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マイクケーブルの選び方
![マイクケーブル3本を並べた写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/mic-cable10.webp)
まず、マイクの接続に使用するケーブルは「XLRケーブル」「USBケーブル」の2種類です。
![XLRケーブルとUSBケーブル](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/mic-cable8.webp)
通常のマイクはXLRケーブルで接続を行い、USBマイクはUSBケーブルを使います。
![USB端子とXLR端子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/AT2020USB_14.webp)
ライブやレコーディングなど音楽用途ではXLRが基本になります。
そのため、本記事ではXLRケーブルについて、細かく解説をしていきます。
このXLRケーブルは別名でキャノンケーブルとも呼ばれています。
XLRケーブルはバランス接続と呼ばれるノイズに強い方式になっており、音響ではXLRでの接続が基本となっています。
![audio technica AT8700JでAT4040を取り付けした写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/07/AT8700J-16.webp)
また、XLRは電源供給も可能な端子となっており、対応するオーディオインターフェイスなどからファンタム電源を供給できます。
そんなわけで、「マイクケーブル=XLRケーブル」と考えてもらって大丈夫です。
ここからはマイクで使うXLRケーブルの選び方について、細かく解説していきます。
XLRケーブルの選び方 目次
XLRのオスとメス
![XLRケーブルのメスとオス](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/mic-cable9.webp)
マイクケーブルとして購入するのはXLRケーブルのオス-メスタイプです。
マイク側にはメスの端子で接続します。
![AKG D5-Y3のXLR端子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/AKG-D5-6.webp)
そして、オーディオインターフェイスやミキサー側はオスの端子で接続します。
![ALESIS MULTIMIX 4 USB FXの入力端子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/04/multimix4-4.webp)
そのため、ケーブルは両端子が異なる形状でないといけません。
![XLRケーブルのメスとオス](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/mic-cable9.webp)
通常用途で使うのはXLRのオス-メスタイプなので、それ以外は買わないように注意しましょう。
マイクケーブルの長さ
![TPS7182](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/02/TPS7182-8.webp)
長さ | 用途 |
1m | 短距離の接続に使う |
3m | 自宅で使うのにちょうどよい |
5m | スタジオなどで使いやすい |
7m | 業務用で使うことが多い |
自宅用途で使うのにベストなのは3mです。
1mだと短すぎて使えず、5mだとかなり余ります。
一方でリハーサルスタジオで3mだと、ミキサーまで届かないことが多いです。
![音楽スタジオの風景](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/10/music-studio.webp)
そのため、リハーサルスタジオがメイン用途なら5mが適していますね。
とはいえ、普通はリハーサルスタジオとライブハウスは備え付けのマイクケーブルを使います。
なので、個人で所有するなら基本的には3mを買っておくのが間違いないです。
マイクケーブルは定番メーカを選ぶべし!
![audio technica ATL458A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/atl458a-1.webp)
マイクケーブルは本当に定番メーカーが安定です!
最近はよくわからないメーカーの安いケーブルがたくさんありますが、短期間で断線とかノイズ混入が酷くなる確率が高いんですよね…。
たけしゃん
もちろん、安いケーブルでも長期的に使えるケースはあります。
ただ、定番メーカーのケーブルも2,000円くらいなので、ここでケチると余計に高くつきます。
なので、安いマイクケーブルを探している人は下記のメーカーを強くおすすめします。
- audio technica
- FT-CABLE(ヒビノ)
- CANARE
- MOGAMI
3mなら2,000円前半くらいで買えます。
よくわからないメーカーなら1,000円未満もありますが、博打になるのでおすすめはしません。
たけしゃん
マイクケーブルの太さと固さ
![TPS7182とTPS7222のケーブル](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/02/TPS7182-10.webp)
マイクケーブルは製品によって、ケーブルの太さや固さが異なります。
基本的には価格の高いケーブルほど太くて硬いものが多いです。
太くて硬いと踏んでもケーブルが潰れないので、断線リスクは低くなります。
一方で自宅利用だと、あまりに硬いケーブルは取り回しが辛いことも多いですね。
![OYAIDE PA-02](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/Oyaide-pa02.webp)
僕は硬いOYAIDE PA-02をずっと使ってましたが、自宅で動画撮影や配信を始めてからは取り回しが面倒で使うのをやめました。
たけしゃん
また、安いオーディオインターフェイスだとプラスチック筐体で軽いので、ケーブルが固くて重いものだとケーブルに本体ごと持ってかれます。
![M-Audio M-Track Solo](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/04/M-audio-solo4-1.webp)
そのため、ライトな環境で使う人はそこまで硬くないケーブルをおすすめします。
おすすめのマイクケーブル ベスト5
![Neumann U87ai](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/09/U87ai-9.webp)
それでは、おすすめのマイクケーブルをランキング形式で紹介していきます。
ランキング形式にしているものの、2,000円前後の大手メーカー製ケーブルはどれも大差はありません。
僕も紹介しているケーブルは全部持ってますが、どれでも十分に良い音質で録れます。
飛ばし読みガイド
5位 CANARE EC03B
![Canare EC-03B](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/Canare-EC-03B.webp)
音楽系のケーブルメーカーではおなじみのCANAREのEC03Bです。
リハーサルスタジオでも、非常によく使われている定番中の定番ケーブルですね。
