CLASSIC PRO(クラシックプロ)CM5をレビュー。税込1,200円で買えるダイナミックマイク

CLASSIC PRO CM5

ぎたすけ

マイクのレビューか。1,200円って安いけど、ちゃんと使えるのか?

たけしゃん

CM5でレコーディングしてみたけど、普通に使えたよ

ダイナミックマイクの中でも一番安い部類なのにすごいね

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音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

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プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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CLASSIC PRO CM5

CLASSIC PRO CM5をマイクスタンドに取付した写真

CLASSIC PRO(クラシックプロ)はサウンドハウスのプライベートブランドで激安商品を数多く販売しています。

そして、ダイナミックマイクの激安品が今回レビューするCM5。

価格はなんと税込1,188円!

補足
2020/5/16付けのサウンドハウスの価格です

コスト的には非常にありがたい製品ですが、問題はちゃんと使えるのか…?という点。

結論からいうとちゃんと使えます!

色々と問題点はあるものの…まともな音でレコーディングできます。

レビューでは実際にCM5で、レコーディングした弾き語り動画を基に細かく解説していきます。

まずはCM5の仕様・付属品の解説から進めていきます。

仕様は飛ばして、レビューを読みたいという方は<CLASSIC PRO CM5をレビュー>を参照ください。

CM5の仕様・付属品

基本性能

  • 周波数特性:80Hz-15kHz
  • 端子:XLR
  • 指向性:180°(平均)-15dB @200Hz~2kHz
  • 重量:255g

周波数特性はダイナミックマイクの中では、やや低音が狭め。

50Hz-15kHzあたりが一般的。

まあ、50Hzと80Hzの差は人間の耳では判断できなそうです。

端子はダイナミックマイクで一般的なXLR端子です。

CLASSIC PRO CM5の接続端子

音響機器に接続するときはXLRが一般的なので、音楽用途で使うのに適しています。

XLR接続用ケーブル

続いて、指向性。

スペック表の数値があんまり見たことない書き方で、いまいちわかりません。

ただ、試してみたところはやや広めの単一指向性というところでした。

 

総評すると、スペックやや低めのダイナミックマイクといったところ。

ちなみにCM5はON/OFFスイッチ有り無しでバリエーションが用意されています。

音楽用途ならスイッチ無しのCM5。

司会用途ならスイッチありのCM5Sを選択すると良いでしょう。

大きさ・重量

CLASSIC PRO CM5 マイク部分
  • 長さ:16cm
  • 重量:255g

いたって、普通のダイナミックマイクです。

自宅にあるマイクスタンドは、どれでも大丈夫でした。

  • ブームスタンド(TAMA)…〇
  • ブームスタンド(KC)…〇
  • ブームスタンド(ノーブランド)…〇
  • Roycel マイクアーム…〇
  • ブーム型卓上スタンド…〇

まあ、形状も重さも定番マイクのSM58と同じ感じなので、マイクスタンドで困ることはなさそうです。

僕の推奨は机を使う人はKTSOULマイクアーム、机使わない人はブームスタンド(KC)です。

KTSOULマイクアーム

KC ブームスタンド

付属品

マイクケース

CLASSIC PRO CM5 マイクケース

マイクホルダー & 変換ネジ

CLASSIC PRO CM5 マイクホルダー&変換ネジ

1,200円なのにちゃんと必要なものはそろってます。

変換ネジはマイクスタンドによって、ネジサイズが異なるので合わせるためのものです。

マイクケースはプラスチック製でややでかめ。

CLASSIC PRO CM5 付属のマイクケース

部屋に置いておくには、やや邪魔ですがないよりはマシです。

ケースが邪魔な人は捨ててしまい、ジップロックに乾燥剤でも入れて保管しておくと良いでしょう。

スイッチなし

スイッチあり

XLR接続用ケーブル

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CLASSIC PRO CM5をレビューする

CLASSIC PRO CM5

それでは、CLASSIC PRO CM5を具体的にレビューしていきます。

レビュー内容をザックリとまとめると、以下の通り。

  • 音はこもり気味でいまいちだけど、使える音ではある
  • 吹かれに弱いので、歌録りはポップガードないときつい
  • 造りは結構しっかりしてて、1,000円ちょいと思えない

