評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
用途 | 項目 |
---|---|
普段使い | |
DTM | |
ライブ配信 |
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AKG K361-BT-Y3
構造 | 密閉型 |
ドライバー径 | 50mm |
プラグ | 3.5mm ※6.3mm変換アダプタ付属 |
Bluetooth | Bluetooth標準規格 Ver.5.0 |
インピーダンス | 32Ω |
重量 | 252g |
AKGのBluetooth対応モニターヘッドホンK361-BT-Y3。
実売価格で13,200円程度で買える無線・有線両対応の製品です。
50mmの大口径ドライバーを搭載し、フラットな特性ながら臨場感のあるサウンドを実現したヘッドホンです。
それでは、K361-BT-Y3の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<K361-BT-Y3をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
大口径50mmドライバー
K361-BT-Y3は大口径の50mmドライバーを採用しています。
大口径のドライバーは低音にパワーがあり、K361-BT-Y3も低音は結構出てます。
ですが、全体のバランスは良い感じに調整されていて、中高音などもクリアに聞こえてきます。
フラットな特性でモニターヘッドホンらしい音になってますね。
ちなみに基本の音量がかなり大きいです。
レビューにあたっては15台のヘッドホンと聴き比べましたが、K361-BT-Y3がダントツで音が大きかったです。
Bluetoothと有線の両対応
K361-BT-Y3はBluetoothと有線の両対応ヘッドホンです。
L側にスイッチやマイクなどが内蔵されています。
Bluetooth再生中はL側のイヤーカップがタッチセンサーで機能し、一通りの操作ができます。
充電はUSB端子を使って約2時間。最大24時間使用できます。
ちなみに上位モデルのK371-BT-Y3は2時間充電で最大40時間使用できます。
Bluetoothで長時間使う人はK371-BT-Y3のほうがいいかもしれないですね。
有線用の端子はBluetoothスイッチの横にあり、3.5mm端子が採用されています。
更には内蔵マイクも搭載されています。
モニターヘッドホンですが、普段使いも意識された仕様になってますね。
密閉型ヘッドホン
K361-BT-Y3は遮音性の高い密閉型ヘッドホンになっています。
側圧は優しめで、付け心地は非常に良いですね。
ヘッドバンドは11段階に調整できる仕様になっています。
調整幅にはかなり余裕があるので、頭が大きくても大丈夫そうです。
また、イヤーパッドは反転はしないですが、前方向に回転はできます。
長時間付けていてもムレにくく、疲れにくいので、作業用のヘッドホンとしても優秀です。
付属品
K361-BT-Y3は1.2m、3mのストレートケーブルとUSBケーブルの3本付属しています。
また、キャリングポーチも付属しています。
なお、ヘッドホン本体はヘッドバンドを回転させてコンパクトにできます。
Bluetooth機能もあるので、携帯性も高く、普段使いのヘッドホンとしてもかなり優秀です。
AKG K361-BT-Y3をレビュー
それでは、K361-BT-Y3を細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
全体的には普段使い、モニター用途のどちらの面でも優秀なヘッドホンです。
一方で耐久性にやや不安があるので、現場でガシガシ使うにはあまり適していないですね。
レビューの目次
音質はフラットで迫力がある
K361-BT-Y3で色んなサウンドを聴き比べてみました。
各帯域のバランスが良く、定位も安定しており、モニターしやすい音です。
50mmドライバーだけあって、低音もしっかり出ており、音に迫力もあります。
一方で良くも悪くも本当にフラットだなとも感じました。
アコギのレコーディングでは、中高音域のシャカシャカした音がもっと明瞭に出て欲しいと感じました。
アコギのREC中心で使うならSONY MDR-7506のほうがやりやすいですね。
逆にミックスやリスニング用途が多い人には、K361-BT-Y3は非常に良いヘッドホンだと思いました。
付け心地が良く、長時間作業向き
K361-BT-Y3は側圧も優しく、付け心地が非常に良いです。
長時間付けていても、耳や頭が痛くなることもなく、快適に作業ができます。
1万円台の有名ヘッドホンは側圧強めが多いので、優しめのものが良い人には適しています。
イヤーパッドの感触も良いので、長時間付けていても疲れにくいですね。
編集作業など長時間になる用途が多い人には非常に使いやすいヘッドホンです。
取り扱いにはやや注意が必要
K361-BT-Y3はヘッドバンドは左右広げる動作にやや不安があります。
口コミを見てもヘッドバンドが割れたという書き込みは結構ありました。
ヒビノHPにも「左右のイヤーカップを22cm以上広げると破損する恐れがある」と注意書きがあります。
22cmをメジャーで実測してみると割と余裕がありません。
装着時に横に大きく広げたり、外すときの動作が乱暴だとヘッドバンドが割れる危険があります。
通常使用している分には問題なさそうですが、現場でハードに使う人はMDR-7506などにしたほうがいいかもしれません。
競合製品との比較
K361-BT-Y3の競合製品として、audio technica ATH-M40x、SONY MDR-7506と比較しました。
比較した2製品は有線のみなので、K361-BT-Y3も音は有線で比べています。
個人的にはレコーディングのモニター用途ではATH-M40xかMDR-7506を選びますね。
この2機種のほうが音にメリハリがあって、自分のアコギの音が聴きとりやすいんですよね。
ボーカル録りのときも、ベースやドラムのキックの音など把握しやすいです。
対して、普段使いや編集作業などでは、付け心地がよくBluetoothで便利に使えるK361-BT-Y3が良いですね。
焦点はBluetoothを使う頻度、長時間の編集作業で使う頻度の2点かなと思いました。
僕ならレコーディング・ミックス作業が中心ならMDR-7506、普段使い・編集作業も多いならK361-BT-Y3を選びます。
AKG K361-BT-Y3 まとめ
- 1万円台で買えるBluetooth対応の高音質ヘッドホン
- 有線とBluetooth両対応でモニターから普段使いまで万能
- 普段使い、長時間の編集作業などに適している
ぎたすけ
たけしゃん
AKG K361-BT-Y3のレビューでした。
音質、機能面共に優秀なモニターヘッドホンでした!
1万円台は選択肢がおおいですが、普段使いから編集作業までこなすには非常に良いヘッドホンでしたね。
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