Sennheiser IE 400 PROをレビュー。ドラマー・ベーシスト向けの本格的なイヤモニ

Senheiser IE 400 PRO

ぎたすけ

イヤホンのレビューか。ドラマー・ベーシスト向けってことは低音が強いとか?

たけしゃん

使った感じはバランス良くて万能に使えそうな音質だったよ

音圧高くても音が歪まない設計になってるみたいね

補足
レビューするためにメーカー様にデモ機(SMOKY BLACKカラー)をお借りしました

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ミュージシャン

たけしゃん

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プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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Sennheiser IE 400 PRO

Sennheiser IE 400 PRO

ゼンハイザーのプロユース イヤモニ IE 400 PRO。

ハイレゾサウンドのモニター用に新たに開発されたダイナミック 7mm ワイドバンドトランスデューサーを搭載したモデルです。

実売価格で3万円半ば~後半くらいしますが、音質やフィット感は申し分ないです。

特に音質がクリアで、音の分離が良いため非常に聴きとりやすくて演奏しやすいです。

まずはIE 400 PROの製品仕様から解説をしていきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<IE 400 PROをレビュー>を参照ください。

製品仕様の目次

耳にかける有線タイプ

Sennheiser IE 400 PROを付けているところ

IE 400 PROは耳にかけるタイプの有線イヤホンです。

カナル型で耳の中にスポッと収まります。

ステージ上での使用を想定されているため、取付すると自然には外れません。

このタイプを使ったことがない人は最初は違和感を感じそうですが、慣れるとフィットして周りの音もシャットアウトしてくれるので快適です。

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リケーブル可能だが独自規格

Sennheiser IE 400 PRO イヤホンからケーブルを外した

IE 400 PROはケーブル取り外し可能な仕様になのでリケーブル可能です。

ただし、端子が独自規格なので一般的なMMCXなどは取付できません。

また、下位モデルのIE 40 PROとも互換性はありません。逆に上位モデルのIE 500 PROとは互換性があります。

まあ、IE 400 PROを買う人は大半がイヤモニ用途だと思うので、基本的には純正品以外にリケーブルする必要はないはずです。

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付属品

キャリングケース

IE400PROのキャリングケース

シリコンアダプタ&フォームアダプタ

Sennheiser IE 400 PROのイヤーピース

クリーニングツール

IE 400 PRO付属のクリーニングツール

6.3mm変換アダプタ

IE400PROとIE500PROに付属する6.3mm変換アダプタ

付属品は豊富で必要なものは揃ってます。

IE 400 PROからは持ち運び用のケースが衝撃にも強そうな硬めのキャリングケースにグレードアップしています。

また、6.3mmの変換アダプタが付属していますね。

本体ケーブルはイヤホン標準の3.5mmのイヤホンジャックです。

Sennheiser IE 400 PROの接続端子

オーディオインターフェイスなどの音響機器は6.3mmタイプが多いので、付属品で両対応できるのは嬉しいですね。

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Sennheiser IE 400 PROをレビュー

Sennheiser IE 400 PRO

それでは、IE 400 PROをレビューしていきます。

はじめに箇条書きでレビュー内容をまとめると以下の通り。

  • 音の分離が良くて非常に聴きやすい
  • 装着感も耳にフィットして良好
  • 音量をかなり上げても、キレイなまま出力される
  • リスニング用途でも聴きやすくて良好

