audio technica ATH-E50をレビュー。コンパクトで高音質なイヤモニ

audio technica ATH-E50

評価:4

ぎたすけ

いかにもイヤモニって感じの見た目で使いやすそうだな

たけしゃん

小さいけど、耳に入れてみると抜群にフィット感だったよ
補足

レビューするためにメーカー様よりデモ機をお借りしました

ATH-E50の評価
音質
 (4)
使いやすさ(イヤモニ)
 (4.5)
普段使い
 (4)
価格(2.3万円程度)
 (4)
総合評価
 (4)
メリット
デメリット
  • フラットな特性でバランスが良い
  • 音場が広く、分離も良い
  • 小型でフィット感も良好
  • 低音は控えめで中高音がシャリっとしている
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

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プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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audio technica ATH-E50

audio technica ATH-E50
型式バランスド・アーマチュア型
再生周波数帯域20~18,000Hz
出力音圧レベル107dB/mW
インピーダンス44Ω
入力端子A2DCコネクタージャック
重量約5g
公式サイト

audio technica EシリーズのミドルクラスにあたるATH-E50

ステージパフォーマンス、DTMなどに適したインイヤーモニターです。

Eシリーズ

製品audio technica ATH-E40
ATH-E40
audio technica ATH-E50
ATH-E50
audio technica ATH-E70
ATH-E70
タイプダイナミック型バランスド
アーマチュア型
バランスド
アーマチュア型
再生周波数20~20,000Hz20~18,000Hz20~19,000Hz
インピーダンス12Ω44Ω39Ω
重量約10g約5g約9g
実売価格約12,000円 約22,400円 約46,300円

ATH-E50は比較的おとなしめな音質で、モニタリングしやすい作りになってますね。

それでは、ATH-E50の製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<ATH-E50をレビュー>を参照ください。

製品仕様の目次

バランスド・アーマチュア型

audio technica ATH-E50

ATH-E50はバランスド・アーマチュア型を採用しています。

ダイナミック型のATH-E40と比べて、ATH-E50は低音控えめのおとなしい音質になってますね。

形式一般的な特徴
audio technica ATH-E40のドライバー部分
ダイナミック型
再生帯域が広い
低音域の厚みが出やすい
価格はピンキリ
audio technica ATH-E50
バランスド
アーマチュア型
再生帯域は若干狭い
小型で明瞭な音質
高級イヤホンに多い

モニター用途で使ってみた感じはバンドの全体像が捉えやすい印象を受けました。

ちなみに上位モデルのATH-E70との違いはドライバーの数です。

audio technica ATH-E70のカナル型イヤホン
ATH-E70

ATH-E50はシングルドライバー、ATH-E70は低中高で3基のドライバーが搭載されています。

コンパクトな耳掛けタイプ

ATH-E50を取り付けた耳のアップ

ATH-E50は耳にスポっと入れて、コードを耳にかけて固定するタイプのイヤホンです。

イヤモニでは一般的なタイプです。

audio technica ATH-E50

BA型なこともあり、本体がコンパクトなので耳に着けた際の収まりも良いです。

フィット感も良好で、遮音性にも優れています。

A2DCコネクタージャック

audio technica ATH-E50のケーブルを取り外した

ATH-E50はaudio technica独自のA2DCコネクタージャックを採用しています。

そのため、リケーブルは可能ですが、MMCXなどを採用した他社のケーブルは接続できません。

なお、ライブのイヤモニとして使う場合は耐久性の観点からも純正ケーブルが望ましいので、他社との互換性を気にする必要はあまりありません。

付属品

audio technica ATH-E50のケース
audio technica ATH-E50の付属品

ATH-E50の付属品は専用ケースとシリコンイヤーピース、6.3mm変換プラグです。

付属品の質も良いですね。

装着時に違和感がある人はシリコンイヤーピースを変えると改善したりします。

付属品でXS、S、M、Lの4種類付いているので、色々試してみるとよいでしょう。

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audio technica ATH-E50をレビュー

audio technica ATH-E50
ATH-E50の評価
音質
 (4)
使いやすさ(イヤモニ)
 (4.5)
普段使い
 (4)
価格(2.3万円程度)
 (4)
総合評価
 (4)

