HyperX QuadCast Sをレビュー。おしゃれで高音質なUSBマイク

HyperX QuadCast LED青

評価:4

ぎたすけ

HyperX QuadCast Sっていろんな色に光っておしゃれなマイクだな

たけしゃん

PCデスクに置いてあると存在感あるよね。音も良いし、機能も色々あるマイクだったよ
補足

レビューのためにサンプル品を提供いただきました

QuadCast Sのレビュー
音質
 (4)
使い勝手
 (4)
コスパ(約21,300円)
 (3.5)
総合評価
 (4)
用途 項目
原稿を読んでいる男性
ライブ配信
音質・機能ともに
使いやすい
マイクを設置しているスタジオ
DTM
使えるが
向いてはいない
オンラインで仕事しているところ
テレワーク
使い勝手は良いが
見た目がやや派手
メリット
デメリット
  • 音が良い
  • デザインがおしゃれ
  • LEDの活用でマイクだけで絵になる
  • ダイレクトモニターの音量だけ変えられる
  • サイズが大きい
  • 6.3mmヘッドホン使用は難しい
  • Macは専用ソフトが使えない

サンプル(ボイス)

サンプル(ボーカル)

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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HyperX QuadCast S

HyperX QuadCast LEDむらさき
マイクタイプUSBコンデンサーマイク
指向性カーディオイド
双指向性
無指向性
ステレオ
周波数特性20Hz~20kHz
サンプリング周波数48kHz / 16bit
対応OSWindows、Mac OS
PS4、PS5
重量マイク:254g
スタンド:364g
公式サイト

ゲーミングデバイス中心に人気のあるメーカーHyperXのUSBマイク、QuadCast S。

音質が良く、デザイン性にも優れた製品です。

HyperXのUSBマイクは4製品あり、QuadCast Sは最上位モデルになっています。

製品HyperX SoloCast 稼働しているところ
SoloCast
HyperX DuoCast LEDブルー
DuoCast
HyperX QuadCast LED赤
QuadCast
HyperX QuadCast LED青
QuadCast S
指向性カーディオイドカーディオイド
無指向性
4つから選択可4つから選択可
ビットレート96kHz / 24bit96kHz / 24bit48kHz / 16bit48kHz / 16bit
イヤホン端子×
ゲインつまみ×
モニター調整×××
LEDライティング×
(リング部分)
×
付属マウントスタンドマウントショックマウントショックマウントショックマウント
実売価格約7,980円 約13,980円 約16,500円約21,300円

QuadCast Sは上位モデルにあたり、さまざまな機能が搭載されています。

また、専用ソフトでLEDライトの色を変更できるので、部屋に合わせたライティングにできます。

HyperX QuadCastの専用ソフト
補足

専用ソフトはWindowsのみ対応のようです。Macでは使えませんでした

まずはQuadCast Sの製品仕様から細かく解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<HyperX QuadCast Sをレビュー>を参照ください。

製品仕様の目次

4つの指向性に対応

HyperX QuadCastの指向性切替
指向性特徴
単一指向性の図解
カーディオイド
正面の音のみを拾う
1人で使う場合に最適
双指向性の図解
双指向性
前後の音を拾う
対談などで便利
無指向性の図解
無指向性
360度の音を拾う
会議室などで便利
ステレオ正面・左右の音を拾う
ワイドな収録などで使う

