AirPods Proをレビュー。ノイズキャンセリングが優秀なワイヤレスイヤホン

AirPods Pro

ぎたすけ

ワイヤレスイヤホンのレビューって珍しいな

たけしゃん

お出かけ用に買ったんだよね

ミュージシャン目線で使いやすいかどうか解説していくよ

飛ばし読みガイド

この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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AirPods Pro

AirPods Pro

Appleのワイヤレスイヤホン AirPods Pro。

人気のAirPodsシリーズの上位モデルです。AirPods(第2世代)との違いは下記の通り。

AirPods Pro
  • カナル型
  • アクティブノイズキャンセリング対応
  • 外部音取り込みモード対応
  • 耐水・耐汗性能:IPX4
  • 27,800円
AirPods(第2世代)
  • インイヤー型
  • アクティブノイズキャンセリング非対応
  • 外部音取り込みモード非対応
  • 耐水・耐汗性能:×
  • 22,800円

大きい違いは、ノイズキャンセリングの有無ですね。

実際に使ってみてもAirPods Proのノイズキャンセリングは超強力です。

たけしゃん

東京は色んな音で、ほんとにうるさいので重宝します

僕も買ってみて、非常に満足しているAirPods Proをまずは仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<AirPods Proをレビュー>を参照ください。

仕様の目次

カナル型イヤホン

AirPods pro

AirPods Proは耳の奥に入れて使う、カナル型イヤホンになっています。

下位モデルのAirPodsは耳の奥まで入れずに使うインナーイヤー型でした。

※インナーイヤー型のAirPods

カナル型とインナーイヤー型のどっちがいいかは好みですが、カナル型のほうが遮音性が高く没入感も高いです。

たけしゃん

僕はカナル型のほうが装着感に違和感もなく、電車でも音が聴き取りやすいので好みです

ノイズキャンセリング対応

AirPods proとガジェット

AirPods Proはアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。

かなり強力で地下鉄などにいても電車の音を大分かき消してくれます。

また、外部音取り込みモードにも対応しています。

外を歩くときなど、ノイズキャンセリングONだと周囲の音が聴こえないため、自然なレベルで外部音を取り込んでくれます。

ノイズキャンセリング・外部音取り込みモードはイヤホンのスイッチ長押しで切り替え可能です。

AirPods proのくぼみ

デフォルトだと、ノイズキャンセリングと外部音取り込みモードの2つになっています。

iPhoneなどを通じて、右・左のどちらのイヤホンに何を割り当てるか設定できるようになっています。

AirPods proの設定画面

ノイズキャンセリングと外部音取り込みの両方オフにしたフラットな状態も設定できます。

その人の好みにもよりますが、僕は左をノイズキャンセリング・外部音取り込み・オフの切替用。右はSiri用にしてます。

コントロール方法

AirPods proのくぼみ
アクション 機能
1回押し 再生、一時停止、電話の応答
2回押し 次の曲にスキップ
3回押し 前の曲にスキップ
長押し ノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを切り替え
Hey Siriと発声 音声操作が可能(設定でSiriをONにする必要あり)

イヤホンのくぼみ部分を押すことでコントロールできるようになっています。

なお、くぼみ部分を押すとイヤホンからカチっという音が流れるのでわかります。

ちなみに音量調節機能はないため、iPhone側で調整するかSiriを使って音声操作する必要があります。

耐水・耐汗 IPX4

AirPods Pro

AirPods ProはIPX4に準拠してます。

具体的に言うと「雨や汗などの日常生活での使用なら問題ない」というレベルです。

さすがに水をぶっかけたり、お風呂に沈没させると壊れる可能性が高いので気を付けましょう。

僕自身もAirPodsじゃなくて、AirPods Proを選んだ理由としてスポーツジムで使うためでした。

AirPodsは耐水機能などはないので、ちょっと心配だったんですよね。

たけしゃん

とはいえ、ランニングしてる人で普通にAirPods使ってる人たくさんいます…(笑)

