評価:4.5
ぎたすけ
たけしゃん
BX9/3.0でボーカル録りした音源
読みたい場所をクリック!
audio technica BX9/3.0
![audio technica BX9/3.0](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/BX9-3.webp)
audio technicaから2022年7月に発売されたマイクケーブル BX9/3.0です。
導体、シールド線、コネクターなどにプロ仕様の素材を使った、本格的なマイクケーブルです。
これまではaudio technica製のXLRケーブルは安価で質も良いATL458Aくらいでした。
![audio technica ATL458A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/atl458a-1.webp)
ATL458Aは安い割に音も良く、丈夫で使いやすいので非常に人気が高いケーブルです。
一方でプロ仕様の高級ケーブルの選択肢がなかったんですよね。
AT4040の利用者など、オーテク製の高級マイクケーブルが欲しかった人は多く、その要望に応えた製品です。
![audio technica AT4040をBX9で接続した](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/AT4040-BX9-3.webp)
なお、公式ではAT2020、AT2035、AT2040、AT2050、AT4040との使用をおすすめしています。
まずはBX9/3.0の製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<audio technica BX9/3.0>を参照ください。
製品仕様 目次
プロ仕様のケーブル
![audio technica BX9/3.0のケーブル断面図](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/bx9-1024x519.webp)
BX9/3.0はプロ仕様で標準的な4芯構造で、導体はOFCを採用しています。
ケーブル径は6.0mmなので、標準的な太さです。
![audio technica BX9/3.0](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/BX9-5.webp)
触った感触が高級ケーブルですね。
OYAIDEのケーブルと比べると、細めでしなやかです。
![OYAIDE PA-02](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/Oyaide-pa02.webp)
自宅での利用だとケーブルのしなやかさはかなり重要ですが、BX9/3.0はちょうどよいレベルですね。
ノイトリック社製プラグ
![audio technica BX9/3.0のコネクター部分](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/BX9-4.webp)
BX9/3.0は定番のノイトリック製のプラグを使用しています。
プラグカラーもシルバーではなく、ブラックが採用されています。
![audio technica AT4040をBX9で接続した。下部を横から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/AT4040-BX9-1.webp)
audio technicaのコンデンサーマイクとは親和性が高いですね。
ライブ配信などに映すにもブラックカラーでまとめたほうが映りが良いです。
![audio technica AT4040をBX9で接続した。下部](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/AT4040-BX9-2.webp)
なお、ケーブルの長さは3mのみです。
自宅で使う分には3mがちょうど良いです。スタジオで使うには短いかもしれないですね。
audio technica BX9/3.0をレビュー
![audio technica AT4050](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/AT4050-26.webp)
それでは、BX9/3.0を細かくレビューしていきます。
メリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
音も使い勝手も非常に良いです。
マイクメーカーとして有名なaudio technica製のケーブルというのもポイント高いですね。
一方で約6,000円とそれなりの価格なので、音質とコスパのどちらを優先するか迷うところですね。
レビューの目次
原音に忠実でピュアな音質
![audio technica AT4050 横から撮った](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/06/AT4050-29.webp)
audio technica AT4040、AT4050を使って、色んなマイクケーブルで歌を録り比べしてみました。
録り比べしたケーブル
- audio technica ATL458A
- OYAIDE PA-02
- BELDEN EC-1192A
BX9/3.0
![audio technica BX9/3.0](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/BX9-2.webp)
audio technica ATL458A
![audio technica ATL458A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/atl458a-1.webp)
BELDEN EC-1192A
![BELDEN 1192A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/01/BELDEN-1192A-3.webp)
OYAIDE PA-02
