ブンヤのギターを解説。スプルースに対抗できる木材

オーストラリアの国道

ぎたすけ

ギターの木材は色々あるけど、スプルースに対抗できるってことはトップ材に使うの?

たけしゃん

そうだよ。オーストラリア木材でCole Clarkはトップ材として、良く使っているね
この記事でわかること
  • ブンヤの特徴
  • ブンヤを使った代表的なアコギ
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

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ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
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ブンヤ

※Cole Clark CCFL2EC-BB

  • 主にギターのトップに使われている
  • オーストラリアが主要産地
  • スプルースよりも強度があり、素朴だが粒立ちの良い音になる

ブンヤはオーストラリア東部で採れるナンヨウスギ属の木材。

オーストラリアのギターメーカーであるMatonが優れた木材として、90年代から使用し始めました。

 

最近ではCole Clarkがブンヤ推しでトップ材に積極的に活用しています。

鳴りが良く、クリアな低音でバランスが良い木材で85%のCole Clarkユーザーがブンヤトップのギターを選択しているそうです。

ブンヤの音質

Jack Johnson - You And Your Heart (Live)

実際に弾いてみると、粒立ちが良くてクリアな音質です。

シトカ・スプルースとブンヤを比べてみると、ブンヤの方が音が明るく聴こえてレスポンスが良いですね。

鳴りはスプルースのほうが響いている感じがしましたが、ブンヤはスプルースに引けを取らない音質です。

 

また、たたいた時の音がコツンと硬めです。

ギターボディをパーカッシブに使いたい人やルーパーでギターを叩いてリズムを作る人には便利かも。

ブンヤのルックス

木材の色見にはややムラがあり、個体差があります。

Cole Clarkがたくさん並んでいる楽器店に行くと、個体ごとに色合いや木目が違います。

なので、同じ型番でも好みが出てくるところですね。

 

ちなみにCole Clarkは塗装は薄いサテンフィニッシュで木のルックスをそのままに出しています。

なので、木の特徴がわかりやすいですね。

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ブンヤを使った代表的なアコギ

バンドボーカル

たけしゃん

ブンヤをトップ材に使ったギターを探すなら、基本Cole Clarkオンリーです

それではブンヤを使った代表的なアコギを解説していきます。

ブンヤを使ったアコギはオーストラリアのギターメーカーであるMatonとCole Clarkが作っています。

 

ただ、Matonはシトカ・スプルースが中心なんですよね。

たまにブンヤトップのギターがありますが、上位モデルは基本的に良質なシトカ・スプルースを使っています。

 

そんなわけで日本国内でブンヤトップのアコギを買うとなると、自然とCole Clarkがメインの選択肢となっていきます。

Cole Clark CCFL1EC-BM

  • トップ:ブンヤ
  • サイド&バック:クィーンズランドメイプル
  • ドレッドノートのFAT LADYシリーズの代表的エレアコ

Cole Clarkのエントリーモデル CCFL1EC-BMです。

トップ材ブンヤ、サイド&バックにクィーンズランドメイプルというオーストラリア木材による組み合わせです。

 

ブンヤ × クィーンズランドメイプルの組み合わせは良いです!

スプルース × マホガニーに近い感じで明るい音でレスポンスも良好。

ボディも大きいため、低音も出ており力強いです。

 

そして、Cole Clark自慢の3Wayピックアップシステムが搭載されています。

  1. サドル下ピエゾ
  2. ボディ内部のフェイスセンサー
  3. コンデンサーマイク

この3つのピックアップで録った音をプリアンプがミックスして出力します。

プリアンプ側にも3バンドEQと「①ピエゾ + ② フェイスセンサー」用ボリューム、コンデンサーマイク用ボリュームがついているので音質調節可能です。

3Wayピックアップのプリアンプ

ピックアップが素晴らしく、生音も良いので、20万円以内で買えるエレアコとしては最高峰の音質と使い勝手の良さです。

Cole Clark / CCFL1E-BM FL Dreadnought_Bunya Queensland Maple

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Cole Clark CCFL2EC-BB

  • トップ:ブンヤ
  • サイド&バック:ブラックウッド
  • ドレッドノートサイズのFLシリーズ

ドレッドノートサイズでブンヤをトップ材に使った、最もスタンダードなギター CCFL2EC-BBです。

こちらはサイド&バックにオーストラリア木材であるブラックウッドを使っています。

 

ブラックウッドはコアに近く、堅くてドンシャリで粒立ちの良い音質です。

刻むカッティングやアルペジオ、テクニカルプレイには相性が良いです。

 

ピックアップはCole Clark独自の3wayピックアップシステムが搭載されています。

クッキリした音をコンデンサーマイクがそのまま拾って出力してくれるので、硬い音が好きな人には使いやすいエレアコです。

Cole Clark / CCFL2EC-BB コールクラーク エレアコ アコースティックギター アコギ
Cole Clark

ブンヤについて まとめ

ルーペと本

  • ギターのトップ材に使われる木材
  • オーストラリアのMatonとCole Clarkが積極的に活用している
  • 日本国内でブンヤを使ったギターを探すとCole Clarkが基本となる

ぎたすけ

Matonのブンヤギターって何でないの?

たけしゃん

Matonの主力ギターは大半がシトカ・スプルースだし、国内流通もCole Clarkより薄いからね

ブンヤの解説でした!

僕はブンヤ × クィーンズランドメイプルはかなり好きな音質でした。

ジャック・ジョンソンも昔から使っている組み合わせですが、明るい音で使い勝手が良いですね。

 

日本国内だとCole Clarkくらいしか手に入らない木材ですが、そのCole Clarkがピックアップ含めて抜群に良いですからねぇ。

予算20万円以内でエレアコを探している方は一度はチェックしたほうが良いですよ!

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