ギターのインピーダンスとは。基本的な仕組みから対処法まで細かく解説

インピーダンスの説明図

ぎたすけ

インピーダンスってギターやっているとたまに聞く言葉だよな

たけしゃん

電気抵抗のことだけど、ギターだと結構関わること多いから知っておいた方がいいよ
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音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

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ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
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ギターのインピーダンスとは

エレアコで演奏している人

インピーダンスとは電気抵抗を指す言葉です。

音楽では、マイクや楽器などを音響機器に接続する際に出てくる用語ですね。

インピーダンスは高低で良い悪いというものではなく、楽器ごとの特性です。

ただ、楽器と音響機器側でインピーダンスが大きく異なると音質劣化の原因となります。

ローインピーダンスの音響機器にハイインピーダンスの楽器を繋ぐと音質劣化が起こる

そのため、ギターを音響機器に接続する場合は、インピーダンスを把握して適切に対処する必要があります。

まず、本章ではインピーダンスの基本的な法則から解説していきます。

目次

ハイインピーダンスとローインピーダンス

インピーダンスの説明図

インピーダンスが高いものをハイインピーダンス、低いものをローインピーダンスと呼びます。

主だった楽器のインピーダンスはこちら。

インピーダンス主な楽器
ハイインピーダンスエレキギター
エレキベース
ローインピーダンスマイク
キーボード

ここで重要なのはハイインピーダンスの2つの特性です。

  1. ローインピーダンスの音響機器に繋ぐと音質劣化が起きる
  2. ケーブルを長く這わせるとノイズがのりやすい

まず、ハイインピーダンスの楽器をローインピーダンスの音響機器に繋ぐと音質劣化が起きます。

ローインピーダンスの音響機器にハイインピーダンスの楽器を繋ぐと音質劣化が起こる

この現象はよく水を通すホースで例えられますね。

ハイインピーダンスの機器をローインピーダンスの機器に繋げると、正しく音声信号が伝わらずに高音域などが失われてしまいます。

また、ハイインピーダンスはノイズに弱く、ケーブルを長距離這わせるとノイズが乗りやすいです。

BELDEN #8412

ハイインピーダンスの楽器を使うときは接続機器のインピーダンスやケーブルの距離など、気をつけることが色々あるわけですね。

ロー出しハイ受けが鉄則

Venue.D.I 本体の画像

楽器と音響機器の接続において、よく言われるのが「ロー出しハイ受け」です。

これは楽器側はローで出して、音響機器側はハイで受けるというルールを指した言葉です。

前述の通り、ハイインピーダンスの楽器をローインピーダンスの音響機器につなぐと音質劣化が起こります。

ローインピーダンスの音響機器にハイインピーダンスの楽器を繋ぐと音質劣化が起こる

そこでそうならないように「ロー出しハイ受け」を基本にせよというわけです。

なお、音響機器側がハイインピーダンスである必要はなく、楽器側よりインピーダンスが高ければOKです。

「ロー出しハイ受け」という言葉を覚えておけば、インピーダンスの基本ルールは守れますね。

ハイインピーダンスの対処法

Gibson J-45

続いてはハイインピーダンスの実際の対処法についてです。

音質劣化や余計なノイズが載らないためにやる対応は以下のどちらかです。

エレキギターの場合は①②の両方を使い分けます。

エレアコの場合は②です。それぞれを掘り下げて解説していきましょう。

ハイインピーダンスのアンプに接続する

ギターアンプ

多くのエレキギター用のアンプはハイインピーダンスで受けられるようになっています。

そのため、ギターをそのまま接続しても音質劣化は起こりません。

ギターアンプのキャビネット部分
HIGHとLOWで接続口が分かれているものもある

また、エレキギターの場合は演者のすぐ後ろにギターアンプが設置されるため、ケーブル距離も短くて済みます。

なので、エレキギターであればハイインピーダンスのまま、音響機器に接続することもよくあります。

Gibson ES-335

なお、オーディオインターフェイスにもインピーダンスを切り替えられるHi-Zという機能がついています。

Universal Audio Volt 276
INSTというボタンがHi-Z

通常時はロー受けの端子が、Hi-ZをONにするとハイ受けに変わります。

ただし、多くのオーディオインターフェイスは一部チャンネルのみHi-Z対応となっています。

Steinberg UR22C
UR22CはINPUT2のみHi-Z対応

そのため、エレキギターやエレキベースを直接繋げる際はHi-Z対応チャンネルを選ぶ必要があります。

ローインピーダンスに変換してから音響機器に接続する

L.R.Baggs PARA ACOUSTIC D.I. 駆動しているところを下から撮った

続いてはローインピーダンスに変換してから、音響機器に送るパターンです。

知らないうちにこっちで対処している人が大半だと思います。

というのもエフェクターやプリアンプは「ハイ受けロー出し」になっているものがほとんどなのです。

Xotic EP Booster
Xotic EP Booster

つまり、楽器からハイインピーダンスで受け取った信号をローインピーダンスに変換して出力しています。

そのため、大半の方は知らないうちにローインピーダンスに変換されているわけです。

ちなみにROLAND JC-120(ジャズコ)などはこの状態に合わせてインプットが2つ用意されています。

ギターを直接繋ぐ場合はHIGH、エフェクターを挟むときはLOWと接続先が分かれています。

また、エレアコに関しては大半のピックアップがプリアンプ内蔵のため、ローインピーダンスに変換して出力されています。

Anthem

そのため、そのままミキサーに接続しても音質劣化などは起こりません。

ただし、プリアンプがないパッシブタイプのピックアップもあります。

L.R.Baggs M80
L .R .Baggs M80

その場合はハイインピーダンスで出力されるため、プリアンプやDIを間に挟んでローインピーダンスに変換しましょう。

インピーダンス まとめ

リハーサルスタジオ
  • インピーダンスは電気抵抗のこと
  • 楽器ごとにインピーダンスは異なり、ギターはハイインピーダンス
  • ギターをそのままローインピーダンスの機材に接続すると音質劣化する

ぎたすけ

エフェクターやプリアンプがローインピーダンスに変換してくれるから問題なかったんだな

たけしゃん

そうなんだよ。特にエレアコだとほとんど意識することないよね

ギターのインピーダンスについての解説でした。

エフェクターやプリアンプが勝手に変換してくれるので、知らずに対応できていることが多いですね。

一方で知らずに音質劣化を引き起こしている場合もあるため、知識としてはちゃんと押さえておいたほうが良いです。

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