ぎたすけ
たけしゃん
ダイナミックマイクの中でも、一番有名な製品だよね
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SHURE SM58
![SHURE SM58を撮った写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/02/SM58_1.webp)
マイクといえば…というくらいに有名で定番なSHURE SM58。
リハーサルスタジオ、ライブハウスに行けばどこにでも置いてある業界標準になっている製品です。
SM58は主にボーカルマイクとして使用されることが多いです。
楽器用にはSHURE SM57が使用されることが一般的で、この2本が代表的なダイナミックマイクになってます。
![SHURE SM58とSM57](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/06/SM58_SM57.webp)
※左がSM58、右がSM57
ダイナミックマイクなので、接続はXLR端子でファンタム電源は不要となっています。
![SM57の接続端子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/02/SM57_5.webp)
普段、スタジオやライブハウスで演奏していると何気なく使っているSM58。
しかし、マイマイクを探す段階になるとSM58って実際にどうなんだろう?と考え始める人も多いんですよね。
そこで本記事ではSM58を音源付きでいろんな角度から解説していきます。
まずはSM58の性能・仕様から解説を進めていきます。
性能・仕様を飛ばしてレビューを読みたい方は<SHURE SM58をレビュー>を参照ください。
SM58の性能・仕様 目次
単一指向性
![マイクの指向性 単一指向性・双指向性・無指向性を説明した図解](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/Directivity-sum.webp)
SM58は単一指向性のマイクなので正面の音だけを拾います。
ボーカルがマイクから口を外すと音が急激に小さくなるのはこのためです。
周りの雑音も拾いづらく、ハウリングにも強いので音楽用途だと基本は単一指向性しか使いません。
周波数特性
![SM58の周波数特性](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/02/SM58-FQ.webp)
※SHURE 公式のスペックシートより引用
SM58は50Hz~15KHzの周波数特性になっています。
まあ、定番だけあってダイナミックマイクとしては一般的な範囲です。
ボーカル用途なのもあって、中高音域がグッと持ち上がってます。
とはいえ、そんな派手なチューニングはされておらず万能に使える造りになってます。
大きさ・重量
![SM58を横から撮った写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_9.webp)
- 高さ×横 162mm × 51mm
- 重量:298g
マイクの中でも標準的な大きさ・重量です。
僕の自宅にあるマイクスタンドで実験しましたが、どれでも問題なく使えます。
- ブームスタンド(TAMA)…〇
- ブームスタンド(KC)…〇
- ブームスタンド(ノーブランド)…〇
- Roycel マイクアーム…〇
- ブーム型卓上スタンド…〇
まあ、マイクのアイテム作ってるメーカーも基本はSM58で動作テストしてるでしょうからね。
そういった面でもSM58は強いですよね。
SM58で使えないアクセサリー製品を作る会社も少ないですからね。
なお、自宅で利用する際のおすすめマイクスタンドは以下の2つです。
マイクアーム
ブームスタンド
SM58の付属品
マイクケース
![SM58のマイクケース](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_6.webp)
マイクホルダー
![SM58のマイクホルダー](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_11.webp)
マイクホルダー内には取り外し可能な変換ネジが入っています。
マイクスタンドによってネジサイズが異なるので、その対応用ネジです。
マイクケースもマイクホルダーもしっかりしたもので安心です。
普段の保管にはマイクケース内に乾燥剤を入れておくと良いでしょう。
マイクケーブルは付属しないため、別途購入が必要です。
![TPS7222](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/02/TPS7222-7.webp)
自宅での利用であれば、3m程度のものを買うと良いでしょう。
SM58
マイクケーブル
SHURE SM58をレビュー
![SM58を斜めから撮った写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_2.webp)
それでは、SHURE SM58をレビューしていきます
はじめにレビュー内容を箇条書きでまとめると、以下の通り。
- 音質は普通
- 音の抜けはまあまあ。ハードなボーカルでも大丈夫
- 耐久性はさすがに高い
- スタンダードマイクなので何かと楽
音質については基準となるマイクなので、良い意味で普通というイメージしかないです。
僕も他のマイクをレビューするときは、まずはSM58と比べますしね。
その中で音の抜け自体は良いほうではありません。
代わりに耐久性も強く、激しい音も大丈夫なのでハードなボーカルにはあってます。
また、スタンダードマイクなので、どこでも使いやすいのはポイント高いです。
PAさんでSM58を使ったことない人はおそらくいないでしょうからね。
