、AT2035はPADとローカットスイッチが付いています。
![](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/08/AT2035-17.webp)
![](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/08/AT2035-18.webp)
ローカット | 80Hzのハイパスフィルター |
PAD | -10dBの減衰 |
LCT 240 PROには本体機能はありません。
ただ、自宅でボーカル、アコギ録りをする分にはどちらもほとんど使うことはないかなと思います。
付属品もほぼ同等で、LCT 240 PRO ValuePackはウィンドスクリーンが付属している程度です。
![LEWITT LCT240 PRO 付属のウィンドスクリーンとショックマウントを取付て正面から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-20.webp)
なので、音のキャラクターが違う以外はほぼ同等という印象ですね。
そのため、どちらにするかも音の特性から考えるのが良いと思います。
僕はボーカル録りではLCT 240 PROのほうが使いやすいと感じます。
![LEWITT LCT240 PRO 付属のショックマウントを取付て左側面から撮影2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-18.webp)
逆にトークや楽器録りではフラットで低ノイズなAT2035のほうが良いなと感じました。
![audio technica AT2035](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/AT2035-28.webp)
自身のメイン用途に合わせて、どちらを選択するか決めると良いでしょう。
LEWITT LCT 240 PRO ValuePack まとめ
![LEWITT LCT240 PRO ValuePackの外箱](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-2.webp)
- 明るくて音の抜けが良いコンデンサーマイク
- 付属品の質も良く、自宅での使い勝手が良い
- フラットな特性が良い人はaudio technica AT2035のほうが良い
ぎたすけ
たけしゃん
LEWITT LCT 240 PRO ValuePackのレビューでした。
音質が良いだけでなく、付属品も揃っているので、安心して薦められる製品ですね。
![LEWITT LCT240 PRO ValuePackのパッケージ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-3.webp)
最初に買うマイクとしても良いですし、数千円のマイクからのアップグレードにもちょうど良いマイクです。
![コンデンサーマイクを10本並べた画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/condencer-mic-160x160.webp)
![ライブ配信をやっているPCデスク](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/08/live-streaming-160x160.webp)
![BlueのUSBマイクを並べた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/blue-usb-160x160.webp)
![audio technica AT4050 ポップガード付き](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/AT4050-28-160x160.webp)
![audio technica ATL458A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/atl458a-1-160x160.webp)
![RODE PSA1のアームを伸ばした状態。左から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-22-160x160.webp)
よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめランキングベスト10【2024年版】 〜プロアーティスト使用マイクも紹介〜
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
ギター初心者も弾ける簡単な曲 おすすめ50選。練習時のポイント解説付き
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介
Bmコード(ビーマイナー)の押さえ方。ギターでキレイに鳴らすためのコツや良く使うコードフォームを解説