ぎたすけ
たけしゃん
e945はボーカルマイクの中でも歌っていて高音が気持ちいい機種だよ
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SENNHEISER e945
ゼンハイザーのe900シリーズから、指向性を絞ったスーパーカーディオイドマイク e945。
ライブやライブ配信など、様々な状況で使える万能なダイナミックマイクです。
e900シリーズは高音の抜けが良くて、気持ちのいいサウンド。
僕の周りのミュージシャンでもマイマイクにe935とe945を選んでる人は結構多いんですよね。
なお、e935とe945の違いは主に指向性です。
e935はカーディオイド(単一指向性)でe945はスーパーカーディオイド(超単一指向性)です。
※左がe935、右がe945
e945は指向性をかなり絞って、周りの余計な音をできるだけ拾わないようにしています。
顔がマイクからズレると音量がガクンと下がりますが、その分ハウリングに強いです。
それでは、e945の製品仕様から細かく解説していきます。
仕様は飛ばしてレビューを読みたい方は<e945をレビュー>を参照ください。
e945の製品仕様 目次
スーパーカーディオイド
※公式の仕様書より引用
e945は正面の音だけ拾うスーパーカーディオイド(超単一指向性)マイクです。
普通のカーディオイドよりも更に範囲を絞って、周囲の音を拾わないようになってます。
仕様書見ると、1000Hz以下の低音域のほうがやや指向性が広くなってますね。
また、マイクのグリル部分もe935と比べて尖ってます。
※左がe935、右がe945
周りの音を拾いにくいので、マイク音量上げてもハウリングしにくいです。
マイクにベッタリ近づいたり、音量を高めにしたい人には良いですね。
周波数特性
※公式の仕様書より引用
e945の周波数帯域は40 – 18000 Hz。
下位モデルのe845は40 – 16000 Hzなので、ちょっと広くなってます。
仕様書を見ると2000 Hzからグッと持ち上がって、中~高音域を広げてます。
e845の場合は4000 Hzあたりからグッと上がってるので、e945になって中高音域の持ち上げる範囲もやや広くなってます。
e935やe945はダイナミックマイクの中でも高音の抜けが良いので、このへんは仕様書通りといったところでしょうか。
大きさ・重量
- 高さ×横 186mm × 47mm
- 重量:365g
ダイナミックマイクの中ではやや大きくて、重めですが標準の範囲内ですね。
自宅にあるマイクスタンドで試した結果は下記の通り。
- ブームスタンド(TAMA)…〇
- ブームスタンド(KC)…〇
- ブームスタンド(ノーブランド)…〇
- Roycel マイクアーム…〇
- ブーム型卓上スタンド…〇
何でもOKでした。
ライブハウスで使うにも、自宅で使うにも便利なサイズ感です。
付属品
マイクホルダー
マイクポーチ
マイクホルダー内には取り外し可能な変換ネジが入っています。
マイクスタンドによってネジサイズが異なるので、その対応用ネジです。
付属品の質はどちらも良好です。
マイクとマイクホルダーをマイクポーチに入れて携帯できます。
SENNHEISER e945をレビュー
それでは、SENNHEISER e945を細かくレビューしていきます。
まず、箇条書きでざっくりまとめると下記の通り。
- 高音の抜けが良好で使いやすい音質
- 指向性は結構狭いので注意
- 価格はちょっと高め
- ルックスがカッコいい
音質は良い感じでレコーディングしてて、使いやすかったです。
指向性が狭いので、マイクポジションはちゃんと決めたほうが良さげ。
デメリットとしては価格がやや高めなことですね。
実売価格で2万円くらいが相場です。
音質やルックスにどれだけメリットを感じられるかポイントですね。
e945のレビュー目次
高音の抜けがよく音質良好
低音も高音もキレイにしっかりと拾ってくれます。
特に高音質がクッキリと強く抜けてくるので、気持ちいい音です。
実際にボーカルとアコギを別々にe945で録った動画がこちら。