連続再生時間は最大24時間

AirPods proのケース

AirPods Proはイヤホンが最大4.5時間、充電ケースも含めると最大24時間駆動します。

補足
ノイズキャンセリング・外部音取り込みをオフにすれば、イヤホンは最大5時間駆動となる

充電ケースは非常にコンパクトなので、持ち歩きも楽です。

iPhone7とAirPods Proを並べた

※iPhone7と並べてみた

事前にちゃんと充電しておけば、外出時に使っていて充電切れで困ることは基本ないですね。

充電ケースへのケーブル接続はライトニングケーブルです。

AirPods proの充電ケースはライトニングケーブル

iPhoneユーザーなら、iPhone用のモバイルバッテリーとケーブルで充電可能です。

充電ケースは急速充電に対応しているので、対応のバッテリーのケーブルなら5分の充電で約1時間再生可能です。

また、充電ケースはQi規格のワイヤレス充電器でも充電可能です。

なお、充電ケースのLEDランプで充電状況がわかるようになっています。

AirPods proのケース
LEDの色 状態
オレンジ 充電中
充電完了

ケースのLEDでは充電完了しているか否かしかわかりません。

iPhoneの近くでイヤホンを充電ケースに収納した状態で、ケースを開くと充電状態が画面に表示されます。

AirPods proの充電状態

おしゃれな表示のされかたですね…(笑)。

付属品

Lightning – USB-Cケーブル

AirPods pro付属のライトニングケーブル

イヤーチップ

AirPods proのイヤーパッド

付属品としてLightning – USB-Cケーブルとイヤーチップがついてきます。

USB-C接続可能なUSBコンセントは付属しないので、ないなら別途購入しましょう。

補足
USB 2.0のライトニングケーブルでも充電可能です。ただし、急速充電にはなりません

イヤーチップはイヤホンにMサイズが最初から装着されており、付属品でSとLサイズが用意されています。

iPhoneに表示されるAirPad Pro設定画面からイヤーチップの装着状態をテストできます。

AirPods proのイヤーチップ調整テスト

イヤホンを耳にしっかりと接続した状態でテストを行うと、密閉されているか結果が表示されます。

うまく密閉されている場合の画面がこちら。

AirPods proのイヤーチップテスト結果

密閉されていない場合はイヤーチップを変えてみましょう。

しかし、色々とハイテクですね…。

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AirPods Proをレビュー

AirPods Pro

それでは、実際にAirPods Proをレビューしていきます。

はじめにレビュー内容を箇条書きすると、以下の通りです。

  • 音質は普通。特性はフラット
  • ノイズキャンセリングは凄いの一言
  • リハーサルスタジオとかライブハウスで超便利
  • iPhoneユーザーはとにかく楽

とまあ、こんな感じ。

音質は悪くはないですが、3万円することを考えると良いとは言えないですね。

一方でノイズキャンセリング機能は凄すぎてビビります。

電車移動など以外にもミュージシャンには色んな場面で便利です。

あと、やっぱりiPhoneとの親和性が素晴らしいです。

そのため、音質重視の人よりは音質はそこそこ良ければいいので利便性を求めたい…という人向けのアイテムです。

ちなみに僕はミュージシャンとしての使用感レビューなので、音楽をやらない人はガジェットブロガーのマクリンさんのAirPod Proレビュー記事も参考にするとよいと思います。