とまあ、こんな感じ。

いまいちな点はあるものの、1,000円ちょいで普通に使えるレベルなのでコスパは最強です。

音質は使える範囲内ではあるから許容して、価格をできるだけ抑えたいという人には最適な製品です。

レビュー目次

使える音質

CLASSIC PRO CM5でレコーディングしているところ

音はこもり気味で抜けが悪いです。

とはいえ、趣味でやる音楽制作に十分使えるレベルなんですよね。

 

実際にボーカル・アコギをCM5で別録りした動画がこちら。

なんでもないや / RADWIMPS 1,000円ちょいのマイクでCOVER【弾き語り・アコースティック】

音の解像度が低い感じは受けますが、普通に聴けるレベルにはなってますよね。

nanaとか歌ってみたを始めるには十分かなと。

CM5で不十分と感じてから、グレードの良いマイクに乗り換えても全然遅くないです。

続いて、アコギを録った音を定番のSHURE SM57(1万円ちょい)と比較してみましょう。

CM5

CLASSIC PRO CM5

SM57

SM57の斜めからとった写真

聴き比べてみると、SM57のほうが明るくて音のレンジが広い印象を受けます。

ただ、そこまで変わらないですよね(笑)。

そして、CM5は価格が約1/10。すごいね…。

一方でマイク自体の感度がかなり低いです。

SM58やSM57だとオーディオインターフェイスのツマミを3時くらいで良いところを4~5時にしないと音量小さいです。

iXZにXLRでコンデンサーマイクを繋いだ
検証で使ったTASCAM iXZ

オーディオインターフェイス側もGAINが低い安物だったり、小声を録るには結構厳しいですね。

ボーカル録りなら声量も出るので特に問題はなさそうでした。

しかしまあ、最近の安い音響機器って、音質自体は定番モデルと大差ないので驚きます。

スイッチなし

スイッチあり

歌録りはポップガードが必要

AKG PF80
AKG PF80

ダイナミックマイクなのにコンデンサーマイク並みに吹かれに弱いです…。

レコーディングしていると、息の音でボッ!と入りまくりでポップガードを使用しました。

ちなみに僕はSHUREのダイナミックマイクで録るときはポップガード使わないので、CM5が単純に弱いです。

グリル部分の網目がちょっと荒いんですよね。

オーディオテクニカのAE6100と比べた画像がこちら。

CLASSIC PRO CM5とAE6100のグリル部分を比較

MCとか普通に話す分には問題なさそうですが、ライブでのボーカル使用は何か被せないと厳しいかなぁ…。

レコーディングはポップガード使えば、問題ないです。

ポップガード

パーツの造りもまあまあ

見た感じや触った感じのパーツの造りは問題ありません。

付属のマイクホルダーの造りが、ちょっと粗いくらいなもんです。

マイクの中の構造までは判断が難しいですが、価格から考えると耐久性は期待薄です。

ただ、保証期間が3年もついてるんですよね(笑)。

もちろん、保証期間中でも有償修理になることはありますが、元値1,200円だから買い直せばいい話ではあります。

そして、3年保証って他のメーカーと比べても長いので安心感はありますよね。

そこそこの音質で録れればいいので、価格を抑えたいという人にはうってつけの製品ですね。

スイッチなし

スイッチあり

XLR接続用ケーブル

ポップガード

CLASSIC PRO CM5 まとめ

机にノートとコーヒー
  • 税込1,200円で買える激安ダイナミックマイク
  • 音質はまあまあで普通に使える
  • 造りもまあまあで3年保証が付いている

ぎたすけ

おー、ちゃんと使えるんじゃん!すげー!

たけしゃん

そうだね。とりあえず安いマイク探してる人はCM5以上のものない気がするよ

CLASSIC PRO CM5のレビューでした。

いやぁ…、税込1,200円でちゃんと使えるマイク買えちゃうってすごいですね。

ただ、ライブ用のマイマイクとして使うのはしんどいです。

家でnanaやったりするのに使うマイクとして割り切って買うとよいでしょう。

まずは音楽制作や発信をやってみることが何より大事なので、こういった安い機材を活用してライトに音楽活動を開始してみましょう。

スイッチなし

スイッチあり

XLR接続用ケーブル

ポップガード

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