評価:3.5
ぎたすけ
たけしゃん
PGA58で録った音
![SHURE PGA58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-5.webp)
SM58で録った音
![SHURE SM58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_2.webp)
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SHURE PGA58
![SHURE PGA58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-1.webp)
マイクタイプ | XLRダイナミックマイク |
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 50Hz – 16kHz |
感度 | -55 dBV/Pa |
重量 | 294g |
マイクメーカーで有名なSHUREの低価格モデル PGA58。
6,000円前半で買えるエントリーモデルのダイナミックマイクです。
SHUREといえば、どこのライブハウスにも常設されているSM58が有名。
![SHURE SM58とPGA58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-SM58.webp)
PGA58は定番のSM58をベースにボーカルやコーラス用途に低価格化したモデルです。
低予算でまともに使えるダイナミックマイクが欲しいという人にうってつけの製品です。
まずはPGA58の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばしてレビューを読みたい方は<SHURE PGA58をレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
基本スペック
![PGA58の指向性](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-11.webp)
![PGA58の周波数特性](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-12.webp)
- ダイナミックマイク
- 単一指向性
- 周波数特性:50~16,000Hz
PGA58は正面からの音のみを拾う単一指向性タイプです。
![単一指向性の図解](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/Cardioid.webp)
周波数特性は中高音域がちょっと上がっていて、やや狭めという印象。
また、音楽用途で使うダイナミックマイクなので端子はXLRです。
![SHURE PGA58の端子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-3.webp)
PCやスマホと接続するためにはオーディオインターフェイスなどの機器が必要です。
大きさ・重量
![SHURE PGA58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-10.webp)
- 外形寸法:55.1mm × 166mm
- 質量:294g
PGA58の大きさ・重量はマイクでは標準的なものです。
自宅にあるマイクスタンドでテストしたところでは、何でも大丈夫でした。
マイクアームでも余裕の重量なので、自宅でも使いやすいですね。
付属品
![SHURE PGA58のマイクホルダーと3/8変換ネジ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-8.webp)
PGA58の付属品はマイクホルダーとマイクスタンド取付に使う3/8変換ネジです。
マイクポーチは付属しません。
また、PGA58は下記の3種類の型番があり、付属品にケーブルが追加されます。
型番 | 付属ケーブル |
PGA58 | 付属ケーブルなし |
PGA58-XLR | XLRケーブルが付属 |
PGA58-QTR | XLR-フォンケーブルが付属 |
実売価格はどれもほぼ一緒です。
マイクケーブルを単品で買うと1,000円以上はするので、ケーブルを持ってない人は付属する製品を選択しましょう。
ちなみに僕はPGA58-XLRを購入したので、XLRケーブルが付属しました。
![SHURE PGA58に付属するXLRケーブル](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-9.webp)
オーディオインターフェイスに繋ぐ人はPGA58-XLR。
カラオケのマイマイクなどに使う人はPGA58-QTR(XLR-フォン)が良いでしょう。
SHURE PGA58をレビュー
![SHURE PGA58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-6.webp)
それでは、PGA58を細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを並べると以下の通りです。
製品自体を見ると、安い割に音も作りもしっかりしています。
さすが、SHUREの製品ですね。
一方で安いオーディオインターフェイスで使う場合は感度の低さがネックです。
配信やテレワークなら他社製品がいいかなと感じます。
そのあたりもレビュー内で詳しく触れていきます。
音質は価格の割に良い
![SHURE PGA58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-4.webp)
6,500円という価格を考えると、音質はだいぶ良いです。
定番のSM58と比べても、そこまでの差は感じないです。音の抜けはむしろPGA58の方がいいと感じます。
PGA58で録った音
![SHURE PGA58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-5.webp)
SM58で録った音
![SHURE SM58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/07/SM58_2.webp)
一方でパワーはSM58の方があって、バンドボーカルなどはやっぱりSM58がいいかなと感じますね。
とはいえ、PGA58はSM58の半額くらいなので、そう考えると非常にコスパの良いマイクと言えますね。
カラオケ用マイクにうってつけ
![SHURE PGA58のON/OFFスイッチ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-2.webp)
PGA58は本体にミュートスイッチがついています。
ライブなど音楽用途だと入らない機能ですが、カラオケやスピーチでは役に立つ機能ですよね。
付属品としてXLR-フォンケーブルが付属するPGA58-QTRはカラオケ需要を狙った製品かなと思いました。
ECサイトのレビューを見ていても、カラオケ用のマイマイクで使ってる人が多かったですね。
確かにカラオケや会議室などでの利用においては非常に便利なマイクだと感じます。
競合製品との比較
![]() PGA58 | ![]() D5-Y3 | ![]() ATR1300x | |
ミュートスイッチ | あり | なし ※D5Sなら有 | あり |
感度 | -55dB | -52dB | -52dB |
指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 |
ケーブル | 選択可能 | 別売り | XLR-フォン付属 |
実売価格 | 約6,500円 | 約7,500円 | 約3,500円 |
競合となる製品は少し値段が上がるAKG D5-Y3と逆に安いaudio technica ATR1300xです。
D5-Y3
![AKG D5-Y3](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/AKG-D5-5.webp)
ATR1300x
![audio technica ATR1300x](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/12/ATR1300x-USB_4.webp)
まず、安いオーディオインターフェイスに繋いで使うなら、PGA58はやめた方がいいです。
マイクの感度が低く、録る音によっては音量MAXでも音が小さくて辛いです。
なお、カラオケの場合はスピーカーが音量をガッツリ上げてくれるので心配いりません。
PGA58はカラオケとか会議室利用などスピーカー使用を前提に買うのが無難です。
なので、テレワークやライブ配信用途で考えると、感度がやや高めのD5-Y3かATR1300xをおすすめしたいですね。
音質面でいくと、D5-Y3の方がクリアでバランスの取れた音です。
![AKG D5-Y3](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/AKG-D5-1.webp)
SM58などと比較しても負けていないので、ライブハウスやスタジオでも使うならD5-Y3がいいでしょう。
ATR1300xはもう少しライトな価格でマイクが欲しい人向けの製品ですね。
![audio technica ATR1300x](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/12/ATR1300x-USB_4.webp)
音の抜けや鮮明さはPGA58、D5-Y3と比べると劣りますが、イヤホンマイクよりは遥かに鮮明です。
カラオケ、ライブ配信を兼用できる手頃なマイクと考えると、非常に使いやすい製品です、
PGA58はカラオケ用途で良いマイクなので、自身の用途を整理した上で購入検討するのが良いですね。
SHURE PGA58 まとめ
![SHURE PGA58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/01/PGA58-10.webp)
- 低価格ながらも音や作りはしっかりしたマイク
- カラオケのマイマイクとして使っている人が多い
- 安いオーディオインターフェイスで使うと音量がやや不足しがち
ぎたすけ
たけしゃん
SHURE PGA58のレビューでした!
安いなりにしっかりできていて、さすがSHUREだなと思いました。
一方で安いオーディオインターフェイスで使う人は音量が不安要素なので気をつけてください。
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