御茶ノ水駅 エリアでアコギがある楽器店を解説する

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ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆（工学社）、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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御茶ノ水駅 エリアのアコギがある楽器店の傾向

東京都内で最もアコギのお店数、品揃えが良いエリアが御茶ノ水駅です。

初心者向けのエントリーモデルから数百万円するヴィンテージギターまで何でも揃ってます。

アコギの本数自体はダントツな御茶ノ水エリア。

しかし、ギターマニアも満足できるレベルのディープなお店も多いため、週末はギター中級者以上のお客さんが多いです。

品揃え的には初心者の方にもおすすめできるエリアではあるものの、楽器店に行くのが少し怖い…という方はイシバシ楽器 池袋店かイシバシ楽器 渋谷店あたりに行きましょう。

逆に色んなアコギを触ってみたい、探したい…という方には御茶ノ水エリアは天国です。

怖がらずに積極的にギター探しの旅をしていただきたいですね。

また、御茶ノ水エリアは癖が強くて、当日行ってから調べよう…と思ってると高確率で迷子になります。

本記事では事前に知っておくべき注意点を解説した上で、各店舗の紹介に進んでいきます。

御茶ノ水エリアは3つのエリアが存在

御茶ノ水エリアの楽器店は割と広域にまたがっています。

すごくザックリした地図とアコギが多く置いてある主だった楽器店を書くと、こんな感じ。

こんな感じのすみわけになってます。

エリア①～③まで全部回る場合は御茶ノ水駅 橋口から出発して、赤線のルートを行くことになりますが、エリア①～エリア③までは徒歩15分くらいはかかります。

なお、御茶ノ水駅～新御茶ノ水駅間を電車で移動しても、新御茶ノ水駅のホームからエリア③まで、そこそこ遠いのであまり意味ないです。

距離は少しありますが、歩いて移動するのが良いでしょう。

1つの楽器店が複数テナントに分かれる

御茶ノ水駅付近（エリア①）にある店舗はアコギ以外もエレキギター、ベース、管楽器、ドラムなど様々なジャンルを網羅する総合楽器店が多いです。

1つの楽器店でテナントを複数持っており、アコースティックギターフロアは別館として分かれているケースが多いです。

例えば、ギタープラネットの場合はエレキギターのテナントから、信号を渡った逆サイドにアコギ専門店があります。

なので、御茶ノ水エリアに始めていく方は迷子にならないように楽器店名だけでなくアコギフロアがどこにあるのかを確認するようにしましょう。

それでは次章からは具体的な楽器店の解説に移ります。

数が非常に多いため、さきほどのエリア①～③までわけた地図を基に解説を進めていきます。

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御茶ノ水駅 近辺（エリア①）

御茶ノ水駅前（エリア①）は多数の楽器店がひしめくエリア。

アコギの品揃えも抜群で、エントリーモデルの安いギターからヴィンテージギターまで何でもそろっています。

万人向けのエリアで、かつ品揃えが半端ではないので大半の方は御茶ノ水駅前（エリア①）だけで完結します。

年代もののヴィンテージギターを探している方やリミテッドエディションなどの特定機種をピンポイントで狙う方がエリア②、エリア③に進んでいく感じです。

安いギターも割と置いてある BIGBOSS