QuadCast Sは4つの指向性に対応しています。

基本的にはカーディオイドを使いますが、対談や会議などでは他の指向性も便利ですね。

指向性の切り替えは本体背面にあるスイッチで行います。

HyperX QuadCastの指向性切替

位置的に誤って切り替える可能性は低いですが、配信前には指向性が変わっていないかチェックしておくと確実です。

イヤホン端子と音量

HyperX QuadCast 背面

QuadCast S背面にはUSB端子とイヤホン端子があります。

イヤホン端子は3.5mmです。

補足

6.3mm端子&変換アダプタはマイクスタンドが邪魔で取付できませんでした

また、イヤホンの音量はOSのオーディオ機能もしくは専用ソフトウェアで調整できます。

HyperX QuadCastの専用ソフト
HEADPHONE VOLUMEがイヤホン音量

マイク本体下部の音量つまみはマイクの入力音量になっています。

HyperX QuadCast 音量つまみ

このつまみを左に回すとマイクの音が大きくなります。

相手の声や端末から流している音楽などは大きくなりませんので、気を付けてください。

また、専用ソフトを使うことでダイレクトモニターの音量も調整可能です。

HyperX QuadCastの専用ソフト
MIC MONITORINGでモニター音量だけ調整可能
ダイレクトモニター

マイクの入力音をPCなど介さずにダイレクトに返す機能。音の遅延がほとんどない

ダイレクトモニターの音量を個別調整できるUSBマイクって、かなり少ないんですよね。

歌配信やる場合はダイレクトモニターの音量は結構大事なので、嬉しいですね。

ミュートスイッチあり

HyperX QuadCast ミュートボタン

QuadCast Sは本体上部がミュートスイッチになっています。

通常動作時はマイクのLEDが点灯していますが、ミュート時は消灯します。

HyperX QuadCast LED青
通常動作時
HyperX QuadCast ミュート時
ミュート時

ミュートスイッチは押し込むタイプではなく、触ると切り替わる形式です。

パッとミュートにできるので、オンライン会議や配信時に便利ですね。

LEDライトはカラー選択可能

HyperX QuadCastの専用ソフト2

QuadCast SはPCで動作する専用ソフトでLEDライトのカラーを自由に変更できます。

カラーバリエーションはものすごく豊富で、自由自在に変えられます。

HyperX QuadCast LEDグラデーション2
HyperX QuadCast LEDグラデーション
HyperX QuadCast LED青
HyperX QuadCast LED赤

これはほんの一部です。

カラーパレットから好きなように色を調整できるのはすごいですね。

付属品

HyperX QuadCast 外箱
HyperX QuadCast 付属ケーブル
HyperX QuadCast 付属アダプタ
  • マイクスタンド
  • USBケーブル
  • マイクアダプタ

付属品は上記の3種類です。

基本的には付属のマイクスタンドを使って、机の上に置いて使用します。

HyperX QuadCast

口元にマイクを持ってくる人は付属のマイクアダプタを利用して、マイクアームなどに取り付けましょう。

マイク本体はかなり軽いので、マイクアームは割となんでもいけます。

また、マイクアームを利用する場合もショックマウントは付属のものをそのまま利用できます。

HyperX QuadCastをマイクアームに取り付けた2

マイクアームでの利用でもLEDカラーのおしゃれ感は生かせるのでいいですね。

一方でマイクアームだと、USBケーブルやイヤホンケーブルが端子の位置的に挿しづらいです。

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HyperX QuadCast Sをレビュー

HyperX QuadCastをマイクアームに取り付けた
QuadCast Sのレビュー
音質
 (4)
使い勝手
 (4)
コスパ(約21,300円)
 (3.5)
総合評価
 (4)

それでは、HyperX QuadCast Sを細かくレビューしていきます。

初めにメリット、デメリットをまとめると以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 音が良い
  • デザインがおしゃれ
  • LEDの活用でマイクだけで絵になる
  • ダイレクトモニターの音量だけ変えられる
  • サイズが大きい
  • 6.3mmヘッドホン使用は難しい
  • Macは専用ソフトが使えない