マイクケーブルの基準的な製品なので、音質はクリアで十分なレベルです。
EC03で録った動画
スタジオで定番なだけあって、耐久性も高いです。
僕の家でもスピーカー用で使ってますが、もう10年以上は使えてますね。
EC03Bのコネクターはノイトリック製です。
![Canare EC-03B](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/Canare-EC-03B2.webp)
ちなみに型番の後ろにBがついているとノイトリック製コネクター。無印はITT製のコネクターになっています。
ITTも超有名なコネクターなので、好きなほうを選びましょう。
コスパでは群を抜いて優秀なマイクケーブルです。
マイクだけでなく、スピーカーやミキサーなど色んな面で使えるので持っておいて損はない製品です。
欲しい長さを選択
4位 OYAIDE PA-02
![OYAIDE PA-02](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/Oyaide-pa02.webp)
5位は高品質なオーディオケーブルに定評のあるOYAIDEからPA-02です。
僕も10年くらいはメインのマイクケーブルとして使ってきました。
音質はクリアで太く、安定感も抜群です。
音質に関しては、何にも言うことないです。2,000円台のケーブルと比べると、やはり差は感じます。
PA-02で録った動画
実売価格は7,300円程度ですが、自宅レコーディングがメインの人ならおすすめです。
一方でケーブルが非常に硬いです。
![マイクとケーブル](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/03/Mic-cable-1024x683.webp)
自宅での使い回しが結構しんどいです。
僕もライブ配信やYouTubeの撮影が多くなったタイミングで、メインのケーブルを変えました。
繋ぎっぱなしで動かさないなら、まあ良いかなと思います。
僕みたいに撮影や配信などでケーブルを頻繁に動かす人だと、取り回しが面倒になるでしょうね。
なお、使用されているコネクターはスイッチクラフトです。
3位 audio technica BX9/3.0
![audio technica BX9/3.0](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/BX9-2.webp)
2022年7月に発売されたaudio technicaの高品位なマイクケーブル BX9/3.0です。
プロ仕様の素材を使いつつ、自宅でのレコーディング・ライブ配信で使いやすいように作られた製品です。
原音に忠実なピュアな音質で外来ノイズにも強く、非常に安定しています。
BX9/3.0でボーカル録りした音源
ケーブルの硬さも程々でしなやかなので、自宅での取り回しも楽です。
また、ケーブルタイがついており、必要な長さのケーブルだけ出して後はまとめられます。
![](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/bx10.webp)
コネクターはノイトリックのブラックカラーを採用しています。
![audio technica BX9/3.0のコネクター部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/BX9-4.webp)
audio technicaのマイクはブラックで統一されている製品が多いので、親和性が高いです。
![audio technica AT4040をBX9で接続した](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/AT4040-BX9-3.webp)
![audio technica AT4040をBX9で接続した。下部を横から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/AT4040-BX9-1.webp)
コスパはaudio technica ATL458Aのほうが優れていますが、音質を重視するならBX9/3.0がおすすめです。
なお、長さは3mのみになっています。
公式では同社のAT2020、AT2035、AT2040、AT2050、AT4040などとの使用をおすすめしています。
2位 audio technica ATL458A
![audio technica ATL458A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/atl458a-1.webp)
有名マイクメーカー audio technicaのATL458Aです。
安くて、丈夫で音も良いマイクケーブルですね。
音質はクリアでナチュラルですね。低ノイズでマイク以外でもミキサーやスピーカーなど万能に使えます。
ATL458Aで録った動画
手ごろな価格でマイクケーブルが欲しい人にはうってつけの1本ですね。
プラグにはメーカー名など記載がないので、おそらくは純正品かと思われます。
![audio technica ATL458Aのプラグ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/atl458a-2.webp)
僕もATL458Aをミキサー周りのケーブルに使ってますが、5年以上使えています。
耐久性的にも信頼できるコスパに優れたケーブルです。
欲しい長さを選択
1位 FT-CABLE FS-FXB
![FS-FXB-05-MXB-BK](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/01/FS-FXB-05-MXB-BK-6.webp)
音響業界のリーディングカンパニー「ヒビノ」が監修したケーブルFT-CABLEです。
低価格で音質・耐久性に優れた使い勝手の良い仕様になっています。
導体は導電率が高い無酸素銅(OFC)を採用しています。
![FS-FXB-05-MXB-BK](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/01/FS-FXB-05-MXB-BK-1.webp)
絶縁体はポリエチレン製で、原音を忠実に再現するフラットな音質です。
ケーブルの太さも標準的でしなやかになっており、自宅での取り回しも楽です。
![FS-FXB-05-MXB-BKのシールド部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/01/FS-FXB-05-MXB-BK-4.webp)
金メッキ加工を施したコネクタも接続しやすく、しっかり固定できます。
![FS-FXB-05-MXB-BKのプラグ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/01/FS-FXB-05-MXB-BK-2.webp)
3mで1,780円と非常に安価ですが、音質・耐久性ともに質の良いケーブルです。
ライブ現場のプロであるヒビノ監修のケーブルが2,000円未満で買えるのはすごいですね。
マイクケーブル まとめ
- 音楽用途のマイクケーブルは主にXLRケーブルを指す
- 安いマイクケーブルは耐久性が低いため、定番製品を買おう
- 自宅での使用ではケーブルが硬すぎないものを選ぼう
ぎたすけ
たけしゃん
マイクケーブルの解説でした!
定番メーカーのケーブルを買えば、長い期間使うことができます。
そのため、安物を買うよりは有名どころの製品を買って長く使うようにしましょう。
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