御茶ノ水に店舗がたくさんあるESP系列のBIG BOSS。

アコギが多く置いてあるお店はBIG BOSS お茶の水駅前店別館です。

BIGBOSSの主なラインナップ

YAMAHA（ヤマハ）などのエントリーモデルもありつつ、Gibson（ギブソン）とMartin（マーチン）が中心のお店です。

店内自体が狭いので、1メーカーずつの本数はあまり多くありません。

店内スペース自体も広くないので、あまりゆっくりと試し弾きできる雰囲気ではありません。

安いギターが6割、高いギターが4割くらいの配分で置かれているため、安めのギターを探して御茶ノ水に来た方は行ったほうが良い店舗です。

店舗情報

色んなメーカーを満遍なく クロサワ楽器 お茶の水 駅前店

幅広く、万能な品揃えになっているのがクロサワ楽器 お茶の水駅前店です。

様々なギターメーカーが満遍なく揃っており、その中でもGibson（ギブソン）、Martin（マーチン）、Taylor（テイラー）が多く展示されています。

安めのギターはあまりなく、高級ギター中心のお店です。

店内も割とゆったりできるスペースはあるので、試し弾きや相談はしやすいお店です。

新品のGibson（ギブソン）、Martin（マーチン）を探すならクロサワ楽器 お茶の水駅前店か次のギタープラネットがおすすめですね。

店舗情報

品揃えは都内トップレベル ギタープラネット

品揃えが多く、Webでギター検索していても、良く出てくるお店がギタープラネット。

御茶ノ水駅を出ると、すぐに看板が見えますが、そこはエレキギター館です。

アコギ館は逆サイドで1本小道を入ったところにあります。

1Fが2フロアに分かれており、国内ギター・海外ギターで分かれています。

新品、中古、ヴィンテージと一通り、何でもそろっています。

国内フロアは若干狭いですが、海外フロアはそこそこ余裕があるので、試し弾きや相談はしやすいお店です。

狙っている機種が決まっており、ピンポイントでWeb検索してもたどり着くことが多いお店なので、都内在住の方は一度は行ってみると良いお店です。

初めて御茶ノ水に行かれる方も、立ち寄るべきお店ですね。

店舗情報

近くに何店舗もある 下倉楽器（シモクラセカンドハンズ）

都内で何店舗か存在する下倉楽器の御茶ノ水店です。

御茶ノ水駅前に4店舗集結しており、わけわからなくなってしまいがちなお店です。

3店舗すべて合わせれば、なかなかな品揃えになります。

特にアコギ専門店のMartin、K.Yairi、YAMAHAはレアものが多く、コレクターの方にはたまらないお店かも。

中古専門店の2つはスペース狭いところにギターがギッシリで居心地はイマイチ。

アコギ専門店はスペースもそこそこあり、試し弾きや相談もできる環境にあります。

…が、僕が行った日は1F、2Fでフロアにいる店員さんが1人だけ…という環境だったので相談できる状態には無かったですね。

店舗情報

明治大学～靖国通り付近（エリア②）

御茶ノ水駅付近（エリア①）を通過すると明治大学がありますが、さらに下ると明治大学～靖国通り（エリア②）に入ります。

御茶ノ水駅から徒歩5分くらいですが、地下鉄神保町駅からも徒歩5分くらいのエリアです。

ザックリの地図通りですが楽器店は全て明治大学と逆側（御茶ノ水駅からだと左方向）の道に集中しています。

エリア②は大手楽器店が経営する、よりマニアックなお店が並びます。

プロアーティストが使用するレベルのアコギがズラッと並ぶ、お店ばかりです。

各店舗を更に掘り下げて解説していきましょう。

グレッチ、ゼマイティス、シーガル特化　御茶ノ水楽器センター

御茶ノ水駅前から少し歩いたところにある、御茶ノ水楽器センター。