それでは、ATH-E50を細かくレビューしていきます。

メリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。

メリット
デメリット
  • フラットな特性でバランスが良い
  • 音場が広く、分離も良い
  • 小型でフィット感も良好
  • 低音は控えめで中高音がシャリっとしている

全体的には使いやすいイヤホンだなと感じました。

ただ、曲によって中高音域が強調されてしまうので、やるジャンルとの相性は出そうかなと感じました。

製品レビューの目次

音の分離が良く、解像度も高い

audio technica ATH-E50のドライバー

ATH-E50は高い解像度で、音の分離も良好です。

全体的におとなしい感じの音ではありますが、その分モニターするのは楽ですね。

audio technica ATH-E50

一方で中高音域が目立つ曲だと、かなり強調されたサウンドになります。

僕も自分の曲を聞いてみると、中高音域が強くてシャリっとした音になってしまいました。

ATH-E40とATH-E70で聴くと違和感なかったので、ATH-E50はジャンルによって相性は出るかもしれませんね。

コンパクトでフィットも良好

audio technica ATH-E50

ATH-E50はBA型でシングルドライバーなので、非常にコンパクトです。

それでいて、フィット感は良好で固定力もしっかりしています。

僕は耳がやや大きいので、サイズ的に余裕がありますが、それでも遮音性は全く問題ありません。

ボーカルとしてバンドリハで使った際も外音をしっかり遮断して、モニターの音に集中できました。

他のEシリーズとの比較

製品audio technica ATH-E40
ATH-E40
audio technica ATH-E50
ATH-E50
audio technica ATH-E70
ATH-E70
タイプダイナミック型バランスド
アーマチュア型
バランスド
アーマチュア型
再生周波数20~20,000Hz20~18,000Hz20~19,000Hz
インピーダンス12Ω44Ω39Ω
重量約10g約5g約9g
実売価格約12,000円 約22,400円 約46,300円

同じaudio technicaのATH-E40、ATH-E70と比較してみました。

まずはATH-E70ですが、やはり別格という印象を受けました。

audio technica ATH-E70

価格も4万円半ばとハイグレードですが、音の質感や定位のリアル感など抜群に良いです。

ATH-E70はドライバーを3基搭載していることもあり、各帯域の解像度や再現度合いはかなり差を感じます。

下位モデルのATH-E40とATH-E50を比較すると、音の迫力ではATH-E40が勝っています。

audio technica ATH-E40

ATH-E50は全体的に音がおとなしいですね。

音の分離・定位の再現度合いではATH-E50のほうが優れている印象を受けました。

また、装着時のフィット感は断然、ATH-E50のほうが優れています。

audio technica ATH-E50

ただ、音に関する点でいうと、僕はATH-E40のほうが歌いやすかったですね。

ボーカルのモニター用途だと、低音域の存在感はそれなりに欲しいと感じたのが主な理由です。

僕の所感としては、ATH-E50も悪くないですが、ATH-E70まで頑張るのが間違いないと思いました。

価格差は2万円ありますが、ATH-E70はそれだけの価値がありますね。

audio technica ATH-E50 まとめ

audio technica ATH-E50の外箱
  • 2万円台前半で買えるBA型のインイヤーモニター
  • フラットな音質、優れたフィット感でモニターとして使いやすい
  • 音源によって中高音域が強調されることがある

ぎたすけ

小さいと耳から外れないか心配な気がしたけど、そこは大丈夫なんだな

たけしゃん

大丈夫だったね。耳が小さい人にも良さげだね。大きめのイヤホンだと耳痛くなる人多いしね

audio technica ATH-E50のレビューでした。

Eシリーズの3種類の中でも、大分違ったキャラクターのイヤホンだなと感じました。

個人的にはATH-E40、ATH-E70のほうが良いかなと思いましたが、おとなしめでフラットなイヤホンを探してる人にはハマりそうです。

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