ぎたすけ
たけしゃん
リフレクションフィルターなし
![AKG C214](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/C214-50.webp)
Reflexion Filter PRO
![Reflexion Filter Pro 下から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-3.webp)
読みたい場所をクリック!
sE Electronics Reflexion Filter PRO
![Reflexion Filter Pro 下から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-3.webp)
昔から定番のリフレクションフィルター sE Electronics Reflexion Filter PRO。
レコーディング時に反響音の混入を抑制してくれるアイテムです。
Reflexion Filter Proはアルミ、ウール、ポリカーボネイトなどのマルチレイヤー構造になっており、自宅環境でも優れた音響環境を構築してくれます。
![Reflexion Filter Pro 上斜めから撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-5.jpg)
反響する環境で歌を録ってみると、しっかりと抑制してくれるのがわかります。
まずはReflexion Filter Proの製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<Reflexion Filter PROをレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
マルチレイヤー構造
![Reflexion Filter Pro 斜め下から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-9.webp)
- 穴の開いたアルミの拡散層
- ウールによる音響吸収層
- アルミホイル被膜による拡散層
- 非対称のエアギャップ(空間)によるアイソレーション層
- ポリカーボネイトによる拡散層
- 特許取得のポリエステルファイバーボード層
Reflexion Filter PROは様々な素材を組み合わせたマルチレイヤー構造になっています。
反響音を抑制しつつ、広い周波数帯域でバランスを取るためには異なる素材が必要なため、このような仕様になっています。
![Reflexion Filter Pro](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-2.webp)
録り比べてみると、1万円程度のリフレクションフィルターと比べて音がクッキリしますね。
反響音は抑制されつつも、音の伸びなどは維持されています。
Reflexion Filter PROに合うマイクスタンド
![Reflexion Filter Pro 背面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-6.jpg)
Reflexion Filter PROの重量は約3.6kgです。
さすがに重たいので、マイクアームはもちろん、マイクスタンドでも製品を選ばないと支えられません。
一緒に使うマイクスタンドはTAMAをおすすめします。
本レビューでもTAMAで検証していますが、安定度抜群で全く問題なかったです。
![Reflexion Filter Pro 下から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-3.webp)
ちなみにリフレクションフィルター本体が角度調整できる仕様になっているので、マイキングは比較的自由です。
付属品
![Reflexion Filter Pro 接続部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-8.webp)
Reflexion Filter PROの付属品は取付に必要な部品とレンチがついています。
取付に関してもそんなに難しい工程もなく、マイクスタンドに挟んで固定するだけです。
本体は折り畳めるタイプではないので、普段はちょっと場所を取りますね。
sE Electronics Reflexion Filter PROをレビュー
![](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-1.webp)
それでは、Reflexion Filter PROを細かくレビューしていきます。
まずはメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
Reflexion Filter PROの良いところは原音への影響が少ないところですね。
反響音はしっかり押さえつつ、高音の伸びなどは維持されています。
レビューの目次
部屋鳴り抑制効果は高い
![Reflexion Filter Pro 斜め下から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-9.webp)
まずは録り比べしたサンプル音を聴いてみましょう。
効果がわかるように部屋の中でも反響しやすい場所で録りました。
リフレクションフィルターなし
![AKG C214](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/C214-50.webp)
Reflexion Filter PRO
![Reflexion Filter Pro 下から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-3.webp)
部屋鳴りの混入をかなり抑制できています。
こんなもんか…と感じた人も多いかと思いますが、この差がmix時に大きく出ます。
mixでは音量を揃えて音圧を上げるためにコンプレッサーを多段掛けします。
![](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2018/10/ca96c1109fee91a559d69beda98a0c90.webp)
そうすると、部屋鳴りの音も増幅されてしまうんですよね。
先ほどのサンプル音にコンプレッサー2段掛け&マキシマイザーを掛けた音源を聴いてみましょう。
リフレクションフィルターなし
![AKG C214](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/C214-50.webp)