![OYAIDE PA-02](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/Oyaide-pa02.webp)
比較してみると、BX9/3.0はOYAIDE PA-02に近いですね。
原音のピュアな音をそのまま運んでくれるイメージです。
2,000円くらいのケーブルと比べると、音の質感に差を感じます。
AT4040などにそれなりのオーディオインターフェイスを組み合わせるなら、BX9/3.0くらいのケーブルを使いたいですね。
程よい硬さでしなやか
![audio technica BX9/3.0](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/BX9-5.webp)
BX9/3.0は低価格帯のケーブルと比べると太くて硬めです。
一方でOYAIDEなどと比べると、細くしなやかなので自宅で使うにもちょうど良いレベルです。
この硬さは自宅利用ではかなり重要です。
僕自身、OYAIDE PA-02を使わなくなったのは、硬すぎて撮影や配信での取り回しがきつかったからなんですよね。
![OYAIDE PA-02](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/Oyaide-pa02.webp)
自宅だとスタジオと違って狭い空間にケーブルを這わせるので、ある程度のしなやかさは必要です。
その点、BX9/3.0は程よいので撮影・配信に使うにも最適です。
また、ケーブルタイがついており、長さを自由に調整できます。
![audio technica BX9/3.0はケーブルタイがついている](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/bx10.webp)
必要な長さのケーブルだけ取り出して、あとはケーブルタイでまとめておくことができます。
僕の家も普段は1mもいらないのでケーブルタイがあると整理できて便利ですね。
コスパで考えるとATL458Aが良い
![audio technica ATL458A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/atl458a-1.webp)
BX9/3.0は音質も使い勝手も良いですが、コスパでは圧倒的にATL458Aが優れています。
ATL458Aは2,000円半ばで買えて、音質も耐久性も及第点は超えています。
ATL458Aで録った動画
BX9/3.0のほうが良質なのは間違いないですが、音質をシビアにこだわりたい人以外はATL458Aで十分かなと感じました。
なので、BX9/3.0は下記のような方におすすめのケーブルですね。
- 仮歌やナレーションなどのお仕事を請けている人
- ボーカル、アコギなどマイク録音の品質にこだわりたい人
- 長期でハードに使える丈夫なマイクケーブルが欲しい人
マイクケーブルは宅録で使う分には、そうそう買い換えないので良いものを買っておくと長年使えます。
audio technica BX9/3.0 まとめ
![audio technica AT4040をBX9で接続した。下部](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/07/AT4040-BX9-2.webp)
- 2022年7月に発売されたaudio technicaのプロ仕様マイクケーブル
- 素材はプロ仕様だが、自宅での宅録・ライブ配信に適した作りになっている
- 音質は原音に忠実でピュアなサウンド。ノイズも入らない
ぎたすけ
たけしゃん
audio technica BX9/3.0のレビューでした。
マイクとケーブルをaudio technicaで揃えたいけど、ATL458Aより高いレベルのものが欲しかった人は多そうですよね。
BX9/3.0はその要望にしっかり応えてくれるマイクケーブルです。
ぜひ、ATシリーズのマイクを使っている人は試してみてください。
関連記事
![audio technica ATL458A](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2022/02/atl458a-1-160x160.webp)
![TLM102にキクタニポップガードPO-08を付けたところ](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PO-8-10-160x160.webp)
![RODE PSA1のアームを伸ばした状態。左から撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/09/PSA1-22-160x160.webp)
![コンデンサーマイクを10本並べた画像](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2021/11/condencer-mic-160x160.webp)
![BETA58とSM58](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2020/10/beta58_6-160x160.webp)
![AUDIENT EVO4 駆動しているところ。Macbookとセットで撮影](https://hikigatarisuto-labo.jp/wp-content/uploads/2023/08/EVO4-11-160x160.webp)
よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめランキングベスト10【2024年版】 〜プロアーティスト使用マイクも紹介〜
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
ギター初心者も弾ける簡単な曲 おすすめ50選。練習時のポイント解説付き
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介
Bmコード(ビーマイナー)の押さえ方。ギターでキレイに鳴らすためのコツや良く使うコードフォームを解説