とまあ、イヤモニとしての性能は文句なく良いです。

おすすめユーザーはベース・ドラムとなってますが、どっかの音域が尖ってるわけでもなく全パートで使いやすい気がします。

補足
ちなみに上位モデルのIE 500 PROはボーカル・ギタリスト向けとなっています

一方で外出しながらのリスニング用途だと、便利機能など一切ないので同メーカーのワイヤレスイヤホンのほうが数段使いやすいです。

このあたりは用途に合わせて商品選択するべきですね。

レビューの目次

バランス良く、分離も良い聴きやすい音

Sennheiser IE 400 PRO

IE 400 PROは各帯域のバランスも良く、音の分離も良いので非常に聴きやすいです。

市販の音源を聴くと、各楽器の音がぶつからずにそれぞれの音がしっかり聴こえます。

イヤモニとして使用する場合も、各楽器の音が聴きとりやすいというのは重要ですよね。

音の解像度が高くて、非常にクリアに聴こえるので聴いていて色んな音が自然に入ってくる感じが心地よいです。

下位モデルのIE 40 PROも聴きやすくて良かったんですが、やはりIE 400 PROの音を聴くとワンランク上なんだなと感じますね。

中音域がしっかり出てるからなのか、IE 40 PROに比べて音に迫力とか勢いがあります。

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大音量でもナチュラル

Sennheiser IE 400 PRO

モニターの音量をグッと上げて、大音量になっても歪みもせずにナチュラルに聴けます。

ドラムなどがいるライブステージだと周りの音に負けないようにモニターの音量を結構上げると思うので、その状態でもナチュラルに聴けるのは良いですね。

IE 400 PROで採用されているTrueResponse ドライバーシステムなるものが、音圧が上がった状態でもクリアに音が聴けるようにしてくれるそうです。

Sennheiser IE 400 PRO

わざと音量をグッと上げた状態でバンドオケでボーカルRECしてみましたが、自分の声はちゃんと聴きとれて、特に問題なく歌えました。

そこらのヘッドホンでモニター音量上げすぎると、ピッチやリズムが正確に取りににくなるので、ゼンハイザーのイヤモニってすごいなと感じました。

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フィット感が心地よい着け心地

Sennheiser IE 400 PROを付けているところ

IE 400 PROは取付位置を調整すると耳にスポッとハマってフィットします。

しっかりと固定されて、自然には外れないのでライブ中も安心してパフォーマンスできます。

また、僕は長時間付けていても耳が痛くならなかったです。

以前からSHURE SE215を使っていますが、数時間つけっぱなしだと耳が少し痛くなってくるので、IE 400 PROは痛くならないのはすごく良かったです。

ライブ配信とかやってると、延長・延長で気づくと1~2時間やってることも割とありますからね。

数時間つけっぱなしでも問題ないかは重要なポイントです。

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リスニング用途でも非常に良い

Sennheiser IE 400 PRO

音がクリアで分離も良いので、普通にリスニング用途で使っても聴きやすいイヤホンです。

僕もIE 400 PROを借りてる期間は気に入って、リスニング用途でも多用してました。

各楽器の音が干渉しないので、聴きやすいんですよね。

特に僕が良く聴くネオソウルとかシティポップは音の余白とか余韻を楽しむ音楽なので、音場が広くて分離が良いと余裕をもって色んな音を聴けて快適でした。

音量上げても音がクリアなままなので、激しめのジャンルを音量上げて聴く場合にも良いイヤホンかなと思います。

たけしゃん

ただし、音量の上げすぎには気を付けましょう

一方で有線かつイヤモニ向けの製品なので、外出用には不向きです。

ノイズキャンセリング機能もありませんからね。

外出用には同メーカーのMOMENTUM True Wireless 2など優秀なワイヤレスイヤホンが販売されているので、このあたりは用途に合わせて使い分けましょう。

※MOMENTUM True Wireless 2

イヤモニ、自宅でのリスニング用で使うならIE 400 PROは音質・機能性も優れているので、非常に使いやすい製品です。

Sennheiser IE 400 PRO まとめ

デスクで作業しているところ
  • プロユースの本格的なイヤモニ
  • 音質はクリアで音の分離も良いため、各楽器の音がモニターしやすい
  • 音量をグッと上げても、音がクリアなままなのでバンドステージで特に良さげ

ぎたすけ

やっぱり、本格的なイヤモニだとリスニング用とは違うんだな

たけしゃん

そうだね。端子とかケーブルも本番でトラブルがないように頑丈に作られてるしね

ライブでガンガン使うなら、イヤモニ用途の製品買ったほうが良いね

Sennheiser IE 400 PROのレビューでした。

音も聴きやすいし、長時間付けても耳が痛くならないし…と使っていてすごく良かったです。

ライブステージはもちろん、スタジオや自宅からのライブ配信でも使えるので今後の活動を見据えて本格的なイヤモニを買っておくと便利ですよ。

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