評価:4.5
ぎたすけ
たけしゃん
RODE PSA1
![RODE PSA1を右から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-10.webp)
適合荷重 | 0.7-1.1kg |
ネジ規格 | 3/8 (5/8変換ネジ付属) |
対応天板厚 | 約55mm |
アームの長さ | 各45cm |
本体重量 | 1.74kg |
質が良く、使い勝手の良い人気のマイクアーム RODE PSA1。
ネジなどを〆る必要がなく、手を簡単に位置を固定できる手軽さがとても良いです。
![RODE PSA1を横にどけたときの写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-18.webp)
一方で使えるマイクにはそこそこ制約があります。
まずはそのあたりの細かい話を製品仕様の章で解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<RODE PSA1をレビュー>を参照ください。
アームの長さ
![RODE PSA1のアームの長さ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-28.webp)
RODE PSA1の各アームの長さは約450mmです。
垂直方向には約840mm、水平方向には約820mmまで伸ばすことができます。
マイクアームの中ではかなり長い部類に属します。
audio technica AT8700Jと比べると、アームが一段階長いことがわかりますね。
![RODE PSA1とaudio technica AT8700Jを並べて撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-25.webp)
僕の使っているPCデスクは横幅160cmと非常に長いですが、PSA1なら端に設置しても余裕で真ん中まで届きます。
![RODE PSA1のアームを伸ばした状態。右から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-21.webp)
また、垂直方向にも伸びるので、長いマイクでも逆さ吊りで設置できます。
PSA1は設置の自由度が非常に高いため、長いデスクや長いマイクに最適ですね。
取付可能な天板厚
![RODE PSA1のデスククランプは最大約55mmまで広げられる](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-29.webp)
RODE PSA1のデスククランプは最大約55mmの天板厚まで対応できます。
一般的な机は25mm~30mm厚なので、かなり余裕があります。
また、机に穴を開ける人向けにデスクインサートというパーツが付属しています。
![RODE PSA1付属のデスクインサート](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-4.webp)
このパーツは机に開けた穴に差し込んで、その上からアームを取り付けできるアイテムです。
適合荷重
![RODE PSA1 アーム部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-7.webp)
RODE PSA1は0.7~1.1kgの重さで正常に動作するようになっています。
PSA1はスプリング内蔵式なので、マイクの重さを利用して任意の位置で固定できる仕様です。
![RODE PSA1のアームを伸ばした状態。左から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-22.webp)
ネジ締めなどの必要はなく、任意の位置に持ってきて、手を離せば固定されます。
非常に便利な仕様ですが、マイクが軽すぎる、あるいは重すぎると任意の位置で固定できなくなります。
![TLM 102を手で持っている写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/tlm102-5.webp)
実際に試してみると、450g程度なら任意の位置で固定できます。
![RODE PSA1のマイク接続部分を左から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-14.webp)
PSA1を購入する際は使用するマイクの重量を確認するようにしましょう。
ちなみに軽いマイクでも、ポップガードなど付けて重量を稼げば普通に使えます。
付属品
![RODE PSA1 付属品一式](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-3.webp)
- デスククランプ
- デスクインサート
- 3/8-5/8変換ネジ
- ケーブルタイ ×3
RODE PSA1の付属品は上記の通りです。
PSA1は標準では3/8インチのネジ規格を採用しています。
![RODE PSA1のマイク固定部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-20.webp)
基本的にはマイク付属のマイクホルダーは3/8インチ対応なので問題ないかと思います。
マイク側のホルダーのネジ穴が5/8の場合は付属の変換ネジを挟みましょう。
![RODE PSA1 3/8→5/8変換ネジ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-5.webp)
また、ケーブル固定用でケーブルタイが3本ついています。
![RODE PSA1のケーブルタイ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-13.webp)
ケーブルを収納するダクトはないですが、3か所ケーブルタイで固定するとキレイにまとまります。
![RODE PSA1のケーブルタイ2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-12.webp)
アームの質など製品品質はかなり良いため、デスク映えするマイクアームです。
RODE PSA1をレビュー
![RODE PSA1の外箱2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-2.webp)
それでは、RODE PSA1を細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
非常によくできたマイクアームです。
セッティングが楽でとても使い勝手が良いです。
マイクアームの中では高額ですが、アームを頻繁に動かす方には迷わずおすすめできます。
セッティングが非常に楽
![RODE PSA1を横にどけたときの写真2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-19.webp)
RODE PSA1はマイクの重みで動作するスプリング内蔵型です。
任意の位置に持ってきて、手を離せば勝手に固定されます。これが非常に楽です。
水平・垂直のどちらの方向でも片手で簡単に調整できるので、アームをどけるときも楽です。
![RODE PSA1 横にどけた状態を右から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-23.webp)
ネジ締めが必要なマイクアームを使っていた方はPSA1に乗り換えたら感動すると思います。
それほどまでにPSA1はセッティングが楽です。
また、デスククランプが丸型で非常に安定しています。
![RODE PSA1のデスククランプ部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-11.webp)
他のマイクアームだと、使っているうちにデスククランプがズレて、机を傷つけてしまうんですよね。
PSA1のクランプはかなりズレにくいので、机にも優しいです。
軽いマイクは一工夫必要
![TLM 102を手で持っている写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/03/tlm102-5.webp)
RODE PSA1の適合荷重は0.7~1.1kgとなっています。
軽いマイクは任意の位置で固定できずにアームが跳ね上がってしまいます。
僕の環境でテストした感じはマイクとマイクホルダー合わせて450g程度までは任意の位置で固定できます。
![RODE PSA1を右斜めから引きで撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-15.webp)
楽器メーカーのコンデンサーマイクはマイクが300g程度でショックマウントが150g程度が多いため、大体の製品はいけると思います。