楽器の卸をしている神田商会が経営している、お店です。

神田商会が卸しているアコギのみを置いており、具体的には…

上記3メーカーが10本程度ずつ置いてあるだけです。

どこも、アコースティックギター作りで有名なメーカーではないためニッチな需要に応えたお店です。

アコギフロアは奥に広めスペースが取られているため、試し弾きや相談は非常にしやすい環境です。

ピンポイントで絞って買いに行く方には良いお店ですね。

店舗情報

品揃え豊富なセレクトショップ HARVEST GUITARS（ハーベストギターズ）

イシバシ楽器系列の高級ギターセレクトショップ、HARVEST GUITARS（ハーベストギターズ）。

1Fと2Fの2フロアで構成されており、品数豊富なお店です。

ハーベストの主なラインナップ

Gibson（ギブソン）が最も多いですね。新品からヴィンテージまで幅広く揃ってます。

続いて、Martin（マーチン）が多く、そこそこな品揃えとなっています。

また、イシバシ楽器はCole Clark（コールクラーク）の国内正規代理店であり、HARVEST GUITARS（ハーベストギターズ）も品揃え豊富。

僕が行った時は5本くらいしかなかったのですが、売れちゃったそうで普段は10～15本くらいはあるそうです。

都内のイシバシ楽器を周っても、「何か良いギターやレアなギターは入りました？」と聞くと

「こないだ良いのあったんですけど、HARVEST GUITARS（ハーベストギターズ）に集まってるんですよねぇ」…と店員さんが良く言っているのを聞きます（笑）。

店内スペースも、割とゆったりしており、試し弾きや相談はしやすい環境です。

腰を据えて、ガッツリ色んなギターを試してみるには良い店舗です。

店舗情報

Martin専門フロアあり！ Dr.Sound

Martin（マーチン）専門フロアが有名でアコギ雑誌にもよく登場する、クロサワ楽器系列のDr.Sound。

2FがMartin（マーチン）専門フロア（Gibsonも数本ありますが）で1Fはエントリーモデルから高級ギターまで様々なメーカーがあります。

Dr.Soundの主なラインナップ

他のメーカーも置いてあり、1Fのフロアには満遍なく色んなメーカーのギターがそこそこな本数置いてあります。

2FのMartin（マーチン）フロアは新品を中心に定番ギターからレアなギターまで一通りそろっています。

また、ウクレレ、バンジョーなどもあり、アコギと併用して使っている方は1店舗で複数の楽器を楽しめます。

Martin（マーチン）専門店という色が強いですが、実は何でもそろっており万人向けのお店です。

フロアもゆったりしているので、試し弾きも相談もしやすい良いお店です。

店舗情報

Gibson専門フロアあり！G-CLUB TOKYO

御茶ノ水駅からの直線を下って、靖国通りとぶつかるところにあるクロサワ楽器系列のG-CLUB TOKYO。

1Fに10本程度のエントリーモデルが置いてあり、4FにはGibson（ギブソン）専門のアコギフロアがあります。

Gibson（ギブソン）専門フロアには新品、中古、ヴィンテージと揃っており、ヴィンテージのEpiphone（エピフォン）も少量あります。

全体の本数は50本くらいで、ギター工房が店内に併設されています。

スペースもゆったりしており、試し弾きしやすい環境です。

といっても、置いてあるギターがプロユースのものばかりなので中級者以上の方向けのお店です。

Martin（マーチン）、専門フロアがあるDr.Soundから近いため、両店舗を周るとMartin（マーチン）、Gibson（ギブソン）の定番モデルからヴィンテージモデルまで網羅することができます。