レビューの目次
音質は普通で使いやすい
![SM58で弾き語り演奏しているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_12-1024x578.webp)
SM58の音質は本当に普通です。
スタンダードマイクなので、僕は慣れてしまっていて録り音聴いても違和感を感じません。
SM58を使って、ボーカルとアコギをそれぞれ録った動画がこちら。
ダイナミックマイクですが、なかなかにクリアに録れてます。
ノイズの載りも少ないし、定番だけあって使いやすいマイクです。
ただ、他のボーカル用マイクと比べると、音の抜けはいまひとつでややこもり気味な印象は受けます。
audio technicaのボーカル用マイク AE6100とボーカル録りの音を比較してみましょう。
SM58
![](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_3.webp)
AE6100
![AE6100の写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/06/AE6100_3-1.webp)
AE6100のほうが音に輪郭があって、抜けが良く感じます。
といっても、SM58もそんなに悪くないですね。
価格的にはSM58(1.1万)、AE6100(1.8万)なので結構差がありますしね。
SM58はやっぱりコスパ良いマイクです。
また、アコギ録りというとSM57のイメージがありますがSM58も全然いけます。
ただ、先端のグリルが丸くて大きいので、ギターとぶつからないように注意が必要です。
![SM58とSM57の先端部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_7.webp)
※左がSM58、右がSM57
SM58
SM57
耐久性が非常に高い
![SM58をマイクスタンドに取り付けたところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_10.webp)
SM58の強みというと、一番に出てくるのが耐久性の高さです。
リハーサルスタジオやライブハウスといった環境で多用されるのも、その耐久性の高さゆえです。
個人のマイマイクとして使う分には、なかなか壊れることはないです。
SM58を自身で持ってる人は、長年使ってる人が多いですしね。
自分専用のマイクを1本買って、色んな所に持ち歩きたい人にはSM58は安心の1本です。
高音の抜けを重視するならBETA58
![BETA58A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/02/BETA58A.webp)
SHUREのボーカルマイク購入で悩むのがSM58とBETA58のどっちを選ぶかです。
2本比較すると、こんな感じ。
- 単一指向性
- 音の抜けはいまひとつ
- ロックボーカルで使用者が多い印象
- 実売価格 1.1万円程度
- 超単一指向性
- 音の抜けはまあまあ良い
- シンガーソングライターで使用者が多い印象
- 実売価格 1.4万円程度
BETA58はSM58と比べて指向性が狭くなり、音の抜けもよくなっているモデルです。
BETA58で録った演奏動画
BETA58は指向性が狭い分、口からマイクが外れると音量がガクンと下がりやすいです。
そのため、激しく動くボーカルよりは弾き語りのようにある程度は定位置でパフォーマンスする人に向いてます。
僕もスタジオだとBETA58をよく借りて使いますが、シンガーソングライターはBETA58のほうが相性良い人は多いかなと感じてます。
逆に熱量あるボーカルはSM58のほうが相性良かったりします。
例えば、竹原ピストルさんはSM58、BETA58の両方使ってますがライブだとSM58をメインで使ってる印象です。
SM58
BETA58
スタンダードマイクなので楽
![SM58を斜めから撮った写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_8.webp)
SM58のいいところって、スタンダードマイクであることなんですよね。
どこのライブハウスに持ち込んでも、SM58が使えないってことは普通考えられないです。
汎用的なマイクのアクセサリー用品も、SM58が非対応ってことは中々ないですからね。
そして、マイクの音質もSM58が基準といっても過言ではありません。
声との相性はあるものの、SM58で録って微妙だった演奏が他のマイクで録ったら劇的に良くなる…なんてことも考えづらいです。
そういった意味で初めてのマイク選びではSM58は安定なんですよね。
SM58で歌いこめば、自分の歌とマイク特性が大分わかってくるので2本目のマイク探しは楽になるはず。
マイマイクが欲しいけど、何買えばいいかわからない…というときはSM58を買っておけば安定です。
SM58
マイクケーブル
SHURE SM58 まとめ
![タブレットとコーヒー](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/summary4.webp)
- 音楽業界のスタンダードマイク
- 音の抜けはまあまあで、耐久性が非常に高い
- 何買っていいかわからない人には安定の1本
ぎたすけ
たけしゃん
とりあえず持っておいて損はないマイクだよね
SHURE SM58のレビューでした。
僕もSM58はマイクレビューのリファレンス機として使ってますが、やっぱり使いやすいですよね。
ボーカル・アコギ、スピーチなど多様な用途で使いまわせて頑丈です。
1本買っておけば、長いこと色んなことに使えるので便利ですよ。
SM58
マイクケーブル
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