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Kali Audio LP-UNF

| 項目 | 仕様 |
| 周波数レンジ(-10 dB) | 39 Hz~25 kHz |
| 最大音圧レベル | 103 dB SPL |
| ドライバー構成 | (LF)4.5インチ・ペーパーコーンウーファー (HF)1インチ・テキスタイルドームツイーター |
| クロスオーバー周波数 | 1,950 Hz |
| パワーアンプ | 40 W×2、バイアンプ Class D |
| Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX Low Latency |
| 入力端子 | USB-C、Bluetooth(Ver. 5.1)、RCA、TRSフォン |
| 寸法 | 164 W×254 H×186 D mm |
| 重量 | 3.2 kg(プライマリー)、3.0 kg(セカンダリー) |
| 付属品 | 電源アダプタ、プライマリー-セカンダリー接続ケーブル(127 cm)、取扱説明書ダウンロード案内 |
Kali Audioは、JBL出身のエンジニアが2018年に立ち上げたカリフォルニアのスピーカーブランドです。
LP-UNFは、デスクトップミキシングに最適化された「ウルトラ・ニアフィールド」のモニタースピーカーとなっています。

スピーカーと人間の距離が近い状態でも、バランスの取れたサウンドで聴くことができます。
確かに、デスクに直でスピーカーを置いて、至近距離で聴いてもステレオ感はしっかり出ており、正確にモニタリングできる優れものでした。
まずは、製品仕様から解説します。
飛ばしてレビューを見たい方は<LP-UNFをレビュー>を参照ください。
入力端子

まずは、LP-UNFの入力端子を見ていきましょう。
LP-UNFは、プライマリースピーカーとセカンダリースピーカーの2本で構成されています。

入力端子は、プライマリースピーカー側に集約されています。

使える入力は、以下の4種類で非常に豊富。
- TRSバランス端子
- RCAアンバランス端子
- USB-C
- Bluetooth
個人的にはXLRも用意してほしかったのですが、BluetoothとUSB-Cに対応しているのは嬉しいですね。
オーディオインターフェイスやミキサーだけでなく、スマホやPCからの接続にも対応できます。
なお、セカンダリースピーカーはプライマリースピーカーとの接続端子のみとなっています。

付属の専用ケーブルで繋ぐだけで音が出るので、ACアダプタ用の端子などもありません。

自宅環境だと、コンセントの数が少ないので地味に嬉しい点です。
なお、本体にボリュームノブはなく、代わりにプライマリースピーカー側にボリュームスライダーがついています。

青く光っている箇所の左右に+と-のアイコンがついており、触ると音量調整できます。
超ニアフィールドに特化した設計思想

LP-UNFの「UNF」は「Ultra Near Field(ウルトラ・ニアフィールド)」の略です。
0.8m程度の距離でも正確なステレオイメージを得られる、デスクトップ特化型の設計が特長。
通常、バランスの取れた音で聴くためには、モニタースピーカーと人の距離は1m~2mくらいは取りたいものです。

とはいえ、部屋の間取りや家具の配置によっては、そんな奥行きは取れないことも多々あります。
LP-UNFなら、0.8m程度(腕の長さくらい)の距離感でバランスの取れたサウンドになるので、1人暮らしのワンルームでも優れた制作環境を作れます。
この至近距離での定位感を実現している技術の1つが、3Dイメージング・ウェーブガイドです。
上部のツイーター周囲に配置されたすり鉢状の構造で、高域と低域ドライバーの相互作用を最適化しています。

加えて、もう1つの特長がローノイズ・ポートチューブです。
前面下部に空洞が設けられており、壁との距離が近くても低音のバランスが崩れにくい設計になっています。

LP-UNFは、小型の割に低音域はかなりパワフルですが、狭い部屋でも膨らまないのが素晴らしいと思いました。
バウンダリーEQ

LP-UNFの大きな強みとして、設置環境にあわせて調整できるバウンダリーEQがあります。
これは、背面についている青色のディップスイッチを組み合わせることで、さまざまな設置環境にあわせたチューニングに切り替えられる機能です。
どの組み合わせが、どの設置環境に最適化したものか、背面にイラストで説明があります。

なお、バウンダリーEQは主に低域の特性を補正するものとなっています。
そのため、音質が大きく変わるものではありません。
いろんなパターンが用意されているので、ちょっとずつ変化を確認するのも楽しいです。
付属品