レビューの目次

音質は普通。特性はフラット

AirPods Pro

AirPods Proで音楽を聴くと独特な感じもなく、普通に良い音という印象です。

一方で他メーカーのようにリスニング用の調整をされてる感じもなく、聴いていて物足りないとも感じます。

1万円台だったら、音も良いねーと言いたいところですが、3万円もするんだよなぁ…と思っちゃうのが本音です。

自分の演奏音源とか聴いてても、AirPods Proで聴くと何か大人しいなーと感じちゃいますね。

一方で何を聴いても、そこまで強烈にはこないので全体的に聴きやすい音ではあります。

まあ、ノイズキャンセリングとか機能性が素晴らしいので音質はこれだけ担保されてれば十分かなとも思いました。

機能性よりも、音質をとにかく追求したい…という人は、SONY WF-1000XM3とか検討したほうが良いですね。

一方で総合点でみると、AirPods Proはかなり完成度高いので外出時の使用がメインなら超強いです。

ノイズキャンセリングがとにかくすごい

AirPods pro

ノイズキャンセリング機能がとにかくすごいです。

地下鉄乗ってても、ノイズキャンセリングONにすると周囲の音が大分消えます。

しかも、そこまで強烈に高音がなくなったりしてないんですよねぇ…。

もちろん音質変化はありますが、移動中でここまでちゃんと音楽聴けるのかとびっくりしました。

たけしゃん

ノイズキャンセリングってここまで進化してるのね…と驚きました

あと、周囲の音に合わせてノイズキャンセリングのかかり具合が変化します。

静かな自宅だと、ノイズキャンセリングOFFにしてもほとんど音が変わりません。

そのため、基本的には常時ノイズキャンセリングONにしといて、外歩くときだけ外部音取り込みモードに変えればOKです。

補足
ノイズキャンセリングと外部音取り込みは自動では切り替わりません

また、外部音取り込みモードも自然な外部音の混ざり具合で非常に便利。

車とか自転車とか聞こえてほしい音はちゃんと聞こえる割に風切り音は防いでくれて魔法みたいです(笑)。

出先用のワイヤレスイヤホンとして考えれば、AirPod Proの完成度は相当高いですね。

リハーサルスタジオとかライブハウスで超便利

リハーサルスタジオ

AirPods Proはノイズキャンセリングが強力なので、リハーサルスタジオとかライブハウスで音源確認するときに超便利です。

以前は譜割とかキメの確認で、音源を聴くときってスタジオの外出てたんですよね。

やっぱり、他の楽器鳴ってると音量上げても聴こえにくいですからね。

ところが、AirPods Proだと周囲の音を消してくれるので、他のバンドがリハやってても普通に聴けます。

たけしゃん

ノイズキャンセリングの威力がすさまじいです…

特に冬場とか外出て聴くのは寒くてつらいので、室内にいたまま聴けるのがめちゃくちゃありがたいです。

全然意識せずに買ったんですけど、地味に一番うれしかったポイントかもしれません(笑)。

iPhoneだと、とにかく楽

iPhone7とAirPods Proを並べた

同じメーカーなのもあって、iPhoneとの親和性は抜群です。

難しい設定もなく、勝手にペアリングされるし、ペアリングの精度も超高いです。

たけしゃん

以前使ってたイヤホンは結構ペアリングしないことあったんですが、AirPods Proは今のところ完璧です

さすがに音飛びはたまに発生しますが、発生するのも新宿駅とか池袋駅みたいなターミナル駅くらいです。

普段、カフェとかスポーツジムではノンストレスで聴けてます。

あと、地味にライトニングケーブルでスマホもワイヤレスイヤホンも充電可能なのもありがたいです。

ケーブル2本を小さい鞄に入れて持ち歩くのは結構だるいですからね。

とりあえず、モバイルバッテリーとライトニングケーブルだけ持って外出すれば充電切れのリスクもないです。

iPhoneユーザーだと、音質・機能・利便性の総合点ではAirPods Proを上回るワイヤレスイヤホンはないと思いますね。

それぐらいに使っていて完成度高いと感じる良い製品です。

AirPods Pro まとめ

AirPods pro
  • iPhoneと親和性抜群のappleのワイヤレスイヤホン
  • ノイズキャンセリングがとにかくすごくて、移動中にちゃんと音楽を聴ける
  • iPhoneユーザーはすごく楽なのでおすすめ

ぎたすけ

バンド演奏してる横で普通に音源聴けるって、そりゃすごいな

たけしゃん

AirPods Proのノイズキャンセリングはほんとすごいよ。感動しちゃった

AirPods Proのレビューでした。

カフェで仕事することが増えて、試しに買ってみるかーと思って買ったんですが想像をはるかに超えて役立ってます。

音質もそれなりに良いし、外出時(特に大都市の人)に音楽聴くには最適な製品ですね。

長丁場のセッションとかだと、待ち時間にサッと音源確認とかしたいので、そういった場面でも最強なイヤホンです。

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