評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
用途 | 項目 |
---|---|
普段使い | |
DTM | |
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AKG K271 MKII-Y3
構造 | 密閉型 |
感度(1kHz) | 91dB SPL/mW |
プラグ | 3.5mm ※6.3mm変換アダプタ付属 |
インピーダンス | 55Ω |
重量 | 240g |
AKGの密閉型モニターヘッドホン K271 MKII-Y3。
1万円半ばでプロユースの本格モデルになっています。
音質はフラットで低音控えめのサウンドです。
また、ヘッドホンを頭から外すと自動でミュートされたり、細かいところで高機能です。
まずはK271 MKII-Y3の製品仕様から解説していきます。
製品仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<AKG K271 MKII-Y3をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
密閉型ヘッドホン
K271 MKII-Y3は密閉型のモニターヘッドホンです。
密閉型は遮音性が高く、レコーディング時のモニターヘッドホンなどで活用されます。
一方で低音がこもりやすいですが、AKGは「バスチューブ機能」を内蔵し、オープン型のようなサウンドを実現させています。
なので、K271 MKII-Y3は密閉型とオープン型の良いとこどりしたヘッドホンになっています。
実際に聴き比べてしても、他メーカーの密閉型より低音控えめで中高音が聴きとりやすいです。
ミュート機能搭載
K271 MKII-Y3はモニターヘッドホンには珍しいミュート機能が備わっています。
ヘッドホンを頭から外すと自動で音が止まります。
普段使いするときに役立つ機能ですね。
急にヘッドホンを外しても、外に音漏れする心配はありません。
セルフアジャスト機能
K271 MKII-Y3は装着するだけでヘッドバンドの長さを調整できるセルフアジャスト機能を採用しています。
このセルフアジャスト機能がなかなかに便利で良いですね。
パッと装着するだけで頭にフィットするサイズ感までバンドの長さが変形します。
自動で調整された形状が良い感じのフィット感で素晴らしいですね。
ただ、頭頂部に余裕持ちたい人などは調整できないので、そこはデメリットでもあります。
2種類のケーブルが付属
K271 MKII-Y3にはストレートタイプとカールタイプの2種類のコードが付属します。
僕がお借りしたデモ機はストレートだけだったので、参考でK371-BT-Y3のカールケーブルです。
端子は3.5mmが採用されていますが、6.3mm変換アダプタ付属なので両対応になっています。
また、K271 MKII-Y3はケーブル着脱可能なので、状況に応じて使い分けましょう。
なお、専用ポーチは付属しないようです。
AKG K271 MKII-Y3をレビュー
それでは、K271 MKII-Y3をレビューしていきます。
初めに箇条書きでメリット・デメリットをまとめた内容がこちら。
総評すると優等生ですね。
どの点においても、平均以上で使いやすい仕様になっています。
これといって目立った強みはないものの、購入して後悔することはないタイプの製品です。
レビューの目次
フラットな特性でオープン型に近い音
K271 MKII-Y3で色んなサウンドを聞いてみました。
感じたことは以下の3点です。
- 全体的にはフラットで目立つ帯域はない
- 密閉型にしては低音がややスッキリ
- 音に広がりがある
まず、全体的にはフラットな特性でバランスも良いです。
ミックスのモニターヘッドホンとしても使いやすい音になっていますね。
SONY MDR-7506、audio technica ATH-M50xと聴き比べるとK271 MKII-Y3は低音がスッキリしています。
また、音に広がりがあって分離が良いので、各楽器の音を捉えやすい印象でした。
REC、ミックスのモニターヘッドホンとしては完成度高い製品です。
快適な装着感で長時間作業も楽
K271 MKII-Y3は側圧も緩めで、快適な装着感です。
セルフアジャスト機能で、自動で頭にもフィットするので付け心地は良好です。
K271 MKII-Y3で長時間作業していても、全く苦にならないです。
この付け心地の良さはすごく良いですね。
一方でセルフアジャストするため、頭頂部分の余白調整などはできません。
僕は全然問題なかったですが、頭頂部分の圧力を弱めたい人にはやや不向きですね。
競合製品との比較
K271 MKII-Y3と比較する競合製品はSONY MDR-CD900STとAKG K371-BTです。
まず、MDR-CD900STとの比較ですが、K271 MKII-Y3はフラットでMDR-CD900STは高音域が強めです。
ボーカル・ギターRECのモニターヘッドホンとしてはMDR-CD900STのほうが若干聴きやすいです。
ミックスでは、フラットな特性のK271 MKII-Y3のほうがやりやすいですね。
REC、ミックスの両面で使うなら、K271 MKII-Y3のほうがバランスは良いと感じました。
続いては、同じAKGのK371-BT-Y3です。
K271 MKII-Y3とは音の質感が結構違って、低音域中心に音にハリと輪郭があります。
価格差は+3,000円ほどでドライバー径も50mmになっているので、それなりに差がある感じですね。
リスニング用途で聴き比べると、音のメリハリで差を感じますね。
一方でモニター用途では、そこまで差を感じないのでK271 MKII-Y3で良いかなとも思いました。
普段のリスニング用途での利用が多い人はK371-BT-Y3も検討しましょう。
AKG K271 MKII-Y3 まとめ
- 1万円半ばで買えるAKGの高音質ヘッドホン
- 密閉型だが、低音をこもらない工夫がされている
- フラットでバランスよく、機能性も良い優等生
ぎたすけ
たけしゃん
AKG K271 MKII-Y3のレビューでした!
1万円半ばで音質・機能面共に使いやすい優等生という印象でした。
個人的にはセルフアジャスト機能が楽で地味に良い機能だなと思いました!
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