ぎたすけ
たけしゃん
読みたい場所をクリック!
FIFINE Tank 3
![FIFINE Tank 3 床に設置した状態で上から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-6.webp)
マイクタイプ | ダイナミックマイク |
指向性 | カーディオイド |
周波数特性 | 50-16,000 Hz |
接続端子 | XLR、USB-C |
サンプリング周波数 | 44.1-48kHz / 16bit |
S/N比 | >80dB |
1万円台ながら、音質も良く、XLRとUSB端子両対応のダイナミックマイク FIFINE Tank 3。
テレワークではPCに直接接続、配信ではオーディオインターフェイスを経由するなど、多様な使い方に対応できるマイクです。
![FIFINE Tank 3 底面の端子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-5.webp)
使ってみた感じでは、マイクの音質・イヤホン端子の音質ともになかなか良いです。
マイク本体の機能も充実しているため、使い勝手も良いですね。
まずは、Tank 3の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを見たい方は<FIFINE Tank 3をレビュー>を参照ください。
カーディオイドマイク
![FIFINE Tank 3 側面を斜め上から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-15.webp)
Tank 3は正面の音を中心に拾うカーディオイドマイクです。
![単一指向性の図解](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/Cardioid.webp)
収音の中心部分は、マイク先端部分になります。
![FIFINE Tank 3の収音部分。矢印の方向に向かって発音する](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-25.webp)
上図の矢印の方向に、口元を持ってきて発音しましょう。
カーディオイドのダイナミックマイクなので、収音範囲が絞られており、周囲のノイズを拾いにくくなっています。
一方で口元までマイクを持ってこないと、十分な音量にならないので注意しましょう。
XLR・USB両対応
![FIFINE Tank 3 底面にある各端子の説明](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-27.webp)
Tank 3はXLRとUSB接続に対応したダイナミックマイクです。
マイク本体の底面にはXLR端子とUSB端子が両方用意されています。
オーディオインターフェイスやPAミキサーなどを介して、マイクを繋ぐ場合はXLR端子を使用します。
![Solid State Logic SSL2 駆動しているところ。左斜め](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/06/SSL2-9.webp)
逆にPCとマイクを直接繋ぎたい場合は、USB接続を利用します。
![FIFINE Tank 3 側面を斜め上から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-15.webp)
なお、本体のボリュームノブやミュートスイッチはUSBで接続した場合にのみ機能します。
XLRで接続した場合は、オーディオインターフェイスやミキサーで調整しましょう。
本体機能
![FIFINE Tank 3ノブの説明](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-26.webp)
Tank 3は、マイク本体側面にマイク音量(ゲイン)とイヤホン音量を調整するノブがついています。
このノブはUSBで端末と接続した場合のみ、機能します。
また、ミュートスイッチもついており、通常時は緑色に点灯、ミュート時は赤色に点灯します。
![FIFINE Tank 3 USBケーブルで接続すると緑色にランプが点灯する](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-17.webp)
![FIFINE Tank 3 ミュートしていると赤色に点灯する](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-16.webp)
ミュートスイッチはボタンを押し込むタイプですが、押し込んでもカチッという音は鳴らない仕様になっています。
ミュートスイッチもUSB接続時のみ機能します。
ダイレクトモニタリング
![FIFINE Tank 3 左側面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-19.webp)
ダイレクトモニタリングとは、接続したPCなどを介さず、自分の声を直接モニタリングする機能です。
PCを経由しないため、遅延なく自身の声をモニターできます。
![USBマイクのダイレクトモニタリング機能を図で説明したもの](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/direct-monitor-usb-1024x381.webp)
ダイレクトモニタリング機能もUSB接続した場合のみ、使用することができます。
Tank 3に接続したイヤホンは、自分の声とPCの再生音を聞くことができます。
![FIFINE Tank 3 底面にある各端子の説明](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-27.webp)
なお、XLR接続の場合はTank 3のイヤホン端子は機能しなくなります。
接続したオーディオインターフェイスのイヤホン端子を利用しましょう。
付属品
![FIFINE Tank 3 付属のUSBケーブル](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-8.webp)
Tank 3の付属品はUSBケーブル(Type A to C)です。
Tank 3側がType Cなので、接続する端末側もType Cの場合は変換アダプタが必要です。
マイクスタンドは付属しないため、自身でマイクアームなどを用意しましょう。
また、Tank 3とマイクスタンドを接続する部分は、3/8と5/8ネジ穴の両対応となっています。
![FIFINE Tank 3 マイクスタンド接続部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-4.webp)
マイクアームは今回のレビューでも使用している、Rode PSA1がおすすめです。
![RODE PSA1を左から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-16.webp)
FIFINE Tank 3をレビュー
![FIFINE Tank 3 マイクアームに接続した状態](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-22.webp)
それでは、Tank 3を細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
1万円台では、非常に良くできた製品だなと感じました。
Tank 3と同じ、XLR・USB両対応のSHURE MV7が3万円程度するので、1万円台で買えるのは良いですね。
レビューの中では、具体的にMV7との比較もしていきます。
音質は及第点をしっかり超えている
![FIFINE Tank 3 斜め前から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-13.webp)
Tank 3でボイス、ボーカルを録ってみました。
狙った音をピンポイントで録れるので、聴きやすい音です。少しこもっている印象は受けますが、配信やテレワークでは十分すぎる音質ですね。
