ぎたすけ
たけしゃん
本記事はアコギの弦交換する頻度や見分け方を解説している記事です。
アコギでの弦交換の方法は下記記事を参照ください。
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アコギ弦の交換頻度
![普通のアコギ弦とコーティング弦の違いを説明した図](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/Strings8.webp)
アコギ弦の交換頻度は通常の弦であれば1ヶ月程度。コーティング弦は2〜3ヶ月程度が一般的です。
ただし、弾く頻度や弾いた後のお手入れなどで弦の寿命は大きく変わります。
そのため、目や耳で適切な交換時期を判断できることが望ましいです。
![コンパウンド弦のMartin MA130Sは弦が白い](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/MA130S-Strings.webp)
まずは弦を交換するタイミングを見極めるためのポイントを解説していきましょう。
目次
目で見て判断する
![Elixirのアコギ弦を貼って6か月経過後](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/elixir-12.webp)
初心者でも判断しやすいのが、弦の状態を見ることです。
アコギ弦はサビてくるので、くすみやサビが目立ち始めたら交換時期です。
![Elixirのアコギ弦を貼って6か月経過後](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/elixir-13.webp)
プレーン弦が先にサビてくるので、ローフレットの1弦〜3弦を見ると判断しやすいです。
変色していたら交換するのがベターですが、サビの粉が出始めるくらいまでは使う人が多いかなと思います。
![Fender CC-60S Concert ネック前面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/03/CC-60S-2.webp)
このあたりは個人の好みですが、粉が出始めたら早めに交換することをおすすめします。
サビたまま放置すると弦が切れてしまうだけでなく、指板も汚れてしまうため注意しましょう。
なお、コーティング弦であるElixirは長期間使っても変色するだけで、サビて粉が出ることはあまりありません。
![ELIXIR NANOWEB Phosphor Bronze](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/ELIXIR-Phosphor-Bronze.webp)
![Elixirのアコギ弦を貼って6か月経過後](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/elixir-13.webp)
そのため、通常の弦と比べて、目で交換時期を判断するのは難しいです。
次の耳で判断する方法も合わせて覚えましょう。
耳で判断する
![バーで弾き語りしている男性](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/stage-guitar3.jpg)
続いては耳で弦の交換時期を判断する方法です。
弦がサビてくると、音がハッキリと変わってきます。
わかりやすいところで言うと、煌びやかさがなくなり、音の張りや高音の伸びもなくなります。
Elixirで比較用のサンプル音を用意したので、聴き比べてみてください。
張り替えてすぐの音
張り替えて6か月経過の音
Elixirなので6ヶ月張っていても、そこそこ良い音で鳴っています。
ただ、煌びやかさや音の伸びがなくなっているのは良くわかりますね。
通常の弦だと、2〜3週間程度で音にハリがなくなってきます。
![YAMAHA FG820](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/FG820-4.webp)
ライブや録音で使う場合は、その都度張り替えるのが望ましいですね。
ただし、人によっては張りたての煌びやかな音より、落ち着いた音が好きな人もいます。
![YAMAHA FGX5で弾き語りしてるところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/08/fgx5_1-1024x576.jpg)
そのへんは好みの話なので、自身の好みで交換時期を変えましょう。
そして、耳で判断するもう一つのポイントはチューニングです。
弦を長期間張っていると、伸びてきてオクターブチューニングが合わなくなってきます。
![DADDARIO PW-CT-17をギターヘッド裏に設置](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/10/PW-CT-17-6.webp)
この状態だとチューナーで合わせても、全弦鳴らすと若干濁った感じになります。
チューニングが微妙に合わなくなってきたら、すぐに弦を交換しましょう。
ちなみにElixirは音質は割と長い期間持ちますが、チューニングは3ヶ月くらいでズレやすくなります。
![ギターヘッド](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/11/guitar-head.webp)
使おうと思えば半年以上持ちますが、やはり3ヶ月くらいで交換するのが望ましいと感じます。
アコギ弦を長持ちさせる方法
![アコースティックギターに弦を張っているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/04/guitar-repair1.webp)
アコギ弦は日々のお手入れで寿命が大分変わります。
演奏後に弦を拭くだけでも、寿命は倍くらい伸びるものです。
ここでは、簡単で弦の寿命を延ばせる有効な方法を2点紹介します。
目次
演奏後に弦を拭く
![ギターをメンテナンスしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/12/guitar24.webp)
手の水分や脂はギター弦がサビる原因になります。
そのため、ギター演奏後に弦を拭くだけで、弦の寿命を延ばすことができます。
弦を拭くものはティッシュペーパーやキッチンペーパーで大丈夫です。
![キッチンペーパー](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/kitchen-paper.webp)
僕も昔はギタークロスを使っていましたが、布よりは吸湿性が良いペーパー類の方が望ましいそうです。
できれば弦だけでなく、指板も一緒に拭いてキレイにしましょう。
指板潤滑剤を使う
![](https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/g/ghs_fastfretaa.jpg)
指板潤滑剤は弦の滑りを良くするためのアイテムですが、防錆効果もあります。
そのため、演奏時に塗ると弦の寿命も伸びます。
ただ、指板潤滑剤を塗ることで弦の滑り具合だけでなく、音質もほんの少し変化します。
このあたりは好みもあるので、試しに使ってみて大丈夫なら常用するようにしましょう。
![Elixirのアコギ弦を貼って6か月経過後](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/elixir-12.webp)
おすすめの指板潤滑剤はGHSのFAST FRETです。
![](https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/g/ghs_fastfretaa.jpg)
指板潤滑剤は昔からFINGER EASEが定番ですが、スプレータイプなので指板の保護とか面倒なんですよね。
FINGER EASE
![](https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/t/tone_fingereaseb.jpg)
FAST FERTは弦に直接塗るタイプなので、周りに飛び散ることもないのが良いです。
お手入れをサボりそうな人はElixirを使おう
![ELIXIR NANOWEB Phosphor Bronzeと80/20](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/Elixer-Strings.webp)
弾くたびに弦を拭くのが面倒だという人はコーティング弦のElixirを使いましょう。
Elixirでももちろん弦は拭いた方がいいですが、拭かなくても長期間持ちます。
Elixirは通常の弦と比べて値段は2倍程度しますが、寿命は3〜4倍は持つのでコスパもいいです。
![アコギの弦](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2018/12/Elixir-4-1024x683.webp)
また、普通の弦は放置すると弦のサビが指板に落ちてしまいますが、Elixirは変色するだけでサビの粉はほとんど出ません。
どうしてもメンテナンスをサボりがちになってしまう人はElixirを使うことをおすすめします。
アコギ弦の交換頻度 まとめ
![ギター弦を取り外そう](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/10/string-change_3.webp)
- 普通の弦は1ヶ月程度、コーティング弦は2〜3ヶ月程度で交換
- 交換時期は目と耳で判断できるようになろう
- 演奏後に弦を拭いたり、指板潤滑剤を使うと弦の寿命を伸ばせる
ぎたすけ
たけしゃん
アコギ弦の交換時期についての解説でした。
変えるタイミングは弦の状態を見て、臨機応変に対応できるのが理想的ですね。
最近は弦も高いので、できるだけ長く使いたくなりますが、指板やフレット傷まないようにサビたら早めに交換するのが重要です。
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