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YAMAHA(ヤマハ)FG830
- ドレッドノートを日本人体型に合わせたトラッドウェスタンボディ
- トップ材:スプルース、サイド&バック:ローズウッド合板
- 実売価格で39,000円前後
YAMAHAギターでも初心者向けのFGシリーズ。
その初心者向けFGシリーズの中でも完成度の高いギターがFG830。
初心者用ギターの中でも非常人気があるモデルです。
僕もこれからギターを始めたいという方に質問されると、FG830をよくおすすめしていました。
最近はFG830が4万円くらいまで値上がりしていて、FG820を勧めることが多いですね。
そんな、初心者向け人気モデルを細かく解説していきます。
まずはギターの仕様から解説をしていきますが、レビューから読みたい方は<FG830のレビュー>を参照ください。
FG830の仕様 目次
FG830の使用木材
- トップ:スプルース単板
- サイド&バック:ローズウッド合板
木材はトップ:スプルース単板、サイド&バック:ローズウッド合板で構成されています。
アコースティックギター定番の組み合わせです。
FGシリーズのグレード差は主には木材の違いとなっています。
その木材を並べると以下の通り。
商品名 | トップ | サイド&バック |
850 | マホガニー | マホガニー |
840 | スプルース | メイプル |
830 | スプルース | ローズウッド |
820 | スプルース | マホガニー |
800 | スプルース | ナトー |
800で用いられているナトーは安価なギターに使われる定番木材。
アコースティックギターで一般的なのは820と830の組み合わせ。
そして、840や850は木の色合いや木目が美しく目を惹く組み合わせとなっています。
※FG850
価格・バランス・品質的にも優れているのは、やはりFG820・FG830の2機種で人気があります。
カラーバリエーション
※タバコサンバースト
FG830のカラーバリエーションは3種類。
どれも使いやすい色なので、好みに合わせて選びましょう。
FG830とFS830の違い
FG830と木材の構成が全く同じでサイズ感だけ異なるFS830があります。
- FG830…ボディが大きく低音・中低音に力があり、音量も出る
- FS830…小型で低音薄目のスッキリした音質。小柄な人でも抱えやすい
どちらを選んでも大きな差はありません。
女性やお子さんには抱えやすいサイズ感のFSシリーズが人気があります。
とはいえ、女性でFG使っている人もたくさんいますし、見た目の好みで決めてよいレベルです。
FS830
FG830
ピックアップは未搭載
※LL6 ARE
FS830、FG830はエレアコではありません。
エレアコとして使用したい場合は別途、ピックアップを取付けする必要があります。
エレアコが欲しい方はFGシリーズのギターを改造するより、同じYAMAHAのL6シリーズを購入しましょう。
トップ材がイングルマン・スプルースに変わりますが、音質自体はFS830、FG830とかなり近いです。
また、L6シリーズはLS6とLL6がありますが、FS、FGと同じでボディサイズの違いです。
似たボディサイズの組合せ
なお、Lシリーズにはパッシブと呼ばれるピックアップがついています。
ギターアンプを通して弾き語りするくらいなら問題ないですが、バンドで演奏する際などは音量が足りなかったするのでプリアンプを別途用意したほうがよいでしょう。
LS6 ARE
LL6 ARE
YAMAHA(ヤマハ)FG830の相場価格
参考ですが、YAMAHA FG830の新品・中古の市場相場価格はこちら。
- 新品…3.8万円程度
- 中古…2.6万円程度
中古になると1万円ほど相場価格は下がります。
ただ、中古は色んなパーツが消耗しているので1万円じゃ割りが合わないですねぇ。新品を買うことをおすすめします。
YAMAHA FG830の買取相場 価格
- 良品(ちょい傷程度)…1万円程度
- 並品(汚れ・傷あり)…0.7万円程度
超定番の初心者向けギターということで、販売価格の割に買取価格はかなり高めです。
とりあえず、1本目はFG830を買って上手くなったら良いギターに買い替え…という流れは定番なので買い替え時にそこそこの金額で売れるのは嬉しいポイントですね。
FG830を家に眠らせてる人は一度無料査定に出してみることをおすすめします。
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FS830
FG830
YAMAHA(ヤマハ)FG830のレビュー
たけしゃん
それでは、YAMAHA FG830をレビューしていきます。