![AKG C214を手で持った写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/08/AKG-C214-25.webp)
逆にハンドマイクは重量不足でアームが跳ね上がってしまうので、そのまま使うのは厳しかったです。
![SHURE BETA58A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/10/beta58_5.webp)
ただ、ハンドマイクでもポップガードなどをアームに付けて、重量を稼げば任意の位置で固定できます。
![RODE PSA1にポップガードを取付した](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-27.webp)
軽いマイクでも一工夫すればいいだけなので、やりようはいくらでもありそうです。
競合製品との比較
最後は競合製品との比較です。
ここでは高価格帯マイクアームの人気製品、audio technica AT8700JとBlue Compassを選出しました。
![LEWITT LCT240 PRO 付属のショックマウントを取付て左側面から撮影2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/LCT240-PRO-18.webp)
この3製品はどれも定番のマイクアームですが、それぞれ特色が異なります。
用途によって最適な製品も変わってくるので、そのあたりを掘り下げて解説していきます。
audio technica AT8700Jとの比較
![AT8700JでAT4040を支えている画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/07/AT8700J-17.webp)
まずはaudio technica AT8700Jとの比較です。
比較のポイントとなる点は以下の3点です。
- PSA1のほうがセッティングは楽
- PSA1のほうがアームが長い
- AT8700Jはマイク重量の制約がない
まずはセッティングですが、PSA1のほうが断然楽です。
片手でアームを自由に動かせて、手を離せば任意の位置で固定できます。
![RODE PSA1のアームを伸ばした状態。左から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-22.webp)
対して、AT8700Jはアームがかなり硬いので、両手を使わないと動かせません。
![AT8700Jの可動域部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/07/AT8700J-28.webp)
また、アームの長さもPSA1のほうが長いので、設置の自由度も高いです。
![RODE PSA1とaudio technica AT8700Jをアームを伸ばして比較してみた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-26.webp)
一方でAT8700Jは耐荷重2kgで軽いマイクも重たいマイクも自由に使えます。
![Universal Audio Sphere DLX 正面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/03/Sphere-dlx-23.webp)
AT8700Jならかなりゴツいマイクも余裕で支えられます。
そのため、色んなマイクを使う方や自身のマイクがPSA1で使えるか怪しい方はaudio technica AT8700Jが安定です。
![AT8700JでAT4040を取り付けした様子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/07/AT8700J-23.webp)
逆にPSA1でも対応できるマイクしか使わない方はPSA1のほうが使い勝手は良いですね。
Blue Compassとの比較
![Blue Compass](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass8.webp)
続いては、Blue Compassとの比較です。
PSA1とCompassはスペック的にはほとんど一緒で、軽いマイクだとアームが跳ね上がる点まで一緒です。
![Blue Compass](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass7.webp)
そんな似ている2製品ですが、下記の点が異なります。
- Compassはケーブルダクトがある
- Compassはクランプ式ポップガードが付けられない
Compassはケーブル収納できるダクトが用意されています。
![Blue Compassケーブルをキレイに収納可能](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass11.webp)
このダクトはXLRケーブルもUSBケーブルもキレイに収納することができます。
![Blue Compassはマイクケーブルを格納できる](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/compass12.webp)
一方でCompassはアームが太いため、クランプ式のポップガードが付けられません。
![マイクアームに取付するクランプ式](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/NW-B3-1.webp)
多くのポップガードはクランプ式なので、付けられないのはかなり痛いですね…。
ただ、ゲーミングメーカーなどはショックマウントに直で付けられる専用ポップガードを用意しているところも多いです。
![HyperX ProCast ポップガード付き 左から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/12/Procast-10.jpg)
なので、クランプ式以外のポップガードを使えるマイクなら、ケーブル収納できるCompassが良いかもしれませんね。
![SHURE SM7B](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/SM7B-5.webp)
ただ、性能が良いポップガードの多くはクランプ式なので、ボーカルレコーディングで使う方はPSA1をおすすめします。
![RODE PSA1にポップガードを取付した](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-27.webp)
ちなみにデザインはどちらもシックでカッコいいですが、Compassのほうがスタイリッシュに感じました。
RODE PSA1 まとめ
![RODE PSA1の外箱](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-1.webp)
- ネジ止め不要で簡単に任意の位置に固定可能
- アームが長いので、設置の自由度が高い
- 適合荷重が0.7~1.1kgとかなり狭い
ぎたすけ
たけしゃん
RODE PSA1のレビューでした。
前から人気のマイクアームで気になっていましたが、使ってみたら非常に快適でしたね。
片手で楽々ポジションを決められるので、ストレスがないです。
マイクアームのポジションを頻繁に変える方には、自信をもっておすすめできるマイクアームです。
![RODE PSA1のアームを伸ばした状態。左から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-22-160x160.webp)
![コンデンサーマイクを10本並べた画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/condencer-mic-160x160.webp)
![audio technica ATL458A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/atl458a-1-160x160.webp)
![AUDIENT EVO4 駆動しているところ。Macbookとセットで撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/EVO4-11-160x160.webp)
![BlueのUSBマイクを並べた](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/blue-usb-160x160.webp)
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