ぎたすけ
たけしゃん
Voicease未使用
Voicease使用
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Voicease(ヴォイシーズ)
片手で持てる防音室というキャッチコピーのVoicease(ヴォイシーズ)。
自宅での歌録り、配信などが一般化した時代に適した、手軽に使えるボーカルサイレンサーです。
Voiceaseの良いところはマイクごと包む設計になっている点です。
マイクを使えるため、歌の練習以外にも配信、テレワーク、レコーディングといった用途でも使えます。
まずは製品仕様から解説していきます。
製品仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<Voiceaseをレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
Voiceaseの使い方
Voiceaseの使い方は非常に簡単です。
前面のキャップを外して、マイクを挿し込みます。
本体内部の背面吸音材とグロメットの穴部分にマイクを挿し込んで、マイク後方部分を外に出します。
マイクの挿入が終わったら、前面キャップを取付、マイクにはケーブルを挿して完成です。
簡単で迷うところもありません。
対応マイク
Voiceaseとセットで使える、別売りマイクは一般的なハンドヘルド型マイクです。
SM7Bなどの特殊形状マイクでは使えないので注意してください。
自宅にあるハンドヘルド型のマイクを色々試しましたが、どれも問題なかったです。
一般的な形状であれば、大丈夫です。
なお、Voicease本体は565gと軽いのでマイクと合わせても800~900g程度です。
最大-28dBの遮音効果
公式では約-20dB~-28dBの遮音効果があると記載されています。
この数値は防音室並みの遮音効果です。
実際に自分の歌声をスマホの騒音計アプリで使って計測してみると、-8dB~-9dB程度の遮音効果でした。
スマホの騒音計アプリなので、参考程度です。
体感では結構遮音できているように感じるため、精密な騒音計で測るともう少しは減っているのではないかと感じます。
付属品
付属品は口当てクッションと交換用のグロメット(大)です。
あと本体内部に六角レンチと背面吸音材が入っています。
本体内部の構造はよくできていて、呼吸もさほど苦しくなく、内部も蒸れにくいです。
とはいえ、長時間歌うと蒸れてくるので、小まめにお手入れは必要です。
公式サイトでパーツ単体の購入にも対応しているため、頻繁に使う人は予備パーツを持っておくと良さそうです。
Voicease(ヴォイシーズ)をレビュー
それでは、Voiceaseを詳しくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを並べると以下の通りです。
こういった消音系アイテムの中では、非常に良くできた製品だと感じます。
若干の苦しさなどはあるものの、かなり違和感なく歌えます。
遮音効果もそれなりにあるので、戸建てや鉄筋マンションの日中なら思い切り歌ってもいけそうかなと感じました。
レビューの目次
遮音効果はちゃんとある
自分の歌声でテストしてみましたが、遮音効果はちゃんと出てます。
騒音計アプリで計測してみると、大体-8dB~-9dBほど下がりました。
実際に録った音を聴き比べると、騒音計アプリの数値よりは遮音効果はあるかなと感じます。
コンデンサーマイクを立てて、歌っている音を拾った音声と波形を用意しました。
Voicease未使用
Voicease使用
大分、音量は抑えられています。
僕の感覚的には壁の厚みがそれなりにある鉄筋コンクリート造のマンションなら、Voiceaseを使用すれば普通に歌えるのではないかと感じました。
周囲の音を遮断できる
Voicesaseは音を遮音してくれるため、外からの雑音も混入しづらくなります。
配信をやってる人からすると、外部音の遮断効果のほうが恩恵は大きいかもしれないです。
こちらもサンプルで空気清浄機をMAXにして、隣に置いた状態で録った音源を用意しました。
Voicease未使用
Voicease使用
Voiceaseを使用すると外部の音は全く入っていません。
Voiceaseはマイク周りが密閉される仕様なので、部屋の反響もほぼ影響しません。
なので、音の環境が整っていない一般住宅で使うのはかなり有用ですね。
一方で音が大分変わってしまうので、その対策は次に記載します。
音はかなり変わる
Voicesaseは優れた遮音性能がありますが、その代わりに音が大分変化します。
この点についても、Voiceaseを使って録音した音源を用意したので聴き比べてみてください。
Voicease未使用
Voicease使用
大分、こもった音になってしまいますね。
配信でこのまま使うのは少し厳しいと感じるレベルです。
対策としてはEQなどを使って補正することです。
EQ補正について、公式からかなり丁寧な解説動画が出ています。
このほか、AG03やOBSでのEQ補正についても公式から解説動画が出ています。
上手く調整できれば、配信なら及第点かな…というレベルにはなります。
歌ってみたなどは正直きついので、そこはリハーサルスタジオで録るなど、他の選択肢と併用しましょう。
また、Voiceaseを使用すると音を閉じ込める関係で入力音量が大分上がります。
オーディオインターフェイスのGAINをかなり下げたほうが良いです。
歌う際にやや違和感はある
Voicesaseは口や鼻を覆うため、歌うと息苦しさや違和感を少し感じます。
とはいえ、これ系の製品の中では非常によくできており、違和感のレベルは大分低いです。
また、製品の構造上、長時間歌っていると湿ってきます。
そのため、お手入れは小まめに行い、衛生管理はちゃんとやったほうが良いですね。
まあ、このあたりは口を付ける消音系アイテムはみんなそうです。
防音室と比較すると、さすがに防音室のほうが良いですが、費用や導入ハードルを考えるとVoiceaseは非常に有用だと思いました。
消音アイテムを探している方はぜひ積極的に検討してほしいですね。
Voicease まとめ
- 片手で持てる手軽なボーカルサイレンサー
- それなりに消音効果があり、自宅での歌練習に有用
- 配信や録音で使うにはEQなどでの調整が必要
ぎたすけ
たけしゃん
Voiceaseのレビューでした。
価格帯も2.5万円程度でスペースも不要なため、簡易防音室の導入よりは大分ハードルが下がります。
配信や練習で思い切り声を出したいものの、周囲が気になる人は購入を検討してみてください。
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