- 電源ケーブル(3芯)
- ACアダプタ
- プライマリー-セカンダリー接続ケーブル(127cm)
- 取扱説明書ダウンロード案内
LP-UNFの付属品は、ケーブル類と取扱説明書ダウンロード案内です。
まず、電源ケーブルは3芯タイプなので、通常のコンセントに指すには2芯に変換するアダプタが必要です。

そして、「プライマリー-セカンダリー接続ケーブル」はプライマリースピーカーとセカンダリースピーカーを接続する専用ケーブルになっています。


長さが127cmと短めですが、通常のデスクであれば十分足ります。
一応、別売りで2.4mの延長ケーブルも販売されているので、必要に応じて購入しましょう。
Kali Audio LP-UNFをレビュー

それでは、LP-UNFを細かくレビューしていきます。
初めに総評すると、「スペースの限られた自宅環境では、めちゃくちゃ良い」です。
今は5万円以内で、こんなに良いスピーカーがペアで買えるのね…としみじみ。
原音に忠実でモニタリングに適した音質

LP-UNFをFOCUSRITE Scarlett Solo gen.4に接続。自身の音源のミックス作業に使ってみました。

音の印象は、全体的にフラットで原音に忠実なサウンドです。
細かい部分まで正確に再現されており、モニタースピーカーとしてとても優秀な製品だと感じました。

低域は4.5インチのウーファーとしてはしっかり出ており、存在感はありつつも中域・高域とのバランスも良いです。
アコースティックギターのアタック感、ボーカルの輪郭もハッキリ出るので聴き取りやすく感じました。
筆者が20年近く愛用しているYAMAHA MSP5 STUDIOと比べると、LP-UNFは低音域の質量が大分豊かに感じました。

あと、こうやって比べてみるとMSP5 STUDIOは高音域が強いですね…。
LP-UNFのほうがフラットで正確な印象を受けました。
5万円以下のモニタースピーカーとしては、LP-UNFはかなり完成度高いです。
USB-CやBluetooth入力も対応しているので、普段のリスニングでも使いやすいところもポイント高いですね。
近距離かつデスク直置きでもバランスが良い

LP-UNFを使ってみて、一番良いと思ったのは自宅環境でも性能を発揮しやすい点です。
レビューするにあたって、あえてスピーカーをデスク直置きにして近距離で聴きましたがバランスが崩れません。
MSP5 STUDIOを同じ条件で設置して聴き比べると、さすがに低音域は膨らみますし、定位もぼやけます。
やっぱり、スピーカーと自分の距離を1mくらいは離したいですね。

1人暮らしの部屋だと、そんな奥行き取れないことも多いので、LP-UNFが最適になるケースはかなり多いんじゃないかと思いました。
ちなみにバウンダリーEQで低域のバランスを調整できますが、自分の環境だと必要ありませんでした。

とはいえ、環境にあわせて細かく調整できるのは良いですよね。
付属の専用ケーブルが短い

LP-UNFは、左右のスピーカーを専用ケーブルで接続する必要がありますが、専用ケーブルが127cmなので短いです。
実際、うちのテーブルだとケーブルの長さが届きませんでした。

延長ケーブルが販売されているので、追加で買えば対応できますが、付属品だけだと設置パターンが限定されます。
逆に、入力端子や電源ケーブルの挿し口が、プライマリースピーカー側に集約されているのは地味に助かりますね。

コンセントが一口で良いのは、自宅環境だと非常にありがたいです。
ちなみに、プライマリースピーカーはデフォルトでは左チャンネルですが、設定で右チャンネルに変えることもできるみたいです。
コンセントの位置によっては、プライマリースピーカーを右配置にしたいときもあるので覚えておくと良いでしょう。
Kali Audio LP-UNF まとめ

- 狭いデスク環境でも正確なモニタリング・定位感を得られる
- サイズ感の割に低音域が出ており、原音に忠実な正確なサウンド
- 付属の専用ケーブルは短いので、環境によっては別売りの延長ケーブルが必要
ぎたすけ
たけしゃん
Kail Audio LP-UNFのレビューでした!
筆者は、YAMAHA MSP5 STUDIOを長年使い続けていますが、今は同価格帯でこんなに高性能な製品があるんだなとしみじみ…(笑)。
今や自宅で音楽制作や動画制作することが当たり前になったので、LP-UNFが最適な人は多そうだなと感じました。
狭いスペースでも、正確にモニタリング環境を構築したい人におすすめのスピーカーです。
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