ぎたすけ
たけしゃん
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無料のコード譜に頼ってはいけない理由
![楽譜を見ている人](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/03/score.webp)
コード譜とはコードが記載された楽譜のことです。
主には歌詞とコードが記載されています。
![コード譜](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/08/music-score3.webp)
最近は本当に便利でUフレット、楽器meなど大量のコード譜を無料掲載しているサイトが増えました。
そのため、多くの方は無料のコードサイトを利用して弾き語りしていると思います。
![ギターを演奏しているところを横から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-33.webp)
しかし、無料のコードサイトばかり使っていると上達しにくいです。
理由は以下の3点です。
重要なことなので、一つずつ掘り下げて解説していきます。
ストロークパターンが適当になる
![アコースティックギターを弾いてる右手](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-30.webp)
無料のコード譜にはストロークパターンの記載がありません。
そのため、ストロークが適当になりがちです。
市販のスコアを見てみると、1曲の中でも多彩なストロークパターンを使い分けるのがわかります。
弾き語りではストロークのレパートリーは非常に重要です。
カバー動画を見てもストロークが単調な人はとても多いので、レパートリーを増やすだけで他との違いを出せます。
![C414XLIIでギターのレコーディングしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/12/C414-XLII-10-1024x576.webp)
ストロークのレパートリーを増やすには市販のスコアで完コピすることが重要です。
自身の好きなアーティストのギタースコアを購入して、ちゃんと完コピしてみましょう。
コードフォームのバリエーションが増えない
![アコースティックギターを演奏しているところ。左手の写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-24.webp)
最近はコードフォームまでセットで掲載する無料のコード譜が増えました。
Uフレットなどが代表的ですね。
しかし、掲載されるコードフォームは自動出力されているようで毎回同じものです。
本来は前後の流れや音色の使い分けなど、同じコードでもフォームは変えるべきなのです。
![Dmaj9のギターコードフォームを押さえている写真2](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/Dmaj9-form.webp)
このコードフォームのバリエーションもアコギ弾き語りでは非常に重要なスキルです。
同じコード進行でもフォームを工夫すると、洗練されたプロっぽい演奏に変わります。
こちらもおすすめの練習方法はアーティスト本人監修のスコアを購入することです。
アーティスト本人が監修したスコアは本人演奏がそのまま掲載されています。
本人演奏を見ると、同じコードでも様々なフォームを利用していることがわかります。
曲をコピーするにしても、無料のスコアと本人監修スコアでは得られる知識量が全く違ってきます。
正確にコードを聞き分けられなくなる
![コード本とヘッドホン](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/08/code-head.webp)
無料のコード譜はコードが間違っていることも多いです。
筆者が無料のコードサイトを使っていて、よくあると感じる間違いは主に以下の3つです。
- dimとm7-5が逆
- テンションコードが普通のコードになっている
- 分数コードが違うコードになっている
どれも致命的な間違いではないため、そのまま演奏しても一応成立はします。
しかし、雰囲気が変わってしまう上に美味しいコードの流れが消滅します。
![焚き火の前でアコースティックギターを弾いてる様子](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/guitar-hand.webp)
アコギ弾き語りでは、こうした美味しいコード進行がとても重要です。
コード選択を細部までこだわることで演奏が洗練されるからです。
![ライブステージで弾き語りしているところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/11/stage-guitar1.jpg)
また、原曲と響きが異なるときに瞬時に気づける耳を育てることも音楽においては非常に重要です。
無料のコード譜で適当にコードを弾いていると、耳が育ちません。
市販のスコアを買って正確にコピーすることで、コード感を鍛えることができます。
おすすめのギタースコア
![楽譜とノートパソコン](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/06/music-score.webp)
筆者おすすめのギタースコアは以下の2冊です。
万人向けなのは秦基博さんのevergreen2です。
弾き語りアルバムevergreen2を基に秦さん本人が監修したギタースコアです。
難易度も初心者〜中級者向けの曲が多いので、課題曲にもしやすいところもいいですね。
星野源さんのBEST SELECTIONは多くの曲がライブDVD「ツービート」の弾き語りDAYの演奏内容を採譜しています。
星野源さんはインストバンドを長年やってきたこともあり、演奏パターンが豊富で勉強になる点が非常に多いです。
一方でほとんどの曲が難易度高めです。
先にevergreen2を買って、全曲クリアできてから購入することをおすすめします。
無料のコード譜に頼るデメリット まとめ
![五線譜の譜面](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2016/07/music-1567826-1024x684.webp)
- 無料のコード譜はかなり簡略して書かれている
- アコギ弾き語りは細部にこだわることがとても重要
- 定期的に市販スコアを買って完コピするべし
ぎたすけ
たけしゃん
無料のコード譜についての解説でした。
色々話をしましたが、無料のコード譜を使ってはいけないわけではありません。
僕もセッションでやる曲のコード取りはUフレットなどを活用させてもらってます。
ただ、無料のコード譜をそのまま演奏することはほぼありません。
![アコースティックギターを演奏している写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/05/acoustic-guitar-25.webp)
無料のコード譜を基に耳コピして、色んなところを修正して使っています。
そのため、初心者の方ほどまずは市販のスコアで練習することをおすすめしたいです。
自身で無料のコード譜を修正できるだけの知識をつけてから活用するのがベストです。
![楽譜を楽譜スタンドに置いた写真](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2017/12/piano-sheet-1551031-638x419-160x160.webp)
![アルペジオのtab譜](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/01/tab-al-160x160.webp)
![楽譜を見ている人](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2019/03/score-160x160.webp)
![和音とコードネーム](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/02/code-name4-160x160.webp)
![8ビートのストロークパターン1。ギターコードフォーム付き](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/05/8beat-stroke1-160x160.webp)
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