ぎたすけ
たけしゃん
PTU121CはTakamineの中でも一番安いエレアコだね
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Takamine(タカミネ) PTU121C
- Takamineのエントリーモデル
- EQ・チューナー付きのプリアンプ内蔵
- 実売価格 8.3万円程度
エレアコに定評がある国内ギターメーカーTakamineのエントリーモデル、PTU121C。
カッタウェイが入った、いかにもエレアコらしいルックスが特徴です。
最近では低価格で使えるエレアコも増えてきましたが、エレアコを買いたい…と考えるとTakamineの選択肢は欲しいもの。
PTU121Cは予算10万円のエレアコに該当するので、手が出しやすい価格帯です。
カラーバリエーション
※PTU121C GBB
- PTU121C DBS(暗めの青)
- PTU121C VN(ヴィンテージナチュラル)
- PTU121C FCB(チェリーバースト)
- PTU121C GBB(グレーバースト)
PTU121Cには4種類のカラーバリエーションがあります。
トップにメイプルの杢目が出ていることもあり、ナチュラルカラーのVNよりは暗めのPTU121C GBBのほうが個人的には好きですね。
明るめから暗めまで一通りの色が揃っているため、選びやすいですね。
ボディの形状
- ボディ長:485mm
- ボディ幅:380mm
- スケール長:630mm
- ナット幅:42mm
通常のドレッドノートサイズと比べると、一回り小さいギターです。
スケール長もやや短く、ナット幅もやや狭めで弦を押さえやすい造りにしています。
もともと、箱鳴りはあんまりしないこともあり、生音の音量は控えめです。
音のレスポンスはよく、弾くと即座に音が跳ね返ってきます。
木材
- トップ:メイプル
- サイド&バック:ナトー
- ネック:マホガニー
トップ・サイド&バック共に合板の木材を使用しているオール合板ギターです。
サイド&バックに使われているナトーは安価なギターに良く使われている木材です。
正直なところ、8万円台のギターにしては木材のランクは低いです。
ピックアップ側に原価を割いていることも要因でしょうね。
ギターの作り自体も生鳴りよりもアンプを繋いだときにトラブルなく、綺麗な音を出力できることに重きを置いている感じがします。
ピックアップ
Takamine製のCT4-BⅡ(PTU)が内蔵されています。
ボディ上部にプリアンプコントローラーが埋め込まれています。
チューナーと3バンドEQが組み込まれているため、チューニングや音質調節が可能です。
EQについては±5dbの調節幅となっているため、やや狭めです。
…といっても積極的に音を変える時以外は±5dbあれば、事足ります。
会場の響きなどに合わせた微調整には普通に使えます。
ギグバッグ付き
付属にはギグバッグが付いています。
普通のよくあるタイプなので、便利ですね。
正直なところ、ハードケースとか部屋に置いておくにもかさばりますし、持ち運びも不便。
使いやすいギグバッグ付けてくれた方がありがたいです。
Takamine(タカミネ) PTU121C 相場価格
- 新品…8.3万円程度
- 中古…5万円程度
Takamine PTU121Cは新品で8.3万円程度が相場価格です。
8~9万円台で買えるエレアコはここ数年でかなり増えましたが、それでも選択肢が多いとは言えません。
そう言った意味で貴重な選択肢となるエレアコです。
中古になると、5万円前後で売られていることが多いです。
ただ、あまり市場に出回っていません。
また、中古で買うくらいなら5万円出してMorris R-601あたりを新品で買っちゃったほうがいいですね。
PTU121C 買取 相場価格
- 良品(ちょい傷程度)…2.5万円程度
- 並品(汚れ・傷あり)…1.7万円程度
PTU121Cの販売価格に対して、買取相場価格は普通の設定です。
むしろ、安いだろうなぁ…というイメージがあったので意外と高くて驚きました。
PTU121Cからギター買替する場合は大半の方が不満点を解消できる、高機能なエレアコを選択するでしょう。
なので、PTU121C自体はお役御免となるはずなので売却して資金源にしちゃうのがいいですね。
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Takamine(タカミネ) PTU121C レビュー
それでは、Takamine PTU121Cをレビューしていきます。
はじめに総評すると「生音はかなりしょぼいけど、エレアコとしてはかなり良い」です。
Takamineらしいっちゃらしい、エレアコ専用機って感じのギターです。
アンプに繋がずに弾くと、3万円くらいのギターの音に感じますがアンプに繋ぐと普通に良い音でビックリします。
生音はペラい
エレアコ向けに作られているようで箱鳴りはほとんどしませんし、音量も弱めです。
特に指弾きでアルペジオすると、音が弱くてしんどいです。
もちろん、生音でも弾き語りできはしますがエレアコとして使うのが基本と考えましょう。
エレアコとしては良い音
アンプに繋いで出力すると生音のときの響きのなさが嘘のようにちゃんと良い音で鳴ります。
ややピエゾっぽい音ですが、出力もしっかりしてハウリングにも強いので安心です。
指弾きのアルペジオもアンプに繋げば、しっかりと音が出るので弾きやすいです。
EQの効きも悪くないので、外付けプリアンプを別で用意しなくても大抵の状況は乗り切れそうなので良いですね。
弦のテンションが弱め
たぶん、ショートスケールだからと思いますが弦のテンションが弱く感じます。
弦が柔らかく、ストローク弾いた時の反応も緩いです。
弾きやすくて良いんですけど、弾いたときの反応が好みじゃない人もいそうです。
指は痛くなりづらいので手が小さい人には良さそうです。
同価格帯ギターとの比較
Takamine PTU121Cは実売価格8.3万円程度なので、同ランクのギターで考えると競合はこのあたり。
- Taylor Academy12e(9.5万円)
- Martin Dreadnought Junior(9.5万円)
- YAMAHA AC3M(9~10万円)
予算が許すなら、YAMAHA AC3Mが安定。
ネックが握りやすいものを…という人はTaylor Academy12eあたりがおすすめですね。
逆にTakamine PTU121Cを推す理由は価格面で8万円台前半で買えるという点です。
また、エレアコ利用がメインならTakamine PTU121Cでも性能は十分なので9万円未満のエレアコを…という人の有効な選択肢にはなります。
アマチュアミュージシャンはどこにどれだけお金をかけるか?はかなり重要ですからね。
Takamine PTU121Cを選択肢の一つとして知っておくのは有効です。
Takamine(タカミネ) PTU121C まとめ
- 生音はペラいエレアコメインのギター
- エレアコの音は良好でチューナー・EQ内蔵
- 8万円台のエレアコは意外と少ないので貴重
ぎたすけ
たけしゃん
Takamine PTU121Cの解説でした。
あらためてカラーバリエーションを紹介すると…
- PTU121C DBS(暗めの青)
- PTU121C VN(ヴィンテージナチュラル)
- PTU121C FCB(チェリーバースト)
- PTU121C GBB(グレーバースト)
僕のおすすめカラーはPTU121C GBB(グレーバースト)です。
10万円未満でエレアコを探している方には選択肢の1つとして持っておいて欲しいギターですね。
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