Reflexion Filter PRO
![Reflexion Filter Pro 下から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-3.webp)
この音源だと違いが明らかですよね。
最近のポップスやボカロだと、もっと激しくコンプで潰すことが多いので差が一層でます。
反響がそれなりに強い場所でもReflexion Filter PROを使えば、使える音で録れます。
自宅で歌ってみたのレコーディングをする人などには非常に良いアイテムです。
原音への影響が少ない
![Reflexion Filter Pro 横から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-4.jpg)
Reflexion Filter PROの良いところは原音への影響が少ない点です。
リフレクションフィルターは音がややこもり気味になりますが、Reflexion Filter PROはほとんど影響がありません。
Classic ProのCAR900とサンプル音で比較してみましょう。
Reflexion Filter PRO
![Reflexion Filter Pro 下から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-3.webp)
CAR900
![Classic Pro CAR900とAKG C214](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/CAR900-13.webp)
CAR900は反響音はしっかり抑えられていますが、音が少しこもっている感じもします。
オケに混ぜれば、わからないレベルの違いですが、音数が少ない音源だと少し気になります。
1万円程度のリフレクションフィルターと比べると、Reflexion Filter PROは優れた音響になっていると感じますね。
KAOTICA EYEBALLとの比較
![KAOTICA EYEBALLをAKG C214につけた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/eyeball-7.webp)
最後はKAOTICA EYEBALLとの比較です。
EYEBALLはマイクをすっぽり包み込むタイプで、軽量で扱いやすく、価格も2.7万円程度とREFLEXION FILTER PROと同じくらいです。
まずは同じ条件でボーカル録りしたサンプル音を聴いてみましょう。
Reflexion Filter PRO
![Reflexion Filter Pro 下から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-3.webp)
EYEBALL
![KAOTICA EYEBALLをAKG C214につけた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/eyeball-7.webp)
反響音の抑制度合いではREFLEXION FILTER PROのほうが若干上ですね。
とはいえ、どちらも反響音は十分抑えられています。
一方でEYEBALLはマイクアームでも使えるので、使い勝手が非常に良いです。
逆に万能さではREFLEXION FILTER PROのほうが上です。
EYEBALLは直径1.5~2.75インチ(一般的なラージダイアフラムはOK)のマイクでしか使えません。
![KAOTICA EYEBALLの穴](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/09/eyeball-3.webp)
なので、色んなマイクで使う人はREFLEXION FILTER PROのほうが無難ですね。
sE Electronics Reflexion Filter PRO まとめ
![Reflexion Filter Pro 背面横](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Reflexion-Filter-Pro-7.webp)
- 昔から定番のリフレクションフィルター
- 部屋鳴りの抑制効果は高い
- 原音への影響も少ない
ぎたすけ
たけしゃん
sE Electronics Reflexion Filter PROのレビューでした!
部屋鳴りの抑制効果はしっかりあって、導入する価値は高いですね。
自宅でボーカルレコーディングをたくさんする人はぜひ導入しましょう。
関連記事
![SE ELECTRONICS RF-X 横から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/RF-X-2-160x160.webp)
![SE ELECTRONICS RF-X](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/RF-X-1-160x160.webp)
![コンデンサーマイクを10本並べた画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/condencer-mic-160x160.webp)
![BlueのUSBマイクを並べた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/blue-usb-160x160.webp)
![ライブ配信をやっているPCデスク](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/08/live-streaming-160x160.webp)
![audio technica AT4050 ポップガード付き](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/AT4050-28-160x160.webp)
よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめランキングベスト10【2024年版】 〜プロアーティスト使用マイクも紹介〜
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
ギター初心者も弾ける簡単な曲 おすすめ50選。練習時のポイント解説付き
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介
Bmコード(ビーマイナー)の押さえ方。ギターでキレイに鳴らすためのコツや良く使うコードフォームを解説