ぎたすけ
たけしゃん
用途 | 項目 |
---|---|
普段使い | |
DTM | |
ライブ配信 |
読みたい場所をクリック!
AKG K371-BT-Y3
構造 | 密閉型 |
ドライバー径 | 50mm |
プラグ | 3.5mm ※6.3mm変換アダプタ付属 |
Bluetooth | Bluetooth標準規格 Ver.5.0 |
インピーダンス | 32Ω |
重量 | 294g |
AKGのBluetooth対応モニターヘッドホン K371-BT-Y3。
ワイヤレス再生にも対応した、高品位のスタジオ向けヘッドホンです。
Bluetoothと有線接続の両方に対応しており、フラットな特性で高音質です。
生楽器のレコーディングなどシビアな環境は有線で、確認やリスニングはBluetoothといった使い分けが可能です。
それでは、K371-BT-Y3の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<K371-BT-Y3をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
大口径50mmドライバー
K371-BT-Y3は大口径の50mmドライバーを採用しています。
大口径だと低音が強いものが多いですが、K371-BT-Y3は低音から高音までバランスよいですね。
フラットで目立っている帯域がなく、原音に忠実なモニターヘッドホンという印象です。
Bluetoothと有線の両対応
K371-BT-Y3はBluetoothと有線に両対応したヘッドホンです。
Bluetoothは本体スイッチをONにするだけで使えます。
Bluetooth再生中はL側のイヤーカップ部分がタッチセンサーで機能し、一通りの操作ができます。
充電はUSB端子を使って約2時間。最大40時間使用できます。
なお、音声入力が10分間ないと自動で電源OFFになります。
Bluetoothスイッチの下に有線接続用の端子もあります。
Bluetoothは便利ですが、音がやや細く、遅延もあります。
レコーディングやミックスなどシビアな用途では有線が良いので、両対応は助かりますね。
ちなみに内蔵マイクも入っています。
モニターヘッドホンですが、普段使いも大分意識されていますね。
密閉型ヘッドホン
K371-BT-Y3は遮音性の高い密閉型ヘッドホンです。
密閉型は低音がこもりやすいですが、K371-BT-Y3は低音が目立ちすぎることもなく程よいです。
ヘッドバンドは11段階に調整可能で、かなり余裕があります。
僕は頭はやや大きいくらいですが、大分余裕があるので頭が大きい人でも安心です。
また、イヤーパッドは反転はしないですが、前方向に回転はできます。
イヤーパッドも側圧は優しめで付けていて楽なのも良いですね。
付属品
K371-BT-Y3は3種類の有線用ケーブルとUSBケーブルが付属しています。
有線ケーブルは3.5mm端子で6.3mm変換アダプタが付いています。
ケーブル以外に専用ポーチも付属しています。
なお、ヘッドホン本体はヘッドバンドを回転させてコンパクトにすることができます。
Bluetooth対応なのもあって、携帯するのはすごく楽で良いですね。
AKG K371-BT-Y3をレビュー
それでは、K371-BT-Y3を細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
全体的にはすごく優秀なモニターヘッドホンだと感じました。
特に欠点らしい欠点もなく、全方面で優秀です。
レビューの目次
音質はフラット。良い意味で無難
K371-BT-Y3で色んなサウンドを聴き比べてみました。
フラットでどの帯域もバランスよく出力されています。
音の解像度もなかなかよく、各楽器の音がしっかりとモニターできますね。
どこの帯域も整っていて、良い意味で無難な音です。
リスニング用途だと、少し物足りなさを感じるかもしれないですね。
モニター用途では、非常に聴きやすい音になっています。
負担が少ない付け心地
K371-BT-Y3は側圧も優しめで、付け心地が良いです。
長時間付けていても、耳や頭が痛くなることもなく、快適に作業ができます。
フィット感はaudio technicaのヘッドホンに比べると落ちますが、側圧がないので耳への負担が少ないです。
ヘッドバンドの調整幅も余裕があるので、好みに合わせてフレキシブルに調整できます。
頭や耳への負担が少ないので、長時間作業にも適したヘッドホンです。
取り扱いにはやや注意が必要
K371-BT-Y3のヘッドバンドは左右広げる動作にやや不安があります。
口コミを見てもヘッドバンドが割れたという書き込みは結構ありました。
ヒビノHPにも「左右のイヤーカップを22cm以上広げると破損する恐れがある」と注意書きがあります。
22cmをメジャーで実測してみると割と余裕がありません。
装着時に横に大きく広げたり、外すときの動作が乱暴だとヘッドバンドが割れる危険があります。
通常使用している分には問題なさそうですが、現場でハードに使う人はMDR-CD900STなどにしたほうがいいかもしれません。
競合製品との比較
K371-BT-Y3を自宅にあるaudio technica ATH-M50xとSONY MDR-CD900STと比較しました。
まずはMDR-CD900STですが、高音にクセがあります。
レコーディング時のモニターとしては非常に使いやすいですが、ミックスにはやや不向きです。
対して、K371-BT-Y3はフラットなので、レコーディング・ミックスと万能に使えます。
なので、一台で色んな用途に使うならK371-BT-Y3が適しています。
ただ、MDR-CD900STはとにかく頑丈なので、ハードに使う環境なら検討の余地はありますね。
続いてはaudio technica ATH-M50xとの比較です。
まず、低音の深みや音の明瞭さではATH-M50xのほうが僕は好みでした。
対して、付け心地はK371-BT-Y3のほうが好みですね。
ATH-M50xは側圧がやや強く、フィット感もあるので長時間付けていると耳がムレます。
長時間作業が多い人はK371-BT-Y3のほうが負担少なくて良いと感じました。
ただ、この2台はどちらも素晴らしいので甲乙つけがたいです。
AKG K371-BT-Y3 まとめ
- AKGのBluetooth・有線両対応のモニターヘッドホン
- フラットな特性でバランスの良い音質
- 付け心地が良く、長時間作業に適している
ぎたすけ
たけしゃん
AKG K371-BT-Y3のレビューでした。
最近だとモニターヘッドホンもBluetooth対応したものが増えてきましたね。
レコーディングやミックス時は有線が良いものの、ラフに聴く時はBluetoothだと楽で良いですよね。
関連記事
モニターヘッドホン おすすめランキング10選。DTM・歌ってみた・配信で使いやすい製品を徹底解説 AKG K271 MKII-Y3をレビュー。自然なサウンドと快適な装着感のモニターヘッドホン audio technica ATH-M60xをレビュー。非常に高音質で軽量なオンイヤーヘッドホン AKG K553 MKII-Y3をレビュー。音場が広く、各楽器の音を確認しやすいモニターヘッドホン イヤモニ(モニターイヤホン) おすすめランキング ベスト5。選び方から使い方まで徹底解説!よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめ17選【2024年】。ボーカルレコーディングで定番の製品を徹底比較。
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
ギター初心者も弾ける簡単な曲 おすすめ50選。練習時のポイント解説付き
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
女性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。参考アーティストも合わせて紹介
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介