評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
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Blue Compass
![Blue Compass](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass8.webp)
ブームタイプ | アルミ押出材 |
回転角度 | 360度 |
最大水平方向距離 | 32インチ |
最大荷重 | 2.4lbs (1.08 kg) |
ケーブル収納 | 格納式 |
ねじ山 | 3/8 (5/8変換ネジ付属) |
机の最大厚 | 6.6cm |
デザイン性に優れたマイクを販売しているBlueのマイクアーム Compass。
マイクアームもシックなルックスで、どんな机ともマッチする優れたデザインになっています。
![Blue Compassの接続部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass4.webp)
スプリング内蔵型で金属パーツなどは一切見えないため、配信などで映ってもおしゃれな雰囲気が出ますね。
一方で価格は15,400円とマイクアームの中では最も高い部類に属します。
まずは製品の仕様から細かく解説していきます。
仕様を飛ばしてレビューを読みたい方は<Blue Compassをレビュー>を参照ください。
製品仕様目次
6.6cm幅までの机に取付可能
![Blue Compassの机に取付する部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass3.webp)
机に取付するテーブルクランプは可動するタイプで6.6cm幅まで調整可能です。
上の写真を見てわかる通りで、普通の机なら余裕です。
取付方法も非常に簡単で、テーブルクランプを机に取り付けたら本体を差し込むだけです。
![Blue Compass](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass1.webp)
![Blue Compassの接続部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass4.webp)
特にネジ固定などもなく、差し込むだけでしっかり安定します。
マイクアームはネジ固定ではなく、内蔵スプリングを活かしたタイプで他のマイクアームと少し違います。
まずマイクを先に着けないとアームの角度を変えられません。
なので、まずはマイクを取付します。
マイクを取付した後であれば、アームの角度を簡単に変えられるので任意に変更しましょう。
![Blue YetiをCompassに取付した](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/blue-yeti13.webp)
また、調整部分に回せるタイプのテンションスクリューが付いています。
![Blue Compassの接続部分2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass5.webp)
時計回りでスプリングの強度が上がり、反時計周りでスプリングが緩みます。
任意の角度に固定できない場合は下記のように調整します。
- 重いマイクは時計周りで調整
- 軽いマイクは反時計周りで調整
初期値はBlue Yetiなどに最適化されているようで、YetiやYeti Xなら調整不要で取付可能でした。
逆にダイナミックマイクなど軽いマイクだと、頑張って調整してもスプリングが強すぎて自由に調整できませんでした。
最大水平方向距離 32インチ
![Blue CompassとRoycelマイクアームとの長さ比較](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass9.webp)
Compassは他のマイクアームと比べて、アームが非常に長いです。
Blueのマイクは縦に長いものが多いので、Blue製品での最適化を考えてのことかなと思います。
![Bluebird SLとC214とTLM102の大きさ比較した画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/Blue-Bird17.webp)
![Blue Yeti Xとaudio technica AT2020USB+](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/blue-yetix14.webp)
縦に長いBlueのマイクでも余裕で上から吊るせます。
![Blue BabybottleをBlue Compassで取付した](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/babybottle-11.webp)
縦長のマイクを普通に設置すると、PC操作の邪魔になるので上から吊るすのが良いんですよね。
普通のマイクアームだと上から吊るすと長さが不足しがちですが、Compassくらい長いと自由に設置できて良いです。
Blueのマイクをはじめ、NEUMANN U 87aiなど高級マイクは縦長が多いので、Compassは高級マイクと相性がいいですね。
![NEUMANN U87ai](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/U87ai-3.webp)
耐荷重は1.08kg
![Blue Yeti XをBlue Compassに取付した画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/blue-yetix11.webp)
Compassは1.08kg以下のマイクをマウントできます。
大抵のマイクは本体が500g、金属製ショックマウントが400gといったところなので、ほとんどのマイクで問題ないです。
ちなみにマイクアームは安い製品でも耐荷重2kgとなっている製品が多いです。
しかし、この耐荷重は「載せても壊れない重さ」が設定されていて、任意の位置で固定できるのは800gくらいだったりするんですよね。
たけしゃん
試した感じ、Compassの耐荷重1.08kgは「任意の位置で固定できる重さ」なので、安いマイクアームよりは重たいマイクを支えられます。
格納式ケーブルマネージメント
![Blue Compassはマイクケーブルを格納できる](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass12.webp)
Blue Compassはケーブルを格納できる溝が用意されています。
USBケーブルでも、XLRケーブルでも格納できる広さになっています。
固定具を開き、ケーブルを収納してから固定具を閉じることでキレイに収まります。
![Blue Compassケーブルをキレイに収納可能](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass11.webp)
![Blue Compassはマイクケーブルを格納できる](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass12.webp)
ケーブル周りをキレイに収納できるので、地味に助かります。
他のマイクアームはマジックテープで固定するものが多いですが、やはり収納できると違いますね。
![AT8700Jでケーブル留めファスナーでケーブルを固定した写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/07/AT8700J-18.webp)
よりスタイリッシュにケーブルを収納したい人はCompassを検討しましょう。
Blue Compassをレビュー
![Blue Compassの接続部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass4.webp)
それでは、具体的にBlue Compassをレビューしていきます。
メリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通り。
使った感じだと、万能な製品ではありません。
ショックマウントも含めて、それなりに重たいマイクを上から吊るすのに最適な製品です。
なので、使うマイクありきで買うか検討したほうが良いです。
Blueをはじめとした縦長で重量もそれなりにあるマイクを使う人には非常にマッチします。
レビューの目次
マイクを上から吊るすには最適
![Blue BabybottleをBlue Compassで取付した](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/babybottle-11.webp)
