ぎたすけ
たけしゃん
- アジャスタブルサドルの特徴
- アジャスタブルサドルの採用されている年代
- アジャスタブルサドルの注意点
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アジャスタブルサドル
アジャスタブルサドルとは高さを調節できる機能を持ったサドルのこと。
通常のサドルと比べて非常に太いため、見た目で判別しやすいです。
弦高の調整を行う際はサドルの高さが重要。
サドルの高さを調節するためには普通のサドルだと削る作業が発生します。
しかし、アジャスタブルサドルであれば両端にあるネジをマイナスドライバーで調節するだけで高さの調節ができるわけですね。
ジャキっとした音質が魅力
ギブソン(Gibson)のアジャスタブルサドル搭載ギターはジャキっとした音質が魅力的です。
アジャスタブルサドルはギター全体の音質に大きく影響し、ジャキジャキした音質に変える特性があります。
このジャキジャキした音質は1960年代のギブソン(Gibson)ギターを象徴する特徴となっており、愛好家の方もたくさんいらっしゃいます。
逆に秦基博さんはジャキジャキした音質が自身には合わないと通常のサドルに換装しています。
音質に好き嫌いが出るほど、強烈な個性を出すところがアジャスタブルサドルの魅力的なところでもあるのです。
アジャスタブルサドル仕様のアコギ
アジャスタブルサドルが搭載されているギターはギブソン(Gibson)の1950年代後半~1960年代にかけて製造されたギターです。
または1950年代後半~1960年代のギブソン(Gibson)ギターのレプリカモデルですね。
この時代から既にJ-45、ハミングバード、B-25…と色んな型番がありますが、どれもアジャスタブルサドル仕様です。
1950年代後半は通常サドルのギターがノーマルでアジャスタブルサドルはオプション仕様でした。
1960年代に入ると逆となり、アジャスタブルサドルがノーマル。通常サドルがオプション仕様となりました。
よって、1960年代に製造されたヴィンテージのギブソン(Gibson)ギターを買うと大半がアジャスタブルサドル仕様です。
ギブソン(Gibson)ヴィンテージ…といえば、アジャスタブルサドルというくらい印象が強いです。
御茶ノ水などにいけば通常サドルに換装されたギターも比較的、見つけやすいため弾き比べてみると良いでしょう。
アジャスタブルサドルはピックアップを選ぶ
アジャスタブルサドルだとインブリッジピエゾタイプのピックアップが付けられません。
インブリッジピエゾはサドル裏に取付けするタイプのピックアップです。
アジャスタブルサドルは太すぎてサイズ感が合わないのです。
アコギ用のピックアップで一番種類が多いのはインブリッジピエゾなので、ピックアップ選びには結構制限がかかります。
プロアーティストにも人気なデュアルピックアップ L.R.Baggs Anthemも付けられません。
…といっても、秦基博さんのようにサドルを通常の物に換装すれば、インブリッジピエゾも取付可能です。
サドルを換装するのもよし、取付できるピックアップから選ぶのもよし。
ピックアップ自体もインブリッジピエゾが多いものの、マグネットやコンデンサーマイクなど良いものが色々あるので大丈夫です。
【参考記事】GibsonビンテージギターはピエゾPU装着不可。最適な選択肢は何か?
アジャスタブルサドルのギターを使っているプロアーティスト
斉藤和義さんはJ-45をたくさん持っていますが、1号、4号、6号がアジャスタブルサドル仕様です。
斉藤和義さんシグネイチャーモデルとして200本限定販売されたJ-45 8号もアジャスタブルサドル仕様。
全て、両端の調節用ネジを外して使っています。
理由はわからないですが、ネジ外すと音が違うのかもしれないですね。
ジャキジャキな音質と斉藤和義さんのストロークの切れ味が見事に調和して、非常に気持ちの良い音質に仕上がっていますね。
これぞ、ギブソン!という感じ。
アジャスタブルサドルのまとめ
- アジャスタブルサドルはネジで高さ調節可能なサドル
- ジャキジャキした音質になるのが魅力的
- 主にギブソン(Gibson)の1950年代後半~1960年代に作られたギターに採用されている
ぎたすけ
たけしゃん
アジャスタブルサドルの解説でした!
昔のギターじゃないと、なかなか見つからないアジャスタブルサドル仕様。
ヴィンテージギターを買おうか考えている方はぜひ、試してみてほしいですね。
ちなみにアジャスタブルサドルというと音質の話が中心で、サドルの高さ調節機能を推す人はいませんが地味に便利な気もします。
サドルを削っちゃうと元に戻せないですが、ネジ回すだけなら色々試せますからね。
弦高を季節などによって、変えたい人にもおすすめなサドルですね。
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