店舗情報

新御茶ノ水駅 付近（エリア③）

さて、最後のエリアは新御茶ノ水駅 付近（エリア③）です。

新御茶ノ水駅 付近（エリア③）はヴィンテーギター特化のお店が集結したエリアです。

エントリーモデルや新品のギターもそこそこ数はありますが、それなら圧倒的に御茶ノ水駅付近（エリア①）のほうが豊富。

よって、新御茶ノ水駅 付近（エリア③）はヴィンテージギターを検討している方だけが行きましょう。

狭い店舗に所狭しとヴィンテージギターが並んでいる、お店ばかり。

歩くスペースと試し弾きするスペースがかろうじてあるレベルなので、楽器屋慣れしていないと行くのが辛いかも。

プロアーティストもよくいるエリアなので、平日に行くと出くわすこともあります。

Martinヴィンテージが並ぶ Blue-G（ブルージー）

明治大学～靖国通り（エリア②）と新御茶ノ水駅 付近（エリア③）の中間地点にある、Blue-G。

ずらっとヴィンテージギターが並んでおり、最初行くと圧倒されます。

Blue-Gの主なラインナップ

最も多いのはMartin（マーチン）です。続いて、Gibson（ギブソン）。

ヴィンテージや限定モデルなどレアなギターも多いです。

その他、個人ルシアーや聞きなれないギターメーカーなどマニアックなギターが盛り沢山です。

店内にはギターがずらっと並んでいるので、やや狭いです。

お客さんもギターマニアが多いので、試し弾きするのにはやや度胸がいりますが、店員さんはいつも色々教えてくれて親切です。

店舗情報

色んなヴィンテージギターあり！ Hobo’s（ホーボーズ）

ヴィンテージギターが店内所狭しと並ぶ、Hobo’s。

Hobo’sの主なラインナップ

Martin（マーチン）が最も多いです。

上記以外のニッチなギターメーカーも多く置いてあり、店内自体は狭いですがギターの本数は結構な数があります。

ヴィンテージギターやレアなギターに特化しているお店です。

店内がかなり狭いこともあり、他のお客さんがいるとゆっくり試し弾きできる感じではありません。

…が店員さんは話しかけると気さくに色々と話してくれるので、相談自体はしやすいんですけどね。

店舗情報

ネット検索でも良く出てくる en.guitar

ヴィンテージギターを検索していると、良く出てくるen.guitar。

こちらも狭い店内にすごい数のアコギが展示されています。

en.guitarの主なラインナップ

他にも色んな種類のメーカーのギターが少しずつあります。

Martin（マーチン）とGibson（ギブソン）がラインナップ中心です。

修理歴があったり、パーツ交換されているものが他店に比べて安く出されていたりします。

また、公式HPで在庫情報を掲載していますが、各ギターの状態コメントが詳細に書かれているので店頭に行く前に情報収集できて助かる、お店です。

値段を下げている理由などもちゃんと書いてくれるので紳士的なお店で好感が持てます。

そんなわけで店内自体はスペースもそうなく、ゆったりはしていませんが相談はしやすい、お店です。

店舗情報

ヴィンテージギターの有名店 ウッドマン

ヴィンテージギターでは有名なイメージがある、ウッドマン。

以前は渋谷にもありましたが、現在は御茶ノ水店だけです。

ウッドマンの主なラインナップ

ラインナップの中心はMartin（マーチン）とGibson（ギブソン）。

それぞれ、35％くらいずつで全体の7割程度を占めています。

その他にはEpiphone（エピフォン）やGUILD（ギルド）などをはじめ、少しずつ色んなギターがあります。

また、奥にウクレレやバンジョー、フルアコ、セミアコなど様々な弦楽器が置いてあります。

Martin（マーチン）とGibson（ギブソン）については1950年代くらいのものから最近のものまで幅広く置いてあります。

ヴィンテージギターを探している方は寄ったほうが良いお店ですね。

お店自体は狭く、ギターが大量に置いてあるのでゆったりはしていません。

試し弾きスペースはちゃんと確保されていますが、週末で他のお客さんもいるとじっくり試す…というのは少し難しいです。

こちらも店員さんは親切で詳しい方が多いので、相談自体はしやすいです。

店舗情報

御茶ノ水駅 エリアのアコギがある楽器店 まとめ

御茶ノ水駅 エリアのアコギがある楽器店解説でした！

東京都内に住んでいる方はまずは全エリアをさーっと回ってみて、その後は目的に合わせてエリアを絞っていくのが良いでしょう。

品揃え最強な御茶ノ水ですが、欠点としては他の用事との組み合わせがやや難しい点です。

渋谷や池袋とは違って、ギター探し以外に御茶ノ水に行くことはあまりありませんからねぇ。

待ち合わせ前の時間にふらっと楽器店巡り…というのは難しいです。

店舗も多いですし、ギター探しのためにガッツリスケジュールを取って何店舗も回るのが良いでしょうね。

休日に散歩がてら楽器店巡りすると、リフレッシュできますよ。

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