総評は「初心者用ギターにはもってこい」です。
造りはちゃんとしており、しっかりとギターらしい音が鳴ります。
FG830と明確に違いが出るレベルのギターを求めると、10万円近くになってくるので中級者になってからの2本目で良いでしょう。
ただ、最近は値上がりしちゃっていて4万円くらいするんですよね。
同シリーズのFG820が3万円前半なので、最近はFG820を推してますね。
レビューの目次
ちゃんとしたギターの音がする
FG830はちゃんとギターの音がします。
1万円そこらのギターにありがちな、おもちゃとギターの中間的な音ではありません。
ストロークでジャラーンと鳴らすと、まとまりのあるアコースティックな音質が得られます。
その一方でボディが鳴っている感じはなく、音のレスポンスも良くはありません。
このあたりは低価格ギターなので致し方ないところです。
ボディの鳴りや音のレスポンスで良好と感じるギターだと、AC3Mなど10万円クラスのギターまでランクが上がってしまいます。
初心者の方はまずはFG830を買って、弾き倒していくなかで見つけた不満点を2本目のギターで解決するのがおすすめです。
弾き語り配信などには十分使える
ギターらしい音量や音質が出るため、弾き語りするには十分使えるギターです。
「弾き語りでライブ配信をしたい」「YouTubeに弾き語り動画を上げたい」といった用途なら十分使えます。
逆にライブハウスでライブをしたい…となるとピックアップもなく若干厳しいです。
ライブ活動を積極的にやる段階まできたら、もっと良いギターに乗り換えましょう。
練習するにはベストな標準的なセッティング
ナット幅(ネックの太さ)が43mm、弦高も程よい高さでセッティングは至って標準的。
最初のギターは極端なセッティングより標準的なものを選択するべきなので、ちょうど良いです。
FG830でギターを練習して弾けるようになれば、他のギターでも違和感なく演奏できるようになります。
FG800やFG820との比較
※FG820
- FG800…実売価格 3万円程度
- FG820…実売価格 3.2万円程度
- FG830…実売価格 4万円程度
悩ましいのがFGシリーズのどれにしようか…という点です。
主な違いは構成される木材です。
商品名 | トップ | サイド&バック |
830 | スプルース | ローズウッド |
820 | スプルース | マホガニー |
800 | スプルース | ナトー |
FG820とFG830は弾き比べてもあんまり変わらないんですけど、昔に比べて価格差が大分開いてきたので、僕も最近はFG820推奨になりました。
ローズウッドギターが良いという人はFG830が良いですが、こだわりがなければFG820でいいかなと感じてます。
FG830は最初の1本目に良い
FG830は初めて買うギターに適しています。
適している理由は下記の通り。
最初に買うギターとして推す理由
- 程よい価格と品質で手が出しやすい
- 標準的なセッティングで変な癖がつきにくい
- FG830を弾き倒して、次のギターを買うと失敗しにくい
特に最後の次のギターを買う時のお話が大事です。
高いギターを何もわかってない状態で友人の勧めなどで買うと、後で後悔することって多いんですよね。
何故なら、自分の欲しい音や欲しい機能が分かってない状態で買うからです。
FG830は良くも悪くも安いなりに品質が良いというレベルのギターです。
弾き倒せば、それなりに不満点が出てきて、次のギターへの要望が見えてきます。
自分なりの要望を持っていることが良いギターを買うためのコツです。
段階を踏むためのギターとしてFG830はおすすめの1本目のギターです。
ぜひ、弾き倒していただきたいですね。
FS830
FG830
YAMAHA(ヤマハ)FG830のまとめ
- FG830はYAMAHAの初心者向けギター
- 価格の割に品質が高く、使いやすい
- 初めて買うギターにはベストチョイスになり得る安定の1本
ぎたすけ
たけしゃん
YAMAHA FG830を解説でした!
YAMAHAって良いブランドだなぁと思ったのがFG830を試す時に全カラー弾いたんですけど、品質にブレを感じなかったことですね。
当たり外れがあまりないので、通販でも安心して買えるのはYAMAHAの強みですね。
最初の1本目で変なギターを買うと、余計なところでつまづいて辞めちゃうので無難なものがおすすめです。
3万円以上しますが、YAMAHA FG830は安心してギターを始められます。
ギターにチャレンジしたいと強い思いがあるなら、ぜひおすすめしたいギターです。
FS830
FG830
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