評価:4.5
筆者は、ずっとAppleのAirPods Pro 2を使っていましたが、故障したのをきっかけにMOMENTUM True Wireless 4を購入しました。
購入してから半年ほど経ちましたが、AirPods Pro 2の不満点も解消できており、とても満足しています。
本記事では、AirPods Pro 2との違いなどを中心にMOMENTUM True Wireless 4をレビューします。
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ゼンハイザーMOMENTUM True Wireless 4

着用スタイル | イヤーカナル |
接続 | Bluetooth 5.4準拠 クラス1 10 mW(最大) Bluetooth ClassicおよびBluetooth LE Audio対応 |
互換コーデック | SBC、AAC、aptX™ aptX™ アダプティブ/ロスレス、LC3 |
スピーカー 周波数範囲 | 5 Hz ~ 21 kHz |
バッテリー寿命 | 最長7.5時間の音楽再生(ANCオフ) 最長7.0時間の音楽再生(ANCオン) 充電ケース使用時で最長30時間 (試験条件:iPhone、音量中程度 85 dB) |
耐候性 | IP54、防塵防滴(イヤホンのみ) |
2024年に発売された、ゼンハイザーのフラッグシップワイヤレスイヤホン MOMENTUM True Wireless 4。
Apple AirPodsシリーズ、ソニー1000Xシリーズと並んで有名なワイヤレスイヤホンです。
その中でも、MOMENTUM True Wireless 4は音質に定評があります。

私も、AirPods Pro 2からの買い替え組ですが、音質の良さにはびっくりしました。
今まで、丁寧に楽曲を聴くときは有線イヤホンに変えていたのですが、MOMENTUM True Wireless 4に変えてから全部ワイヤレスイヤホンでいけるようになりました。
本記事でも、ミュージシャン視点での使い勝手をしっかり掘り下げていこうと思います。
まずは製品仕様から解説します。
7mm口径のダイナミックドライバー搭載

MOMENTUM True Wireless 4は、自社開発の7mm口径ダイナミックドライバーを1基搭載しています。
重量感のある低音に加えて、精細な高音までしっかりと表現されます。
音質に関しては、本当に素晴らしいですね。
専用アプリを使うことで、音質を細かく調整することができますので自由度も高いです。

ノイズキャンセリング対応

MOMENTUM True Wireless 4は、アダプティブノイズキャンセリング(ANC)に対応しています。
周囲の環境音にあわせて、自動で調整される形式です。
電車の中でも、周囲の雑音をきれいに消し去り、動画や音楽に没入できるレベルに調整されます。
外音取り込み機能もあるため、場所によって使い分け可能です。
最大7.5時間、充電ケース併用で30時間駆動

MOMENTUM True Wireless 4は、イヤホンのみで最長7.5時間、充電ケース併用で最長30時間の音楽再生が可能です。
AirPods Pro 2は、イヤホンのみで最大6時間、充電ケース併用で最大30時間なので、MOMENTUM True Wireless 4のほうが若干長いですね。
今のところ、外出時に充電切れしたことはなく、日常使いでも使いやすいです。
付属品



- USBケーブル
- イヤーフィン(S・M・L)
- イヤーピース(XS・S・M・L)
MOMENTUM True Wireless 4の付属品は、上記の3点です。
イヤーフィン、イヤーピースの質も良好ですね。
サイズも一通り用意されているので、自身の好みに合わせて調整できます。
ゼンハイザーMOMENTUM True Wireless 4をレビュー

それでは、MOMENTUM True Wireless 4を細かくレビューしていきます。
はじめに、箇条書きでまとめると以下の通りです。
性能的には申し分ありません。不満もほぼないです。
一方、価格は5万円近くするので、購入はためらってしまいますね。
なお、本記事ではシンガーソングライター・バンドマン目線でのレビューが中心になります。
オーディオマニア目線のレビューについては、カジェログさんのレビュー記事が参考になると思います。
たけしゃん
音質は滑らかで繊細なニュアンスまで聞き取れる

MOMENTUM True Wireless 4で、特筆すべきは音質の良さです。
低音の迫力と、高音の繊細さをあわせて持っており、全体的に滑らかな音で聴き取りやすい印象を受けました。
また、音の情報量が多く、有線イヤホンと比べてもそん色ないところが嬉しいですね。
AirPods Pro 2だと、モニターヘッドホンと比べて音質が大分変わってしまうのと、繊細なニュアンスが聴き取りづらいところが課題でした。