ダイナミックマイクなのもあり、周囲のノイズ混入を大分抑制してくれます。
一方でマイクを口元まで持ってこないと、やはり音量は不足しがちです。
![FIFINE Tank 3 側面を斜め下から撮る](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-18.webp)
基本的には口元にマイクを持ってくる想定で、配置やカメラアングルを考えましょう。
イヤホン端子の音質もかなり良いですね。
![FIFINE Tank 3 底面にある各端子の説明](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-27.webp)
透明感のある、クリアな音です。
ハイインピーダンスのヘッドホンを鳴らすには出力不足ですが、一般的なイヤホンやヘッドホンならかなり良い感じに鳴ります。
XLR・USB両対応だがUSBのほうが便利
![FIFINE Tank 3 USBケーブルとイヤホンケーブルを接続した状態](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-20.webp)
Tank 3はXLR・USB両対応になっています。
ただ、本体ノブやミュートスイッチはUSB接続時しか機能しません。
そのため、基本的にはUSB接続で使用したほうが楽です。
ループバックやDSPエフェクトなどを使った高度な配信をしたい場合は、XLR接続でオーディオインターフェイスを挟むと良いでしょう。
![YAMAHA AG03MK2で録音しているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/AG03mk2-15.webp)
また、DAWを使った音楽制作で活用する場合も、XLR接続でオーディオインターフェイスを挟んだ方が何かと楽です。
こんな感じで、用途によって接続方式を変えて対応できるのが、Tank 3の強みです。
逆にいうと、テレワークや雑談配信にしか使わない場合は普通のUSBマイクで良いという話でもあります。
ボリュームノブが側面についているのは地味に良い
![FIFINE Tank 3 側面を斜め下から撮る](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-18.webp)
Tank 3は珍しく、ボリュームノブが本体側面についています。
![YAMAHA AG01 BK 正面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/02/AG01-22.webp)
これが配信やってみると、地味に便利なんですよね。
側面についているほうが、サッと音量調整しやすいです。
また、ミュートスイッチは正面配置なので、音量調整中に誤ってミュートしてしまう心配もありません。
![FIFINE Tank 3 USBケーブルで接続すると緑色にランプが点灯する](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-17.webp)
開封した段階だと「なんでこんな配置なんだろ…?」と思いましたが、使ってみると「なるほど。この配置いいな」となりました。
SHURE MV7との比較
最後はSHURE MV7との比較です。
ザックリ言うと、MV7はTank 3の多機能版マイクという感じです。
MV7ではPC・iOSで使える専用アプリが用意されています。
![SHURE PLUS MOTIVのautoモード](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/05/PLUS-MOTIV-auto.webp)
アプリを通して、以下のDSPエフェクトを利用できます。
項目 | 効果 |
EQ | 各帯域の調整 3種類のプリセットから選択 |
Limiter | 規定値を超えた音を規定値まで圧縮 設定はON/OFFのみ |
Compressor | 大きい音を圧縮、小さい音をブースト 3種類のプリセットから選択 |
Auto Level | 自動でマイク音量を調整する機能 |
このへんの機能を使いたい場合は、SHURE MV7を利用すると良いでしょう。
逆にエフェクト機能などはオーディオインターフェイスで補完するなら、Tank 3で問題ありません。
![FIFINE Tank 3 床に設置した状態で上から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-6.webp)
音質的にはほとんど差はないように感じたので、純粋に機能面と価格で比較するのが良いと思います。
ただ、MV7は33,000円程度するので、その予算があればTank 3とYAMAHA AG03mk2の両方買えちゃうんですよね。
![YAMAHA AG03MK2 ブラック](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/AG03mk2-8.webp)
であれば、Tank 3とAG03mk2のほうが対応力高いよなぁとは思います。
省スペースで済ませたい方などは、1台で色んなことができるMV7を選択するのが良いかなというくらいですね。
FIFINE Tank 3 まとめ
![FIFINE Tank 3 斜め横](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2024/03/Tank3-2.webp)
- 1万円台で買えるUSB/XLR両対応のダイナミックマイク
- 音質は及第点をしっかり超えている
- SHURE MV7と同程度の予算でTank 3とAG03mk2をセット買いできる
ぎたすけ
たけしゃん
FIFINE Tank 3のレビューでした。
1万円半ばの価格帯で、このスペックはすごくいいなと思いました。
基本はUSBマイクとして活用しつつ、オーディオインターフェイスを挟みたい用途でも使う人に最適なマイクです。
![BlueのUSBマイクを並べた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/blue-usb-160x160.webp)
![ライブ配信をやっているPCデスク](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/08/live-streaming-160x160.webp)
![SHURE SM7B](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/SM7B-11-160x160.webp)
![YAMAHA AG01 BK 正面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/02/AG01-16-160x160.webp)
![AT2020USB+とAT2020](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2020USB_15-160x160.webp)
![RODE PSA1のアームを伸ばした状態。左から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-22-160x160.webp)
![コンデンサーマイクを10本並べた画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/condencer-mic-160x160.webp)
よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめランキングベスト10【2024年版】 〜プロアーティスト使用マイクも紹介〜
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
ギター初心者も弾ける簡単な曲 おすすめ50選。練習時のポイント解説付き
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介
Bmコード(ビーマイナー)の押さえ方。ギターでキレイに鳴らすためのコツや良く使うコードフォームを解説