音質はかなり良いです。有名マイクメーカーの同価格帯と比べてそん色ないレベルです。

デザインも良く、LEDライトを活用することでマイクだけでも絵になります。

一方で音楽用途だと6.3mmヘッドホンが使えない点がやや不便です。

また、Macだと専用ソフトが使えないので、基本的にWindowsユーザー推奨の製品です。

レビューの目次

マイクの音質は良好

HyperX QuadCast LEDグラデーション

HyperX QuadCast Sでトーク、ボーカル、アコギを録ってみました。

音はかなり良いですね。クリアでクッキリしてますし、解像度も高いです。

サンプル音を聴き比べてみましょう。

iPhone 13 Pro、QuadCast S、Blue Yetiの3種類用意しました。

iPhone 13 Pro

iPhone 13 Pro

QuadCast S

HyperX QuadCast LEDむらさき

Blue Yeti X

blue-yeti x

QuadCast SもYeti Xも音が良いですね。

QuadCast Sはクッキリした感じの音質、Yeti Xは立体感ある音質になっています。

Blueは昔からプロユースのマイクメーカーとして有名ですが、HyperXのマイクもそん色ないレベルです。

ライブ配信などで使うには申し分ないですね。

LEDライトの選択肢が豊富

HyperX QuadCastをマイクアームに取り付けた2

QuadCast Sは専用ソフトでLEDライトの色を変更できます。

変更できる色の種類が非常に豊富で、自由自在に色を設定できます。

HyperX QuadCastの専用ソフト2

複数の色を組み合わせたり、色が変化するスピードを調整することもできます。

配信でマイクだけ映した状態でも、色の変化を動的に見せられるので顔出ししない人にもおすすめですね。

マイクだけでも絵になるのはQuadCast Sの非常に大きな強みです。

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ショックマウント付きで振動ノイズにも強い

HyperX QuadCast 側面

QuadCast Sはショックマウントが初めから付属しています。

そのため、机に置いて使ってもタイピングなどの振動音はかなり軽減されます。

SoloCastとQuadCast Sの2本のマイクでMacbook Proのタイピング音を拾ってみました。

SoloCast

HyperX SoloCast 稼働しているところ

QuadCast S

HyperX QuadCast LED青

聴き比べてみると、SoloCastはタイピング音の中に「ドンドン」という低音が入っています。

QuadCast Sはタイピングの音だけですね。

こうやって聴き比べてみると、ショックマウントの効果ってすごいですね…(笑)。

ちなみにQuadCast Sはポップガードも内蔵されているので、息によるポップノイズも抑制してくれます。

競合製品との比較

HyperX QuadCast LEDむらさき
QuadCast S
blue-yeti x
Yeti X
SHURE MV7
MV7
指向性4種類4種類単一指向性
ビットレート48kHz / 16bit48kHz / 24bit48kHz / 24bit
イヤホン端子
ゲインつまみ
モニターMIX
エフェクト×
実売価格約21,300円約24,860円約31,680円

比較用の競合製品として、Blue Yeti XとSHURE MV7を選出しました。

まずはワンフレーズの音源で聴き比べてみましょう。

QuadCast S

HyperX QuadCast LEDむらさき

Blue Yeti X

blue-yeti x

SHURE MV7

SHURE MV7

僕的には音質はBlue Yeti Xが一番良いと感じます。

とはいえ、他の2本のマイクも十分に音良いですね。どれ選んでも音質的には全く問題ないレベルです。

Yeti XとMV7は音を調整できるエフェクトが搭載されており、アプリで調整可能です。

Blue Yeti接続時のBlue Vo!ceのボイスチェンジャー画面
Yeti Xの専用アプリ。ノイズ除去やEQがついている
SHURE PLUS MOTIVのマニュアルモード
MV7の専用アプリ

QuadCast Sにはエフェクト機能はないので、音に関して言うとYeti XとMV7のほうが強いですね。

対して、QuadCast Sの強みはデザインですね。

特にLEDライティングによる存在感は他のマイクにはない独自の強みです。

HyperX QuadCastの専用ソフト2

音だけではなく、配信時の映像含めたブランディングを考えると、QuadCast Sは非常に有用なマイクです。

また、高音質のUSBマイクでは珍しく、公式にPS4・PS5対応と明記されています。

補足

Yeti XもMV7もゲーム機での動作はサポートしていない

PS4・PS5で使う予定であれば、QuadCast Sにしておくのが間違いないです。

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HyperX QuadCast S

HyperX QuadCast 外箱
  • 高音質でおしゃれなUSBマイク
  • LEDライトのカラーを細かく設定できる
  • 音楽用途よりはライブ配信やポッドキャストなど向き

ぎたすけ

確かにLEDの色合い変わってると、配信とかでもおしゃれで良いな

たけしゃん

そうだよね。カラーが変わっていくと、それだけでも印象大分違うなと思ったよ

HyperX QuadCastのレビューでした。

ゲーミングデバイス中心のメーカーですが、音は有名なマイクメーカーとそん色ないレベルで驚きました。

一方で作りを見ると音楽用途よりはライブ配信などに適しています。

特に配信環境をおしゃれにしたい人にはうってつけのマイクだと思いました。

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