Compassは基本的にマイクを上から吊るす想定で作られている製品です。
PCからライブ配信する際は縦長のマイクは上から吊るしたほうが断然楽なので、そのへんを配慮した製品なんでしょうね。
よくあるマイクアームだと、縦長のマイクを上から吊るすには高さがやや足りないんですよね。
![Blue CompassとRoycelマイクアームとの長さ比較](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass9.webp)
高いマイクは縦長が多いので、良いマイクを上から吊るして使う想定ならCompassが断然優れいています。
軽いマイクだと固定が難しい
![AKG C214をマイクアームで取付して正面から撮影した](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/08/C214-25.webp)
Compassは内蔵スプリングで調整するタイプで、それなりに重たいマイクで使うのがおすすめです。
軽いマイクだとスプリングの強さに負けてしまって、固定できないポジションが生まれます。
たけしゃん
色んなマイクで試した感じだと、マイク本体とショックマウントで合わせて500gくらいはあったほうが良いですね。
ダイナミックマイクなども含めて、万能に使えるタイプが良いならaudio technica AT8700Jのほうが良いですね。
![AT8700JでAT4040を支えている画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/07/AT8700J-17.webp)
クランプ式ポップガードがつけられない
![マイクアームに取付するクランプ式](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/NW-B3-1.webp)
Compassはアームがかなり太いので、ポップガードで一般的なクランプ式が取付できません。
僕の家にある3種類のポップガードは全滅でした。
そのため、代わりにマイクに直接取付できるポップガードを使いましょう。
![マイク取付タイプのポップガードをGranpro4は特殊形状のマイクでも割といける](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/Granpro3.webp)
幸い、BlueのXLRマイクはGRANPRO取付できるので、まあそこまで困ることはないですね。
Compassはマイクや周辺機器を選ぶため、やはり万能な製品とは言い難いですね…。
撮影映えするデザイン
![Blue Yeti XをCompassに取付した](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/blue-yetix13.webp)
Compassの強みはおしゃれなデザインです。
2,000~3,000円で人気のRoycelなどのマイクアームはバネとかむき出しなので、野暮ったいんですよね。
![Blue CompassとRoycelマイクアームとの長さ比較](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass9.webp)
Compassはオールチューブデザインになっており、そういった野暮ったさは一切ありません。
![Blue Yeti XをBlue Compassに取付した画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/blue-yetix11.webp)
また、ケーブルもチューブ内に収納できるので、机周りが非常にスッキリします。
![Blue Compassはマイクケーブルを格納できる](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass12.webp)
動画や写真などで机周りが映る人には、地味に大事なポイントですよね。
競合製品との比較
![]() Compass | ![]() AT8700J | |
カラー | 黒 | 黒 |
アーム | 480mm × 430mm ※自分で計測 | 398mm × 430mm |
収納 | ケーブル収納可 | テープで固定 |
机の厚さ | 66mmまで | 50mmまで |
耐荷重 | 1.08kg | 2kg |
価格 | 約15,400円 | 約8,500円 |
価格帯的には差がありますが、比較対象となりそうな製品はaudio technica AT8700Jです。
両方使った印象としては下記の通りに感じました。
- マイク問わず万能に使えるのはAT8700J
- 縦長マイクを上から吊るすならCompass
- 重たいマイクならCompassのほうが調整は楽
基本的にはこだわりがなければ、AT8700Jをおすすめします。
万能に使えますし、安い割にクオリティもかなり高いです。
一方で長いマイクを上から吊るすのであれば、Compassのほうが断然優れています。
特に良いところはアームが長いので、かなり上からL字設置できることです。
![Blue Compass](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass8.webp)
上図の形で設置すると、作業しながらのトークが断然やりやすいです。
公式サイトの動画見てもらうと、より設置したイメージがわくと思います。
他のマイクアームだと長さが90~100cmほど短いので、Compassのような上からのL字設置は厳しいです。
![Blue Compassとaudio technica AT8700Jと長さを比較](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass10.webp)
また、AT8700Jは重たいマイクでも安定するようにアームが固めになっており、片手での調整は難しいです。
対して、Compassは内蔵スプリングで調整しているので、片手で楽々位置を変えられます。
なので、縦長マイクを上から吊るしたい人やゲーム実況やラジオ配信など、端末操作しながら配信する人はCompassが使いやすいですね。
Blue Compass まとめ
![Blue Yeti XをCompassに取付した](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/blue-yetix13.webp)
- 縦長マイクを上から吊るすのに最適なマイクアーム
- ケーブル収納可能でデザインがおしゃれ
- 上からL字でマイクを設置できるのが強み
ぎたすけ
たけしゃん
Blue Compassのレビューでした。
高い角度からL字設置できるのはすごく良いですよね。一気にラジオ局っぽい雰囲気が出ます。
マイクアームにしてはかなり高いですが、品質も高く、長期的に愛用できるアイテムになっています。
ライブ配信でラジオっぽい絵を作りたい人はぜひ、チェックしてください。
![RODE PSA1のアームを伸ばした状態。左から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-22-160x160.webp)
![BLUEマイクロフォンズ Essentialシリーズ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/Blue-Bird13-160x160.webp)
![audio technica ATL458A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/atl458a-1-160x160.webp)
![AUDIENT EVO4 駆動しているところ。Macbookとセットで撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/EVO4-11-160x160.webp)
![コンデンサーマイクを10本並べた画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/condencer-mic-160x160.webp)
![BlueのUSBマイクを並べた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/blue-usb-160x160.webp)
![DTMをやっているデスク](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/dtm8-160x160.webp)
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