そのため、自分のレコーディングや演奏振り返り時は、わざわざ有線イヤホンを使っていたんですよね。

MOMENTUM True Wireless 4に変えてから、レコーディングや演奏の振り返りも1台でこなせています。
個人的には、ここが一番変えてよかったと感じている点です。
ただ、AirPods Pro 2が音質が良くないわけではありません。
むしろ、移動時に音楽を聴いたり、動画を見たりする分にはAirPods Pro 2も十分満足できる音質だと思います。

音質によく悪くも癖があるんですよね。
私のように、簡易的なモニター用途でも使いたい場合は、MOMENTUM True Wireless 4をおすすめします。
サウンドパーソナライゼーションモードがすごい

MOMENTUM True Wireless 4は、専用アプリ「Smart Control」で細かく音質調整できるようになっています。
その中でもすごいのが、サウンドパーソナライゼーションモードです。
サウンドパーソナライゼーションモードは、自分の好みの音を感覚的に探して設定できます。

画面の指示に従って、ストリングス・低音・ドラムの音量バランスを調整したり、感覚的にサウンドを聴き比べて調整できるようになっています。

サウンドパーソナライゼーションで調整すると、割と簡単に好みのバランスに調整できますね。すごい。
たけしゃん
ノイズキャンセリング機能が超優秀

MOMENTUM True Wireless 4は、ノイズキャンセリングがとにかく優秀です。
地下鉄に乗っていても、電車の走行音が聴こえないレベルまで抑えてくれます。
AirPod Pro 2も相当優秀でしたが、MOMENTUM True Wireless 4はその上をいきますね。
アプリで、風切り音の防止機能などの設定ができる点も良いところです。

加えて、外部取り込み機能も優秀なので、オフィスや散歩でも使いやすくなっています。
ちなみに、自分はリハーサルスタジオでのバンドリハでも活用しています。

リハーサルスタジオだと、どうしてもバンドの音が大きくて、自分の歌声は聴こえないことが多いです。
MOMENTUM True Wireless 4でノイズキャンセリングをONにすると、周りの音が小さくなり、自分の歌声は骨伝導でハッキリ聞こえるようになります。
ノイズキャンセリングをかけても、ベースとドラムは割とはっきり聞こえるので問題なく歌えます。
爆音に浸れないのと、骨伝導で聞こえる声はノンエフェクトなので、好き嫌いはありそうですが、自分は結構活用してます。
専用アプリ「Smart Control」が便利

専用アプリの「Smart Control」がとても便利です。
特に気に入っている機能は、GPSの位置で設定を自動で変えられるサウンドゾーンですね。
サウンドゾーンは、特定エリアに入ったらGPSが感知して、あらかじめ登録しておいたサウンド設定に自動で切り替わる機能です。
自宅、職場など最大20件まで、サウンドゾーンを設定できます。

私の場合は、自宅と職場で以下のように設定しています。
- 自宅…全設定OFFでフラットな状態
- 職場…外部音取り込みON
普段は、ポップス用の音質設定にして、ノイズキャンセリングをONにしています。
一方、自宅では演奏振り返りと耳コピでしか使っていないので、全設定OFFでフラットな状態にしています。

このへんの切り替えを、毎回やっているのは地味に面倒なので、エリアに入ったら勝手に変わってくれるのはとても便利ですね。
他にも、イヤホン操作の設定なども細かく調整できます。

アプリの作りも良いので、とても使いやすいです。
充電の持ちもかなりよい

MOMENTUM True Wireless 4は、充電の持ちもなかなかよいです。
製品仕様では、バッテリーは以下のよう書かれていますが、体感はかなり持ちが良いように感じます。
仕様上は、AirPods Pro 2よりもイヤホンのみの状態が1時間長い程度であまり変わらないのですが、MOMENTUM True Wireless 4のほうが大分持つ印象です。
付属のケースは、ワイヤレス充電や急速充電にも対応しています。

一方、これまではiPhone、Apple Watch、AirPods Pro 2を1台で充電してたので、それができなくなったのは少し残念です。
逆に言うと、MOMENTUM True Wireless 4への不満はそれくらいですね。
iPhoneやMacbookとの連携も、とてもスムーズです。
実売価格は5万円近いですが、使いこなせばそれだけの価値はあるワイヤレスイヤホンだと感じます。
自分は、買ってよかったなと思っています。
MOMENTUM True Wireless 4 まとめ

- 2024年発売のゼンハイザーワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル
- 音質が滑らかで解像度が高い。有線イヤホンにも劣らないレベル
- 専用アプリの使い勝手がよく、サウンドゾーンが便利
ぎたすけ
たけしゃん
MOMENTUM True Wireless 4のレビューでした!
買うときは「5万円か…」と悩みましたが、買ってみたら大満足のワイヤレスイヤホンでした。
ミュージシャンの方だと、日常使い以外でも、モニター用途や耳栓的な使い方もできるので便利です。
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