僕はハイトーンでちょっとハスキーな感じなので、e945は相性良かったです。
あと、アコギが良い感じに録れてますね。
イントロの高音の響き方とか、クッキリと録れていてフレーズが良く聴こえます。
ボーカル用マイクですが、アコギのアルペジオとか録るのにも良いですね。
他のマイクと比較してみようということで、下位モデルのe845、定番のSHURE SM58、価格帯が近いaudio technica AE6100の4本で歌を録ってみました。
e845
e945
SM58
AE6100
こうやって並べてみると、結構違うんですね。
やっぱり、SM58は音の抜けが悪いですね。
とはいえ低中音域の押し出しは強いので、ボーカルのタイプによっては最適解になりそう。
そして、音が前に来てる感じがするのはe945とaudio technica AE6100の2本。
e945は高音域の押し出しが強くて、音がクッキリしてます。
AE6100も音の抜けはかなり良くて、シャリッとした感じですね。
このへんは好みの問題ですが、高音域を太くガツンと出すならクッキリしてるe945のほうが相性はいいですね。
指向性は結構狭い
※公式の仕様書より引用
スーパーカーディオイドということで、音を拾う位置は正面でキュッと絞られてます。
色々と角度付けて使ってみると、やっぱり指向性狭いです。
マイクポジションをアバウトにやってると、音量のムラが出やすいので定位置は決めておきましょう。
逆に言えば、それだけ他のメンバーの楽器音を拾わないわけです。
なので、ハウリングや音の回り込み対策には有効なマイクです。
ボーカルマイクとして、標準的な指向性が良いという人はe935を買いましょう。
高音域がクッキリした音質はほとんど変わらずに、指向性がカーディオイドになったマイクです。
ゼンハイザーはシリーズごとにカーディオイドとスーパーカーディオイドを選べるのが良いですね。
ルックスが良い
ゼンハイザーのe900シリーズってルックスが良いですよね。
黒のメタルボディにマイクグリルの色合いが絶妙で、カッコいいなーと使いながらも思ってました。
このシックなルックスはどんな衣装にも万能に合います。
あと、e900シリーズ使ってる友達のライブの写真や映像見てても、横から顔アップで抜いたときとかマイクが良い感じなんですよね。
マイクって顔とセットで映るものなので、ルックスは大事ですよね。
特に弾き語りの場合は両手がふさがってるので、ほぼ確実に顔とセットでマイク映りますしね。
価格はちょっと高め
e945は実売価格で2万円くらいが相場(2020/8/31現在)。
他メーカーの上位モデルのダイナミックマイクは1.6~1.8万円くらいの価格帯が多いんですよね。
なので、e945は価格的にはやや高めに感じます。
ただ、サウンドハウスだと2020/8/31現在ではe945は1.8万円くらいで売ってます。
あと、カーディオイドのe935が1.7万円程度で売ってたりします。
そのため、予算面で悩んでる場合は買う店を選んだり、e935を選択肢に入れることも検討しましょう。
あと、価格はさることながら
- クリアで力強い高音
- スーパーカーディオイド
この2点を満たすマイクはe945以外になかなかないので、2万円まで予算頑張っても買う価値は十分あります。
e945
e935
SENNHEISER e945 まとめ
- 高音の抜けが気持ちいい、スーパーカーディオイドマイク
- 高音がクッキリと押し出されて、歌っていて気持ちいい
- ルックスが良いので、ライブ映像とかでも映える
ぎたすけ
たけしゃん
SENNHEISER e945のレビューでした。
僕は声質的にすごく好きなタイプのマイクでした。
普段は会場備え付けのSM58使ってる人がマイマイク買うときに、音がこもらないe935やe945を選ぶことって結構多いイメージあるんですよね。
音の抜けが良い、ダイナミックマイクを探している方はぜひ、試してみてください!
e945
e935
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